雷神(新潮文庫)

雷神(新潮文庫)

935円 (税込)

4pt

あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった――。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人(ゆきひと)を襲った脅迫電話。電話の主が店に現れた翌日、娘の夕見(ゆみ)から遠出の提案を受ける。新潟県羽田上(はたがみ)村――幸人と姉・亜沙実の故郷であり、痛ましい記憶を封じ込めた地だった。母の急死と村の有力者の毒殺事件。幸人らが村を訪れると、凄惨な過去が目を醒まし……。最後の一行まで最上級の驚愕が続くミステリ。(解説・香山二三郎)

...続きを読む

雷神(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    道尾さんの神シリーズ?雷神。
    哀しいスタートから惹き込まれました。

    構成・展開は相変わらず巧みです。雰囲気は初期のダーク系ミステリーに近いですが、伏線等はより洗練され、中盤から一気読みでした。

    過去の作品にも登場した、あるキャラが出てきますが、覚えてない・・・読み直さねば〜。

    単独でも面白かっ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月29日

    タイトルだけ見て、『難しそうだなぁ、最後まで読めるだろうか』と思い読み始めた。
    読み始めたら、面白くてやめられなくなった。
    もう一度初めからじっくり読み返してみたい。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月29日

    まず、時系列が前後しているのに、すぐその場の情景が浮かんでくる文章力がすごい
    手紙の改竄「2本の線を〜」のところで、南人から幸人へ「お前には幸せになって欲しいから枠を外した」という文章が蘇り、ああ救いようがないなと思ったけど、斜め上をいった
    だからこそ、犯人がわかった瞬間鳥肌が凄かった
    物語はたった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    最初から最後までドキドキが止まらなくて最高!
    面白かった〜!
    2つの事件がどうなっていくのか最後まで楽しめました!

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月24日

    羽田上村にある雷電神社で催される神鳴講という祭りに関連する30年前の事件の真相を解明する物語だが、隠された謎が次第に明確になっていく過程が楽しめた.村で居酒屋を営む藤原南人(みなと)・英(はな).祭りで供するキノコ(タゴ)汁の準備に駆り出された英が水死体で発見されたのが事件の発端.子供の幸人と亜沙美...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    物語の序盤で2つの事件が語られどういうふうに繋がっていくのかと思いながら読んでましたが、最後まで読んで「なるほどぉ!そういうことか!」と鳥肌ものでした。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    思いも寄らない結末。この世にはどんな神様もいない...物語の最後の一行が刺さる。時として神はなんと残酷な事か。それぞれが秘密を持ち、あの時こうしておけば、そしてお互いを思い遣る気持ちがすれ違い、更に不運が重なり衝撃の結末に...

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    久しぶりに道尾秀介さん作品を読みました。やっぱり良い。ラットマンやシャドウ、龍神の雨あたりも読みやすくて好きです。
    道尾秀介さんの本は、どんでん返しがちょうどいい塩梅なんですよね。向日葵の咲かない夏は別物ですが⋯

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    「最後の一行まで最上級の驚愕が続く」と書いてありつい気になって読んでみたら、最後の一行で「あ〜なるほどね」と思ってしまった。しっかりと繋がりがあってとても面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月03日

    奇しくもこの小説を読み終わった今日、九州で落雷があり高校生2人が重体だという。
    それから台湾で大きな地震もあった。

    抗えない自然の恐ろしさ、それから運命の残酷さ。
    現実世界と相まって、とりわけ実感することとなった。
    「あの時こうしてれば…」は、誰しも想像したことがあるかもしれないが、ちょっとしたタ...続きを読む

    0

雷神(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

道尾秀介 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す