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あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった――。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人(ゆきひと)を襲った脅迫電話。電話の主が店に現れた翌日、娘の夕見(ゆみ)から遠出の提案を受ける。新潟県羽田上(はたがみ)村――幸人と姉・亜沙実の故郷であり、痛ましい記憶を封じ込めた地だった。母の急死と村の有力者の毒殺事件。幸人らが村を訪れると、凄惨な過去が目を醒まし……。最後の一行まで最上級の驚愕が続くミステリ。(解説・香山二三郎)
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Posted by ブクログ
作者ならではの複雑なプロット、サスペンス的な要素。丁寧に繰り返させるトリックの説明にはややめんどくささを感じるが、それでもよくこんな幾重にも重なるトリックを考えつき、それをうまくまとめ上げたなと感心します。最後にトリックを解説する迄は犯人には気がつきませんでした。作者お得意の「言葉の解釈の違い」で読...続きを読む者をミスリードさせているのでは、とは思いながら読んではいたのですが。 そして余韻に残る最後のページ。このシリーズは初めてでしたが、他の本も読みたいと思いました。
おもしろかったー! なに?なんで?どういうこと??って謎がどんどん増えていくので結末が気になりすぎて、 後半に向けて読むスピードがどんどん上がって、推理してみる暇もなく一気に読んだ。 ラスト1行まで驚愕~!みたいな宣伝文句で期待値が上がりすぎちゃったのはあるけど、 それでも綺麗に伏線回収されてい...続きを読むくのに感動した。 ああしていれば、ああしていなければ… 因果が絡み合う物語でした。
全体として暗い物語。殺人者の子どもとして生きなくてはならなかった姉弟が雷と記憶に隠された真実に辿り着くまでの物語。 重いストーリーではあるが、随所に施された仕掛けが最後に的を射抜く感じはさすが。期待通りの面白さ。
ちまたでは【神】三部作 とよばれる 「龍神の滝」「雷神」「風神の手」のうちの1冊。 道尾秀介さんの著書 「背の眼」 のようにその土地に残る民習や習慣・行事のようなものが深くかかわってくる話で、読み進めるたびに引き込まれていきます。 文庫本の裏のあらすじに「あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すこと...続きを読むはなかった……」とありますが、個人的には、本書の中で雷は2度も3度も落ちていて、どのことを言っているのかハッキリしません。が、おそらく初回のベランダから落ちたある種の「雷」なのかな…。と思いました。 だれかが誰かを強く想っている。そして、その想いを巡る旅。というのが僕の本作における解釈で、だからこそよみ進める度に深く物語に入り込めたのかなと。 本作はどんでん返しというか、納得させられるというか。とにかく道尾秀介さんの本の中でも少し角度の違う「はぁ〜」を感じられる1冊となっているので、ぜひ読んでみてほしいです。
さすが道尾秀介ってかんじの終わり方。 ちょっとずつ違和感あるような無いような伏線まみれで、気がついたらそーゆーことか、、に引き込まれた。 ずっと暗くて希望のない展開だけど、それでもどこか希望を探してる感じが道尾秀介の気持ち良い気持ち悪さでした
私にとっては初の道尾秀介作品でした。 そういうことだったのかという、予想外の真相が次々と明らかになり、一気に読んでしまいました。 でも、読み終わったあと、私のなかを満たしたもの--それは、謎解きのおもしろさだけではなかった。 大切な人を守りたいという、必死の祈りの連鎖、それに対する深い敬意を感じずに...続きを読むはいられませんでした。
道尾さんの小説らしいどんでん返しが何ヵ所にもある一冊。ただ、ミステリー自体はやや強引な感じは否めないので、どんでん返しのためのミステリーという印象を私は感じました。ただ、物語の哀愁がとても出ておりミステリーとしてよりも日常や過去を思い出している描写がとてもいい感じだなと個人的には思いました。
さすがは道尾さん やっぱり面白い ゆっくり読もうと思ってたのに 気になって気になって 一気読みしちゃった あーそうだったのか すっかり騙された
前半のゆったり具合に比べ、後半の物語の加速度がすごい。逆に言えば、一気に後半に詰め込みすぎ感があり。 最後2行のどんでん返しがすごい!と書かれていたが、そこは別にそんな…?っていう感じでした。衝撃的などんでん返しというにはちょっと弱すぎる。
物語全体の不穏な雰囲気や、丁寧な伏線回収がよかったです。個人的な好みの問題かもしれませんが、どの登場人物にもあまり感情移入できず、クライマックスもなんとなく淡々と読み進めてしまいました。ただ、ラストは虚しさのような余韻が感じられて好きです。
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