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Posted by ブクログ 2023年10月30日
全編残すことなく全てのシーンが暗くて冷たくて異様。シンプルかつ無駄のない文章で描かれる底気味悪い6つのストーリー。
最後は毎回どんでん返し。予想できてしまうところも多かったけどそれでも満足できる面白さでした。
鬼という言葉の語源は「隠(オヌ)」、つまり目に見えない存在を指す言葉だそうで、語源の通り...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月10日
2006〜08年にかけて『野性時代』に掲載された作品を
まとめて単行本化された、初の短編集。
デビューからまだ2年、からの作品だから驚き。
6つの物語からなる本作。
どれも仄暗い物語ですが、
不思議で幻想的なアプローチに一気に惹かれました。
それぞれの作品が一筋縄ではいかず、
必ず驚かせてくれると...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月27日
これも友人Kからお下がりでもらった一冊。
久しぶりに道尾秀介の作品を読んで思ったことは、道尾秀介の情景描写の美しさ。
その場の音や色や空気がまるでここにあるかのように感じられる彼の文章がやっぱり好きだと思った。
構成は、6つの短編集。
それぞれは独立しているけれど、パラレルワールドのようでどこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月03日
人のなかには、最初から眠っている鬼がいて、それが6人のSをきっかけにして、少しずつ目覚めていく物語。
自分にとって妬ましい相手だったり、唆してくる相手だったり、異常な愛への執着をうむ相手だったりする。
きっと誰にもSはいて、自分がいま、どの段階の鬼なのかはわからない。
ゆえに、この物語は哀しく恐ろし...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月18日
「道尾秀介」の短篇集『鬼の跫音』を読みました。
「道尾秀介」作品は2年ちょっと前に読んだ『カラスの親指 by rule of CROW’s thumb』以来なので久しぶりですね。
-----story-------------
謎の男「S」が仕掛ける6つの罠。
刑務所で作られた椅子に奇妙な文章...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月15日
見事な狂人達。暴走系と違う、静かなる美しい狂気達を楽しんだ。
どの作品も好きだが、個人的には「冬の鬼」がお気に入りだ。恐らく誰もがやるであろう読み終えてからの逆読み...勿論私もやりました。
どの作品にも当て嵌るのだが、短い中でのストーリーを時系列や綴り方でここまで物語に没頭させる手法が凄い、秀逸...続きを読む
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