片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして……。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。(解説・佐々木敦)

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片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月27日

    思い込みが激しい人ほど騙される作品。
    解説にもある通り、文体が軽くて読みやすかった。
    片眼の猿という意味と、この本の主題が面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月18日

    盗聴専門の探偵が、受けた依頼によって巻き込まれる事件
    彼を取り巻く人々やその過去
    新しくスカウトした同業の女性

    複数の要素が出てくるけど、短い章立てで組み立てられていてするすると読める
    でも、この"するする読める"ということすらたぶん罠

    本を読むとき、目の前にあるのは文章だけ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月28日

    ミステリーだけではなく、外見や見えるものだけで判断することついて考えさせられた。
    自分の外見を気にしないからこそ強いのだと。
    そして、どんな人にでもただの一人の人として向き合うことの意味を学んだ。
    ミステリーとしてではないがとても面白い作品だった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月29日

    とても良かった!犯人が想像ついてしまっていたので、そこは少し残念だったけど、それよりも主人公の心情や周囲の人たちとの関係がとても良かった。
    大好きな叙述トリックでいえば、もう最初の章から騙された。そしてそれを知った後も勘違いしていたとは…うまいなぁ
    冬絵と同じ悩み持ってる…

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    またしても友人Kからのお下がり本。

    この作品の主人公は「主人公」感が強い。
    道尾秀介特有のヌメっとしたテイストはありつつも、「こいつならやってくれるんじゃないか」ふとそう期待してしまうような、常にどこか光を感じるようなストーリーだった。

    終盤のシーンは、まるでアクション映画を見ているかのような疾...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月28日

     如実トリックの魔術師こと、道尾さんの小説。全体的に伏線を張り巡らす形で展開していくストーリー。残念なのは、如実トリックの部分が物語を根本から覆すようなギミックではなかったことですかね。ただ、さすがに楽しい。ちなみに、この人が作成に協力した謎解きは、今までの中で一番楽しかったです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月24日

    ミステリーの要素もさることながら、メッセージ性も強い作品。人間は自分と違うものを虐げる。虐げられた人間は時に傷つき、心にも傷がつくりそれでも前を向いて歩いていく力が人間にはある。そう気づかせてくれた作品。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月09日

    マスターの深海魚エピソードが引っかかった。
    未知の領域への知的欲求という希望的側面も感じるし、
    結局は同族しか寄りつかないという諦念も感じる。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月05日

    片目の猿という題名だけ見るとちょっとホラーチックな感じだが...

    ライトな読み応え、読後の爽快感、所々に隠されたヒント等など気持ち良く読むことが出来た

    なんとなく読んだ感覚がが同作者の「カラスの親指」に近いかなと感じた、もちろんいい意味で

    ラストのラスト
    「目に見えているものばかりを重要視する...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月24日

    人を見た目や先入観だけで判断してはいけないなと思わされた一冊。
    登場するキャラクターたちが個性的というか明らかにヘンでおもしろい。
    ラストでの怒濤の伏線回収連発でヤラれっぱなしになるのが気持ちいい。

    0

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