カササギたちの四季

カササギたちの四季

小説・文芸
638円 (税込)

3pt

リサイクルショップ・カササギは今日も賑やかだ。理屈屋の店長・華沙々木と、いつも売れない品物ばかり引き取ってくる日暮、店に入り浸る中学生の菜美。そんな三人の前で、四季を彩る4つの事件が起こる。「僕が事件を解決しよう」華沙々木が『マーフィーの法則』を片手に探偵役に乗り出すと、いつも話がこんがらがるのだ……。心がほっと温まる連作ミステリー。

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カササギたちの四季 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    春夏秋まで冒頭に出てくる和尚のイメージは最悪でしたが、冬に和尚の寺で一泊してからそのイメージは一変しました。
    一見怖い人でも見方を変えて見てみると意外な発見があるものですね…!勉強になりました。

    文章も読みやすく内容も面白いため、あっという間に読み切ってしまいました。
    まだこの3人の物語を読んでいたいのですが、おそらく続編はないんですよね…。残念です。

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    「嘘」を基点とした物語。誰かの嘘に嘘を重ね の推理を正当化する。あくまで謎の解決はその結果生まれたものだという展開が面白い。
    面白かった…と同時にこれだけ複雑な展開を明瞭に違和感なく落とし込める道尾さんの技量に感服する。

    0
    2025年01月07日

    購入済み

    為替のよう…

    道尾さんの作品というだけで読み始めた
    読み終わったのは買ってから2か月後
    明智小五郎は大好き
    が、なんだか主人公と明智小五郎とが
    重なって
    上下動の少ない波形を感じながら
    単調さに次頁への欲求が わかない

    が、和尚が手紙を読んでいる途中
    大の男が電車内で涙ぐんだ
    嫌じゃない

    感想とかレビューじゃないけど
    なんだか、これを書きたくなったから。

    やっぱり紙媒体が好き
    読んでいる自分の様子も。

    0
    2014年11月02日

    Posted by ブクログ

    最近SNSで本作者の小説をよくみかけたのでうちで積読になっていたこの作品に手をつけました☺️
    主人公と突拍子もない推理を展開するカササギさん。そして悪徳和尚。
    でも最後の最後で和尚のストーリーがすごくよく心にじんときました。
    カササギさんが推理できる伏線と主人公の本丸への伏線とで二重になっているのに、わかりやすいストーリー展開でこの作者の他作品も読んでみたくなる一作でした。

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    何年かぶりに引っ張り出してきて再読。
    良い、とても。
    ヒグラシの影の苦労や、カササギとナミちゃんの明るい暴走。
    カササギはキャラが良すぎて憎めない。
    ナミちゃんもしっかりものだし。
    相変わらず続編希望。

    0
    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

    ほのぼのとしたミステリー。リサイクルショップカササギが4つの事件に遭遇していく。最初は道尾秀介作品にしてはもの足りなさを感じて読んだけど、4部それぞれ同じ始まり方にドラマのようなワクワク感があったり、最後には、ある意味どんでん返しのような展開があったり、なんだかじーんとくるような作品だった。

    0
    2023年02月19日

    Posted by ブクログ

    「道尾秀介」の連作ミステリー作品『カササギたちの四季』を読みました。

    『鬼の跫音』、『龍神の雨』、『球体の蛇』、『光媒の花』、『月の恋人―Moon Lovers』、『月と蟹』に続き「道尾秀介」作品です。

    -----story-------------
    開店して2年。
    店員は2人。
    「リサイクルショップ・カササギ」は、赤字経営を2年継続中の、ちいさな店だ。
    店長の「華沙々木」は、謎めいた事件があると、商売そっちのけで首を突っ込みたがるし、副店長の「日暮」は、売り物にならないようなガラクタを高く買い取らされてばかり。
    でも、しょっちゅう入り浸っている中学生の「菜美」は、居心地がいいのか、なかなか帰ろうとしない―。
    でも、この店には、少しの秘密があるのだ――。
    あなたが素直に笑えるよう、真実をつくりかえてみせよう。
    再注目の俊英による忘れ得ぬ物語。
    -----------------------

    「リサイクルショップ・カササギ」の店長「華沙々木(かささぎ)丈助」と、その高校時代の友人で副店長の「日暮(ひぐらし)正生」、「リサイクルショップ・カササギ」に入り浸っている中学生の「南見菜美」の三人が、周囲で巻き起こる謎めいた事件を解決する、ほのぼのとした温かな雰囲気のミステリ作品… 「道尾秀介」作品にしては珍しく軽い感じの内容で、心地良く読み進められましたね、、、

    好奇心旺盛な「華沙々木」が自ら探偵役を買って出て事件に首を突っ込み、的外れな推理で誤った謎解きをするのですが… 「華沙々木」のことを慕っている「菜美」を悲しませないために、「日暮」は事前に事件の真相と「華沙々木」の誤った真相を推理して、「華沙々木」の推理が正しいものだと思えるように細工をしてフォローをするという展開が面白いですねぇ。

    「日暮」の涙ぐましい努力に同情しながら、それを愉しみながら読みました。

     ■春 鵲(かささぎ)の橋
     ■夏 蜩(ひぐらし)の川
     ■秋 南の絆
     ■冬 橘の寺
     ■解説 米澤穂信


    『春 鵲の橋』は、「リサイクルショップ・カササギ」の店内で発生した「ブロンズ像放火未遂事件」を解決する物語、、、

    狙われたのは、売約済みの札を貼ったブロンズ像… 容疑者は、事件の二日後に店内にハンカチを落としたという小学三年生くらいの少年と、価値があるとは思えないブロンズ像を買いに来た怪しげな男性客。

    実はブロンズ像には隠された仕掛けが… 少年の母を思う気持ちにほろりとさせられる作品でした。


    『夏 蜩の川』は、「リサイクルショップ・カササギ」の取引先の木工所で発生した「神木損壊事件」を解決する物語、、、

    老舗の木工所から、新しい従業員の部屋の為の家財道具一式を揃えて欲しいという大口の依頼に応えるために、顧客の元を訪れた三人は、神社の御神木が何者かに傷付けられた事件に首を突っ込む… 容疑者は、この木工所で働く若い弟子の「宇佐見」と、新たに弟子として正式採用された「早知子」。

    「華沙々木」の推理と同じく、先輩格の「宇佐見」が怪しく感じられる展開でしたが… 実は全然違う動機を持った、もう一人の容疑者の犯行でしたね、、、

    木工職人に憧れた女性の夢と現実のギャップ… ですかね、でも、ちょっと身勝手な動機に感じられましたね。


    『秋 南の絆』は、一年前の秋に「リサイクルショップ・カササギ」の取引先の豪邸で発生した「マルちゃんヤケ食い事件」を解決する物語、、、

    高級な家財道具を格安で引き取って欲しいというVIPな依頼があり、早速、依頼主の元を訪れると、引き取る家財道具はすべて、離婚した元亭主の持ち物で、依頼主はその妻だった… そして、その家には小学6年生の一人娘「菜美」がおり、彼女は、父親の家財道具が運びだされる様を悲しい目で見つめていた。

    「華沙々木」と「日暮」が「菜美」と出会うエピソード… ある日、彼女の家に泥棒が入り、盗まれたのは、彼女の母親が可愛がっていた猫の「ナーちゃん」で犯行時刻と思われる深夜には、この家に侵入しようとする不審な人物の姿が目撃されていた、、、

    泥棒の正体には驚かされましたが、その動機を知ると、切ない気持ちでいっぱいになりましたね… 犯人と「日暮」の約束は、早く果たされるといいですね。

    それを見届けるまで、三人の不思議な関係は続くんだろうなぁ。


    『冬 橘の寺』は、これまでの三話で毎回「日暮」にロクでもないものを高値で売りつけていた黄豊寺の住職が大切にしていた亡き妻との思い出の貯金箱が割れれるという事件を解決する物語、、、

    黄豊寺の住職から、蜜柑狩りに誘われた三人は、中学2年生になる住職の一人息子「宗珍」とも仲良くなり、寺で楽しい時間を過ごすが、外では突然雪が降り出し、道路にも積もってしまい、黄豊寺で一夜を明かすことになる… その明け方に寺に泥棒が侵入し、住職が大事にしていた亡くなった妻との思い出の貯金箱が割られ、「華沙々木」は「宗珍」の犯行ではないかと推理する。

    「華沙々木」から推理を聞かされた「宗珍」は、「菜美」の反抗と疑っていたことから、「菜美」を護ろうと思い、自分の犯行だと認めるが、違和感を感じた「日暮」は別な推理を… 最終的には真犯人が囚われるのですが、その際は、大学でラグビー部の主将だった住職が大活躍、、、

    その後、住職が蜜柑の接ぎ木(紀州蜜柑/温州蜜柑)を例えに「宗珍」を諭すシーンはじーんとしましたね… これまで「華沙々木」の推理を信じ込んでいると思っていた「菜美」が、実は影の立役者「日暮」の才能に気付いているということを示唆させる幕引きも良かったですね。


    ちょっとライトな感じを漂わせつつ、ちょっとコミカルで、優しく心にじんわりと沁み込むような作品でした… 久しぶりに誰も死なないミステリを読んだかな、、、

    心温まる連作集… 続篇が描かれることを期待しています。

    0
    2022年10月19日

    Posted by ブクログ

    道尾秀介の作品はホラーのイメージが強かったけど、こんな作品もあったんだ、と意外に思った。無責任に見当違いな推理を披露するカササギに、フォローする日暮。2人のバランスがよかった。

    0
    2021年04月29日

    Posted by ブクログ

    題名にある通り、四季に関する四つの事件が収められており、読み終わったあと、推理ものにも関わらずどこか心が温かくなる作品だった。

    0
    2021年04月04日

    Posted by ブクログ

    日常系短編ミステリ風小説…というようなジャンル。
    最後のお話はほっこりして面白かった。
    続編もありそうな終わり方だった。

    0
    2021年01月04日

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