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Posted by ブクログ
3章+エピローグで構成される物語。
どの章も、登場人物が遺影専門の写真館•鏡影館を訪れるところから始まります。
昔の恋人との思い出を回想する、病気で余命わずかの女性(第一章 心中花)
学生時代の同級生と悪い奴らを倒した記憶を振り返る男性(第二章 口笛鳥)
死の間際に、生前自分が犯した大きな罪を告白する老女(第三章 無常風)。
ささいな嘘がきっかけで、その後の運命が大きく左右されーー
何年もの月日を経て、謎が解明していく。
どのお話も繋がっており、さすがは道尾さん、伏線回収が綺麗だなぁと毎回感心させられます!
数ある道尾作品の中でもセンスが溢れた作品だと思います。
個人的には、第二章 口笛鳥が特に好き。まめとでっかちの関係性が良い!
Posted by ブクログ
積読してたので読んでみた。
大ベテラン漁師のささいな嘘が、女子高生と若き息子漁師の運命を変える-「心中花」
まめ&でっかち、小5の2人が「鏡影館」で遭遇した事件-「口笛鳥」
自らの死を前に、老女の社長は過去の許されざる罪を打ち明ける-「無常風」
各章で出てくる登場人物達が、時代を超えて繋がり合う、まあそれはそれはあちこちでつながり合うので、読んでいて「あぁ、この場面はこういうことだったのか!」と何度もなります。
「上上町」と「下上町」の間にら流れる「西取川」の護岸工事にて、有害物質が川に流れ、隠蔽が発覚してしまう事件が発生。
下町に住む家族、遺影専門店「鏡影館」、有害物質隠蔽してしまった「中江間建設」の社長家族、新しく工事を請け負った「野方建設」の社長老女等々、異なる視点から同じ瞬間が描かれています。
一つのほんの些細な行動や言動により、その後数十年苦しむことになったり、生まれるか否か自体が左右されたり、かけがえのない思い出となったり…
普段の日常の出来事一つ一つが、思いもよらぬ事柄で互いに影響しあい運命を変えることもあるのだなと、人生は面白いなと思いました。
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