【感想・ネタバレ】雷神(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった――。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人(ゆきひと)を襲った脅迫電話。電話の主が店に現れた翌日、娘の夕見(ゆみ)から遠出の提案を受ける。新潟県羽田上(はたがみ)村――幸人と姉・亜沙実の故郷であり、痛ましい記憶を封じ込めた地だった。母の急死と村の有力者の毒殺事件。幸人らが村を訪れると、凄惨な過去が目を醒まし……。最後の一行まで最上級の驚愕が続くミステリ。(解説・香山二三郎)

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ネタバレ

今までで読んだ中で一番好きなミステリーです。ある程度予想しながら読んでいたのですが、完全に裏切られました。ミスリードに引っかかったのがこんなに嬉しいことはありません。早く続きを読みたいと思わせられました。お気に入りの作品です。

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2025年03月13日

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ネタバレ

あー面白かった!
伏線回収の最後の謎解きまできたきた!となってわくわくした!
父親はともかく友達が30年間口を閉ざしたのが
ほんとに愛がすごいと思った。
それだけあの学生時代救われたんだと思うと2人の友情に泣けた。
最後はぬるっとしたイヤな感じで終わるのも嫌いではない

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2025年02月13日

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ネタバレ

最高。

久し振りに移動時間や寝る前の時間が待ち遠しくなる本に出会えた。

30年前、心優しい姉が母親の仇を取るためにお祭りのキノコ鍋に毒を盛った。
事実を知った主人公の父は自らが罪をかぶり、娘が責められぬよう、娘の失った記憶が戻ることがないよう、一生を終える。

15年前、主人公の心優しい娘のささやかな心配りが原因で、妻が事故に遭い亡くなってしまう。
主人公もまた、その事実に娘が気付くことがないよう、秘密を胸に抱えて一生を終えると決意する。

2つの事件が絡み合い、さらなる凄惨な事件を引き起こす。
冬の雷の無慈悲さが心を打つ。

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2025年01月14日

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ネタバレ

2本の線がどこに加わったのか、手紙を注意深く読んだが、すぐには気付きませんでした…
雷と雪の字が似ていることに加え、手書き文字の妙が活かされたトリックだと感じました。
最後の1行もそうですが、最後から2行目を読んだときにハッとさせられました。

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2024年12月15日

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色々なところで伏線が繋がっていた。自然という理不尽さや、たった一つでも何か変わっていたら今は違っていたかもという主人公の幸人の葛藤が印象的。

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2025年12月07日

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ネタバレ

とにかく切なく哀しい話。

全ては誤解と嘘と優しさが招いた事件。

皆、誰かを守ろうと口を噤む。

そして最低人間の登場。

神はいないのか?!?!

夕見には幸せになってほしいと、私も心から願う。

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2025年08月31日

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しょっぱなから不穏な空気を纏っており先が気になりスルスル読み進めた。
最後まで畳み掛けるようにどんでん返しがあり入り組んでおり犯人が誰なのかぜんぜん読めない。
最後の1ページまで不穏で良かった。

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2025年08月25日

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読み始め。道尾秀介さんの作品は3本目。第1章(34/375P)が終わったところだが、もう面白い。道尾さんの作品は、なにかが起こる前でも、このあと良からぬことが起きるんだろう、起きてしまうんだろう、、、という不穏さがにじみ出ていて、魅了される。作中の謎に対して、すでに「これってもしかしてこういうこと?」と思わせられているが、きっと良い意味で裏切られるんだろう・・・。楽しみ。

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2025年09月25日

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主人公である父・幸人がポエミーすぎる!
不気味で陰鬱な雰囲気に先の展開がとにかく気になって夢中で読み進めるのだけど、心理描写がポエミーすぎて途中「こんなおじさんには付き合いきれん!」と思ったり。
集落、独自の風習、伝承、権力者、余所者など仄暗い陰りを感じる田舎特有の怖さが常に付き纏うのがとてもよかった。

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2025年08月10日

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埼玉で小料理店を営む幸人のもとに

ある脅迫電話が・・・


そして

幸人は娘と姉と三人で

痛ましい過去を封じ込めた

新潟の故郷へ行くことになる



驚愕が続くミステリーで

夢中になれました。

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2025年07月26日

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作者ならではの複雑なプロット、サスペンス的な要素。丁寧に繰り返させるトリックの説明にはややめんどくささを感じるが、それでもよくこんな幾重にも重なるトリックを考えつき、それをうまくまとめ上げたなと感心します。最後にトリックを解説する迄は犯人には気がつきませんでした。作者お得意の「言葉の解釈の違い」で読者をミスリードさせているのでは、とは思いながら読んではいたのですが。
そして余韻に残る最後のページ。このシリーズは初めてでしたが、他の本も読みたいと思いました。

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2025年07月13日

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ネタバレ

ミステリに騙されたくて本屋で選んだ。設定も話の運びもわかりやすく、飽きることなく最後まで一気に読めた。最後の展開はめちゃくちゃおもしろかった。

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2025年06月17日

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おもしろかったー!

なに?なんで?どういうこと??って謎がどんどん増えていくので結末が気になりすぎて、
後半に向けて読むスピードがどんどん上がって、推理してみる暇もなく一気に読んだ。

ラスト1行まで驚愕~!みたいな宣伝文句で期待値が上がりすぎちゃったのはあるけど、
それでも綺麗に伏線回収されていくのに感動した。

ああしていれば、ああしていなければ…
因果が絡み合う物語でした。

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2025年05月07日

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全体として暗い物語。殺人者の子どもとして生きなくてはならなかった姉弟が雷と記憶に隠された真実に辿り着くまでの物語。
重いストーリーではあるが、随所に施された仕掛けが最後に的を射抜く感じはさすが。期待通りの面白さ。

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2025年05月05日

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ちまたでは【神】三部作 とよばれる
「龍神の滝」「雷神」「風神の手」のうちの1冊。

道尾秀介さんの著書 「背の眼」 のようにその土地に残る民習や習慣・行事のようなものが深くかかわってくる話で、読み進めるたびに引き込まれていきます。

文庫本の裏のあらすじに「あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった……」とありますが、個人的には、本書の中で雷は2度も3度も落ちていて、どのことを言っているのかハッキリしません。が、おそらく初回のベランダから落ちたある種の「雷」なのかな…。と思いました。

だれかが誰かを強く想っている。そして、その想いを巡る旅。というのが僕の本作における解釈で、だからこそよみ進める度に深く物語に入り込めたのかなと。

本作はどんでん返しというか、納得させられるというか。とにかく道尾秀介さんの本の中でも少し角度の違う「はぁ〜」を感じられる1冊となっているので、ぜひ読んでみてほしいです。

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2025年04月11日

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さすが道尾秀介ってかんじの終わり方。
ちょっとずつ違和感あるような無いような伏線まみれで、気がついたらそーゆーことか、、に引き込まれた。
ずっと暗くて希望のない展開だけど、それでもどこか希望を探してる感じが道尾秀介の気持ち良い気持ち悪さでした

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2025年03月05日

Posted by ブクログ

私にとっては初の道尾秀介作品でした。
そういうことだったのかという、予想外の真相が次々と明らかになり、一気に読んでしまいました。
でも、読み終わったあと、私のなかを満たしたもの--それは、謎解きのおもしろさだけではなかった。
大切な人を守りたいという、必死の祈りの連鎖、それに対する深い敬意を感じずにはいられませんでした。

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2025年02月15日

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道尾さんの小説らしいどんでん返しが何ヵ所にもある一冊。ただ、ミステリー自体はやや強引な感じは否めないので、どんでん返しのためのミステリーという印象を私は感じました。ただ、物語の哀愁がとても出ておりミステリーとしてよりも日常や過去を思い出している描写がとてもいい感じだなと個人的には思いました。

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2025年01月23日

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ネタバレ

3.5くらい。
面白かったというか、面白くなりそう、面白くなりそう、がちょこちょこ続いたけど期待は超えなかったなあという感じ。

雷とキノコと祭りのミステリー。
ミスリードの嵐。
に、よる違和感いろいろ。

幸人に2本線を足して南人にしたのかと思ったら
雪に2本線を足して雷。Qサマって感じのクイズ。お父さんよく咄嗟にこんなこと思いつくな。
お父さんかと思ったらお姉ちゃんキノコ投入。
お姉ちゃん記憶なくしてないふり30年間するの強すぎ。そしてまた一気に記憶蘇って人殺しまくるの波瀾万丈すぎ。
おばあちゃん「死んじまっていいって言ってた」
しんじまっていい→しんでもいい→しなくてもよい
まさかの「死んでいい」ではなく「(手をさすったりなんだりを)しなくてもよい」
アンジャッシュのコントかよ。というようなすれちがい解釈・・・。
そもそも、南人が英に対して「死んでも良い」という感情を持つのは突拍子もなさすぎるし、読者を惑わしたかったんだと思うけど、余計な、いらんおばあちゃん情報だった。
篠林がアザミのこと知ってるからな、、と言ったのはお姉ちゃんが解毒剤として入れたアザミ。夕見が落としたアザミではない。ここも結構時系列のアンジャッシュなんだけど、アンジャッシュしすぎて↓
父(南人)が現れると思ったら若い男(幸人)が現れたもんで、それに対して「子供に話したのか」って言うのはおかしい。「親父から聞いたのか」だよね、自然にするなら。

あとは各々が村に行ったり埼玉に行ったり。埼玉にいるかと思ったら村に行ったり。
お母さんが殺される流れ、キノコ混入の流れ、雷に打たれてからの話などなどなんっっかいも同じ話が出てきた。
「ここで一回整理してみよう!」みたいな時間だったのかも知れないけど、話が進まない・くどいなーと思ってた。

思ったよりたくさん人が死んだ。

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2025年12月05日

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ネタバレ

 娘(夕見)の育てて花の鉢がベランダから落下し、車に当たりそれが原因で妻(悦子)が死亡...というショッキング展開で引き込まれた。自分の娘のせいで妻が死んだなんて、夫(幸人)からしたら相当なショックだろうな。

 幸人が落ち込む中、脅迫電話が来てからは一気にスリリングな展開になり目が離せない。「娘がしたことを知っている。バラされたくなきゃ金払え」と脅された時の幸人の緊迫感が伝わってくる。状況的に誰も知るのはほぼ不可能なはずなのに、強気で金を要求してくる謎の男にはヒヤヒヤ。男の正体が気になりページをめくる手も止まらない。

 幸人が男から逃れるため故郷を訪れる中盤以降は、幸人、夕見、幸人の姉(アザミ)の3人が。過去の事件を追う真相を追うミステリーで楽しくなってくる。
 元凶であるしんしょもち4人の描写がねっとりして、酒好き女好きかつ、金持ちらしい振る舞いの嫌らしい感じが不快。幸人の母を犯して自殺においやったんだから殺されて当然に思える。
 彼らに復讐するために幸人の父が復讐した、と思っていたのだが、彼らを殺した犯人が実はアザミだったというのは予想できず驚いた。動機も充分だった幸人の父が、まさか結局決行までには至らなかったとは。代わりにしんしょもちたちを殺すアザミからは、メラメラと湧き上がる復讐への執念を感じた。

 総評すると、ショッキングな事故から始まる導入と、脅迫電話で翻弄される緊迫感がある中盤くらいまでは特に楽しい。ただ村パートに入ってからのミステリーも最初は面白いけど、テンポが遅くややダれた。もうちょい捜査をスムーズにして欲しかった感ある。

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2025年10月08日

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神シリーズ3作目。話のつながりは無いのでこれから読んでも構わない。
前作は風で今回は雷。しかも直接的!(雷が人に落ちる)
道尾作品特有の登場人物達のすれ違い、ボタンのかけ違えで全体像が視えない展開。
1ページでなるほどと膝を打つ解決は見事!
結局、神とは…と考えさせられる。

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2025年07月20日

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前半のゆったり具合に比べ、後半の物語の加速度がすごい。逆に言えば、一気に後半に詰め込みすぎ感があり。
最後2行のどんでん返しがすごい!と書かれていたが、そこは別にそんな…?っていう感じでした。衝撃的などんでん返しというにはちょっと弱すぎる。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中から読み疲れてしまった作品

話の途中途中に説明や細かい回想が入るためだと思われる。加えて、ラストシーンに辿り着くまで解き明かされない謎が多く、その複雑さ故に疲れてしまったのかもしれない。

ただラストのどんでん返しは面白く、前半と比較しても後半はかなりのスピードで読み終えることができた。
伏線や登場人物同士が守り合おうとするすれ違いから生まれる錯覚など、驚く仕掛けが多かったのはもちろん。だが、ただ単に本作で描かれる家族が不憫で、可哀想でならなかった。

母の死→落雷の被害→犯人と疑われ村を出ていく→悦子の死/娘が要因と分かっていても言えない隠さなければならないもどかしさ→脅迫に遭う→村に帰り事件に巻き込まれる→姉の死→娘の所業が姉の一言に依るものだと知る

主人公にのしかかる悲しみ、後悔は想像以上に重いものでもし自分であれば抱えて生きることは出来ないのではと思うほど。
ラストにもあるが神様は何を見ていて何を見ていないのだろうか、いや何も見ておらず救いは無いのではと苦しくなってしまった。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

物語全体の不穏な雰囲気や、丁寧な伏線回収がよかったです。個人的な好みの問題かもしれませんが、どの登場人物にもあまり感情移入できず、クライマックスもなんとなく淡々と読み進めてしまいました。ただ、ラストは虚しさのような余韻が感じられて好きです。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

道尾さんの作品、どれも本当に面白い。
この作品も最初から最後までドキドキしながら読むことができた。

あ、こそがそう重なるんだ、とか。
流石だな要素が本作にもあった。 

私はただただ、キノコスープ飲みたくなった笑
(ネタバレではない)

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2025年03月06日

Posted by ブクログ

内容が複雑なとこらがあり、理解するのがなかなか難しかった。
でも最後に伏線が回収されてナゾが溶けていくのはスッキリした

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

所々、意図が分からなくて「?」となっていた描写が、最終章で見事に回収された様は素晴らしかった。
それにしても長かった。
物語としては暗い話でした。

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2025年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全体的に何かもやっとしている話っだったな。きのこ事件も脅してきた男を殺したのも主人公だと思っていたのでお姉さんの方が犯人だったとは思わなかった。
娘のベランダから鉢を落としてしまったことは上手く隠せるものなんだろうか。主人公が亡くなった後に娘が真実を知ったら彼が真相を知った時のようにより強い衝撃を受けるんじゃないかな。しかも本当のことを知っているお父さんがこの世にいなかったら想像することしか出来なくなるし。
でもまさかあなたがお母さんを殺しましたとは言えないか。難しいな。

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

面白かったが、なんだか全体的に頭に入ってきにくく、読むのに少し時間が掛かってしまった。
作者の作品は初めてで期待していたが、これはこの入ってきにくさはこの作品だけのものなのか、そうでないのか、、、神シリーズをもう一つ手に取ってみるか、、、

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2025年01月22日

Posted by ブクログ

最後の一文、確かに後味は悪いけど、向日葵の咲かない夏の最後と比べてしまうとインパクトに欠ける印象だった。
でも、間違いなく知らない方が幸せだった。道尾秀介は絶望させるのが上手すぎる。

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2025年01月17日

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