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心和む! 心躍る! あらたな「食ものがたり」の登場!
小説、エッセイ、漫画……極上の味わい盛り沢山!
人気作家9人による、ぼっち愛あふれる「食」アンソロジー!
ひとりぼっちの食事――ぼっち飯。
ひとりきりで「食」と向き合う時間は、自分自身と向き合う時間だったりもする。
ちょっぴり切なく寂しいときもあれば、物凄くやすらかで心豊かなときもある。
「食」を通じて、心の内側、遠く懐かしい記憶、悲喜交々の人生と対峙する。
さまざまな想いに耽るのは、きっと、ぼっちだから。
だから愛おしく、今夜もやっぱり、ぼっち飯――。
仕事帰りに、旅先で、散歩の途中で、そして自宅で……
何気ない毎日、特別な日に、たったひとり、様々な思いに耽りながら食を楽しむひととき。
食を通して「人生のおかしみ」を拾い「人生を豊かにする」、そんな世の中を元気にするヒューマンな一冊です!
愉しんでご賞味いただけますように!
《内容》
八木沢里志 小説「ふたご食堂のフォーチュンクッキー」
三浦しをん エッセイ「ぼっちの罠」
荻原 浩 小説「ぼうべらのおげんべ」
望月麻衣 エッセイ「わたしの『ぼっち飯』、今昔」
織守きょうや 小説「一人飯の事情3(じじょうさんじょう)」
三浦しをん エッセイ「ぼっち飯と読書」
太田紫織 小説「忘れじの辛口」
久住昌之 エッセイ「ふらっと三陸鉄道の旅」
嶋津 輝 小説「最高の孤食の作りかた」
矢部太郎 漫画「ぼっちではないご飯」
装画/宮田ナノ
装丁/田中久子
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
9人の作家さんがエッセイ、小説で
食にまつわる話を書く。
帯に「人気作家」と書いてある。
なるほど。
書店でも目にする人気作家さんばかり。
アンソロジーのいいところ。
本を手にしたけれど、食にはそれほど興味がない。
それでも楽しい話ばかり。
太田紫織さん
「忘れじの辛口」(小説)
単身赴任中の夫が住む名古屋まで
フェリーで出かけることにした。
船内の様子も詳しく描かれている。
ゆっくり巡る旅の良さ。
おもしろく読み終えました。
久住昌之さん
「ふらっと三陸鉄道の旅」(エッセイ)
動画撮影のため、三陸へ行く。
一人旅が好きだけれど今回はスタッフもいる。
でも、自分勝手に巡っていいらしい。
久住さんの嗅覚恐るべし。
p246
〈その途中を誰に気遣うでもなく、
とことん味わえるのが、ぼっち旅でありぼっち飯だと思います〉
贅沢な一冊でした。
Posted by ブクログ
ぼっち飯のアンソロジー。
子ども達の夏休みも終わりに近づいて、夏休み疲れの母にはピッタリの気軽さ。
ぼっち飯のイメージは、人それぞれ。
ぼっちという言葉は寂しいイメージだけれど、一人で食べることがむしろ嬉しかったり、楽しんでいる人も少なくない。
特に毎日食堂のオバチャンよろしく家族のためにせっせと食事の支度をしている母達にとっては、一人で好きなものを好きなように食べられるというのは最高の贅沢だったりする。
いろんな立場の人が、一人で食べることに喜びを見いだしながら食べる様子を小説やエッセイで読むのもまた楽しい。
でも…
最後に登場する矢部太郎さんの漫画にも描かれているけれど、結局はぼっち飯といいつつも誰かが作ってくれていたり、命をわけてもらっていたり。
誰かと繋がっているからこその食事なわけで…
ぼっち飯といいつつも、ぼっちじゃない食事タイムがあるからこそ、食べることを楽しめるのかもしれないな。
食事作りは億劫な時ばかりだけれど、やはり食べることを抜きには何事も始まらないのである。
さて、まだまだ「一人で食べるのは寂しい」と言う娘のために今日もまた食事を作ろう。
Posted by ブクログ
「ぼっち飯」と聞いてイメージするのは、寂しい、侘しい、簡素、質素、チープ……と、負のオーラ全開だった。でも、そうじゃなかった。ぼっち飯には、もっと多くの形がある。
『ふたご食堂のフォーチュンクッキー』『ぼうべらのおべんげ』からは、食を提供する人と食べる人、そしてそれを見る人との間に、食を通して生まれる連帯感が感じられた。ぼっち飯=孤食ではないのだ。そういう意味では、『最高の孤食の作り方』にも同じことを感じた。食にこだわるようになり、ご飯を炊く土鍋や味噌などを探し求めるうちに、そこで出会う人たちとの間に深い絆が生まれてゆく。
そして、ぼっち飯のシチュエーションとして盲点だったのが、ひとり旅だ。『忘れじの辛口』『ふらっと三陸鉄道の旅』での食事は紛れもなくひとりだが、普段口にしない味に発見があったり、喜びがあったりする。また、食べるものが違っても、見知らぬ人と食を通して交流が生まれる。『一人飯の事情』では、高校生が学校で食べるお弁当をめぐる物語だが、こちらも同じだった。
このアンソロジーから、ぼっち飯の奥深さを学んだ。印象的だったのは、三浦しをんさんの描くぼっち飯が、なんだか楽しそうだったこと。そして、やはり久住さんの食に関する洞察力は恐るべし、ということだ。店の雰囲気も食事の味も、まさに『孤独のグルメ』よろしく伝わってきた。
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