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大学生YouTuberの「俺」。再生回数を稼ぐため、知り合いの配信者が消息を絶った曰くつきの廃墟に向かい、予想だにしない恐怖に直面する(「廃墟で○○してみた」)。不倫相手から情事をキャンセルされ、やむなく帰宅した男は、何者かに殺された妻の遺体を発見する。現場にいたのは息子だけで……(「目撃者」)。踏み込んだら戻れないホラー&ミステリ6編収録。織守きょうやのダークサイドが渦巻く、禍々しい短編集。
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Posted by ブクログ
織守きょうやさんの短編集、しかも、「ホラー&ミステリ」と聞いて、即購入しました。 どれも短いお話なのに、すっごく面白かったです。内容がどれも斬新で興味を惹かれ、あっという間に読んでしまいました。満足感の高い一冊でした。
織守きょうやさんの本を読むのが初めてだったのと、帯に大好きな背筋さんのコメントがありめちゃくちゃ楽しみにしていた1冊…!! タイトル通り、あーあ…と言いたくなるような後味の悪さと、一人一人が持つ自分の「悪」に向き合わされるような結末が読んでいてとても面白かったです。
ミステリ&ホラーと紹介されていますが、どこに分類するかは曖昧な感じの話が多いです。後味が悪かったり読後絶望感を覚えるような短編集でした。とはいえ、それが嫌な読み心地では全くないというか、スリリングで楽しく読みました。 どのお話も、主人公の自業自得的な結末になることが多いのですが、織守さんの書き方が巧...続きを読むみで、どこに辿り着くのか予想がつかず本当にハラハラしました。 どの話も面白かったですが、一番好きだったのは『目撃者』という話です。 不倫相手との予定がキャンセルになり、予定より早く出張から帰ってきた主人公は、自宅で妻が殺されているのを発見します。マンションの防犯カメラには怪しい人物は映っておらず、唯一犯人を見たかもしれないのは幼い2歳の息子───というお話です。 目ぼしい容疑者が見つからない中、圧倒的に主人公が不利な状況です。そんな中、息子の証言で事件が思わぬ方向に動いていきます。 これぞまさに自業自得…という結末でした。不倫はありふれてるといえばありふれてますが、事件によって一生の秘密を背負っていかなければいけなくなる…というのは、なんか現代の寓話のようでした。 他にも、許可なく廃墟を探索するYouTuber、過去に特殊詐欺をしていた男、自分より格下だと思った相手に偉そうない会社員など…基本的に嫌な奴しか出てこないのですが、完全な悪人という訳でもない人たちが、ちょっとした過ちから不幸に巻き込まれるのは、もしかしたら自分にも起こり得るかも…とゾッとさせられる短編集でした。
タイトル通り、「あーあ」な結末な連続な短編集。 ラストの「五人目の呪術師」がとても良かった。 まさに自業自得なお話で面白かった。
ホント「あちゃー」って感じの結末ばっかりだったな。 特に『五人目の呪術師』はその最たるものだと思う。 思わず黒い笑いが出ちゃうくらい見事な自業自得で、今回一番好きな話だった。 『幽霊刑』は実際にあったらかなり怖いし嫌すぎる。 人間って社会的な動物なんだなあ、と改めて感じた。 タイトルどおりバッドな展...続きを読む開の連続なのだけど、恐ろしいことに不快じゃない。 だって自分で蒔いた種ですから。
自業自得短編集と書いてあるけど、内容はそんなに重くなくてさらっと読めました 私は「夜明けが遠すぎる」と「五人目の呪術師」が好きかな
「幽霊刑」 「夜明けが遠すぎる」 「壁の中」 「目撃者」 「廃墟で○○してみた」 「五人目の呪術師」 六話収録の独立短編集。 自己肯定感が低い私。 人生で『あーあ。』と思った事は数知れず。 『後悔先に立たず』のことわざは、まさに私への教訓だ。 本作の登場人物達も、色々しでかしている。 一話の傍...続きを読む観罪による幽霊刑を受けた主人公は少し気の毒に感じたが、自業自得だと思われる登場人物多し。 『Jミステリー2025 SPRING』に収録されていた「廃墟で○○してみた」は再読だが恐怖感が半端ない。 因果応報と呼ぶには恐ろしすぎる結末。 あーあ。
人間の怖さも、霊的な怖さも感じられる短編集。 幽霊刑が実在するならば、どのように受け止められるのだろうか。結末を知ると、読み始めとは全く違う感想を持つ。「更生」に成功したといえるのであれば、意味はあるのかもしれない。だが、悪夢のようなものは一生忘れられないだろう。 個人的には「目撃者」がお気に入...続きを読むりである。ページを捲る手が止まらなかった。被害者夫と警察、二人の視点から描かれる事件。哀しいけれど、世の中にはこのような事件が少なくないだろう。人間らしいといえばもっとも人間らしい短編だった。 ラストの「五人目の呪術師」は、希望と絶望が混ざりながら、目に見えない恐怖に押し潰されそうになりながら、なんとか読み終えた。ホラーというわけではないし、フィクションであると分かっている。それでも非現実的な何かの怖さを感じさせる類の短編であった。
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あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~
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