【感想・ネタバレ】あーあ。~織守きょうや自業自得短編集~のレビュー

あらすじ

大学生YouTuberの「俺」。再生回数を稼ぐため、知り合いの配信者が消息を絶った曰くつきの廃墟に向かい、予想だにしない恐怖に直面する(「廃墟で○○してみた」)。不倫相手から情事をキャンセルされ、やむなく帰宅した男は、何者かに殺された妻の遺体を発見する。現場にいたのは息子だけで……(「目撃者」)。踏み込んだら戻れないホラー&ミステリ6編収録。織守きょうやのダークサイドが渦巻く、禍々しい短編集。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

織守きょうやさんの短編集、しかも、「ホラー&ミステリ」と聞いて、即購入しました。
どれも短いお話なのに、すっごく面白かったです。内容がどれも斬新で興味を惹かれ、あっという間に読んでしまいました。満足感の高い一冊でした。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間の怖さも、霊的な怖さも感じられる短編集。

幽霊刑が実在するならば、どのように受け止められるのだろうか。結末を知ると、読み始めとは全く違う感想を持つ。「更生」に成功したといえるのであれば、意味はあるのかもしれない。だが、悪夢のようなものは一生忘れられないだろう。

個人的には「目撃者」がお気に入りである。ページを捲る手が止まらなかった。被害者夫と警察、二人の視点から描かれる事件。哀しいけれど、世の中にはこのような事件が少なくないだろう。人間らしいといえばもっとも人間らしい短編だった。

ラストの「五人目の呪術師」は、希望と絶望が混ざりながら、目に見えない恐怖に押し潰されそうになりながら、なんとか読み終えた。ホラーというわけではないし、フィクションであると分かっている。それでも非現実的な何かの怖さを感じさせる類の短編であった。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

自業自得短編集と書いてあるけど、内容はそんなに重くなくてさらっと読めました
私は「夜明けが遠すぎる」と「五人目の呪術師」が好きかな

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

「幽霊刑」
「夜明けが遠すぎる」
「壁の中」
「目撃者」
「廃墟で○○してみた」
「五人目の呪術師」
六話収録の独立短編集。

自己肯定感が低い私。
人生で『あーあ。』と思った事は数知れず。
『後悔先に立たず』のことわざは、まさに私への教訓だ。

本作の登場人物達も、色々しでかしている。

一話の傍観罪による幽霊刑を受けた主人公は少し気の毒に感じたが、自業自得だと思われる登場人物多し。

『Jミステリー2025 SPRING』に収録されていた「廃墟で○○してみた」は再読だが恐怖感が半端ない。
因果応報と呼ぶには恐ろしすぎる結末。

あーあ。

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2025年12月13日

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