あらすじ
大学生YouTuberの「俺」。再生回数を稼ぐため、知り合いの配信者が消息を絶った曰くつきの廃墟に向かい、予想だにしない恐怖に直面する(「廃墟で○○してみた」)。不倫相手から情事をキャンセルされ、やむなく帰宅した男は、何者かに殺された妻の遺体を発見する。現場にいたのは息子だけで……(「目撃者」)。踏み込んだら戻れないホラー&ミステリ6編収録。織守きょうやのダークサイドが渦巻く、禍々しい短編集。
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Posted by ブクログ
幽霊刑。更生プログラム。傍観罪。現実の世界の方が一人きり。
夜明けが遠すぎる。結果的に交換殺人。二人きりの独房。壁の中。埋めたはずの女。盗作。
目撃者。子ども。パパ。お父さん。
廃墟。配信。呪術師。5人目。自業自得。
Posted by ブクログ
あーあとラストに思われるような短編集。タイトルが面白い。
1.幽霊刑
不可視化装置下保護観察処分。
見えているのに見えないふりをされる。
カイと知り合い、メッセージのやりとりをする。向うは自分を見ることはできないので、地面に描いたメッセージでのやりとりだけ。
カイが襲われるのを見る。助けようとするが、誰も自分には気づかない。
頭を地面に打ち付け、血を垂らす
見させられていた夢だった。
保護観察期間が終わる。
友人などいないので、誰も自分を気にしないのに気づく。
2.夜明けが遠すぎる
恐喝者の名前は吉田。
深見、殺しましょうか?
深見に殺してもらう計画。
深見が捕まる。
深見が、残したロッカー。
そこの備品から、かつても深見が殺人をしていたことを知る。
自分が濡れ衣で捕まる。
深見と同じ独房。
3.壁の中
呼び鈴。「私、あなたの秘密を知っているのよ
西園瑠華と名乗った。私の小説のヒロインの名前。
かつての知り合、三島。彼はもうなくなり、そのアイディアでデビューした。
その三島時点の内容を来訪者は知っていた。
席を外してもどってくると、女は死んでいた。
女の死体を壁に埋めた。
壁から音。
担当編集者くる。
地下室の壁の女に魅入られる
担当編集も殺す。
警察くる。壁の中に女、いない
4.目撃者
被害者は高部彩花、専業主婦。
夫、帰宅したら、鍵空いてた。子供は無事。
夫の不倫相手。
2歳の息子の証言。おとうさんがママにいたいいたいした
犯人、同じマンションの妻の不倫相手
子供には、不倫相手を、お父さんと呼ばせていた。
5.廃墟で〇〇してみた
動画配信者。
廃墟で、何かいる?
落とし穴にはまる。
動画に女が映っていた。女が落とし穴を作った?
始めに帰れと言っていた老人。
だから、帰れと言ったのに。これでも孫はかわいいので、孫のやることは理解できないが。
6、五人目の呪術師
モザンビークで商談者に会う。
呪術師「あなたは呪われている」
抜け落ちた髪で枕が真っ黒。
死人の爪のようになる。
指先がふやけたようにシワだらけに。
一番すごい呪術師なら治せるかも、と言われる。
その人、死んでた。
顔を見たら、私が車ではねた老人だった。
どれもどんでん返しがあり、楽しめた。
Posted by ブクログ
どれも自業自得の短編。
「目撃者」はちょっと切なさのある話でした。個人的には「廃墟で○○してみた」が怖さもあり、良かったです。「五人目の呪術師」は話的に良かったですが、昔、ジャンプで掲載されていた『アウターゾーン』に似た話があり、オチもわかってしまったので少し残念でした。
Posted by ブクログ
因果応報。
あーあ。だから言ったじゃん、やめとけばいいのに。
あーあ。自業自得だねえ。
あーあ。ちゃんと確認しないから。
あーあ。神様はちゃんと見てるんだよ?
そんな、あーあ。な話が沢山読める短編集。
面白かった。
人間って欲深くて、浅はかで、こわい。
自分の利益や、快楽、幸福のために
後先考えずに、やらかす。
そして
あーあ。だから言ったじゃん?
って結果を招くことがよくある。
それの究極版って感じだったな。笑
日々起こってる小さなあーあ。を見逃してたら
いつか大きいあーあ。が起きそうで怖いなあと感じる本でした。
Posted by ブクログ
斬新なタイトルだな、と思いつつ本作を読み出しました。そして読み終えたとき、あーあ。の言葉の意味に気がつきました。
短編集の中でも「廃墟で〇〇してみた」と「呪術師」の読後のあーあ。感がやばい。
語彙力が欠如していまいますが、本当にあーあ。因果応報だ。という感情になりました。
ここまで作品とタイトルがぴったりな本も中々無い…!と思います。
Posted by ブクログ
【収録作品】
「幽霊刑 」 傍観罪で保護観察となった男が受けた処分は。
「夜明けが遠すぎる 」 弟分がなぜか自分のために殺人を犯してくれたが。
「壁の中 」 売れない小説家の元に小説のヒロインの名を名乗る女が訪れる。
「目撃者 」 帰宅して妻の死体を発見した男。幸い2歳の息子は無事だったが。
「廃墟で○○してみた 」 大学生YouTuberが偶然手に入れた情報により、知られざる廃墟を訪れる。
「五人目の呪術師」 男は出張先のモザンビークで事故を起こしてしまう。
ワンアイデアでわかりやすい。ひねりもあって面白い。