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大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬(あゆたとうま)の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)と江南孝明(かわみなみたかあき)は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!? シリーズ屈指の大仕掛けを、読者(あなた)は見破ることができるか?(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
伏線探しが楽しい。 新装版は表紙にも…。 何度も読み返さないと謎は解けないようになってる。 真犯人は書いてないよっ
これまで読んできた綾辻作品とは違う新しい切り口で、大体こんな感じだよねと勝手に思っていたイメージが本当に良い意味で裏切られた。 そのため評価が分かれているみたいだけど、逆に自分は『黒猫館』を読んで完全に綾辻作品の虜になってしまった! 伏線がこんなにも堂々とたくさん張り巡らされているのは初めてで、...続きを読むまるで綾辻さんに「これでわかった気になっていたら大間違いだよ~」と言われているようで、綾辻さんの手の平で転がされているような感覚に喜びを感じた。 「ここ何か変だな?」と思いつつも読む手が加速して止まらない。 最後はミステリー好きでも絶対に見破られないであろうトリックで、変だなと思っていた所を気持ちよく全部回収してくれる。 読んだ後はもう犯人なんてどうでもよくなって、騙されていたことを確認するためにもう一度読みたくなる。 同じく『人形館』も評価がわかれているので悩んでいたけど、迷わず読みたくなった。 やっぱりすごい!綾辻作品。
張り巡らされた伏線の数に驚きました。 そしてそれを伏線と感じさせない自然さ。他の箇所不自然さを感じさせられ、思惑通りにその意図に嵌ってしまいました。 真相を知った上で改めて読むと、「確かに…」と心地よい納得した違和感を味わえます。ぜひ再読をお勧めしたい1冊です。
今作も面白かった! トリックというか館の詳細が明かされるにつれて、ぼーっと序盤を読んでしまったことに後悔!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 6つめの「館」への御招待──自分が何者なのか調べてほしい。推理作家鹿谷門実に会いたいと手紙を送ってきた老人はそう訴えた。手がかりとして渡された「手記」には彼が遭遇した奇怪な殺人事件が綴られていた。しかも事件が起きたその屋敷とはあの建築家中村青司の手になる...続きを読むものだった。惨劇に潜む真相は。 ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 前作の時計館の殺人と比べると・・・という 感想も多く見られていたけれども 今作も面白かった。 最後の鹿谷さんによる事件解決を聞いて 左右がおかしく感じたり違和感があったけど (その元の話も知らないので致し方なくも あるけども)なかなか気づけませんでした。 こんなにもヒントがたくさんあったとは! 次の暗黒館は8年の時間がかかったこともあり ちょっと気持ちを切り替えて、ある種の覚悟を 決めてお読みいただきますよう とのこと。 楽しみに読ませていただきます
すっかり騙されたー 色々な意味で登場人物にも館にも騙されてしまった。 スケールも壮大でなかなか面白かった! 一気読みです笑
ある一点だけ、途中でわかったことがすごく嬉しくて、ほくほくしながら読み進めていけば、氷山の一角に過ぎなかったと思わざるを得ない… またもや、くそぅ!と下唇を噛む羽目になりました。笑 確かにあれ?と疑問に思う点はいくつもあった!それを深く追求すればよかったのに、それをさせない物語の面白さがどんどん読み...続きを読む進めちゃうのよ…! あー楽しい。こんなにもミステリーって読んでて楽しいのか。 綾辻行人先生の館シリーズの新装改訂版はこれで終わりですね。 一区切りついた心地であり、近づきつつある終わりに寂しさを拭えぬ心持ちであります。
すっかり騙された。 ミスリードがとてもうまいですね。 ここが怪しいかな?って感じたところは全部ミスリードで、細部に伏線が仕込まれているという…。 良い読書体験でした。
新装改訂版ラストは、黒猫館の殺人。 黒猫館の元管理人の男性。病気からの火災で記憶を失う。名前さえ思い出せずにいたが、自分の書いたと思われる手記を持っていた。 その謎めいた手記から、いつもの鹿谷推理作家と江南編集者が、管理人の過去を紐解いていく。 もはやトリックとは言えなそうな大胆な発想。そこに緻密に...続きを読む重ねられた会話。 綾辻さんだから許される、と思う。 私だって、料理苦手と言いながら、ラム肉使いますか?とは、思いましたけど、まさかそんな事になるとは。 違うと言えば違うけど「ドッペルゲンガー宮」は、ちょと影響受けてないかなと思った。 本格ミステリー卒業に向けて、あと少し。
館シリーズ6作目。 あの『時計館の殺人』の後だから絶対見劣りするだろうなーって思ってたけどめちゃくちゃ面白かったです!! とても気に入りました。 「館シリーズ最大級のトリック」という謳い文句に偽りなしですね。 館シリーズにしては珍しくえちえちでした。
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黒猫館の殺人〈新装改訂版〉
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