あらすじ
大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬(あゆたとうま)の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)と江南孝明(かわみなみたかあき)は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!? シリーズ屈指の大仕掛けを、読者(あなた)は見破ることができるか?(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
館シリーズ大好きです。時々、「えっ?」というトリックもありますが、こちらはなるほど…と唸りました。鹿谷門実=島田潔が大好きなので今作もめちゃくちゃワクワクしながら読みました。私の中の鹿谷門実のイメージは、もう少し若い頃の作家の竹田恒泰氏です。あの方を思い浮かべながら読んでいます笑
今作の伏線回収、えっ?そこから?ってところから始まっていました。ほんと毎回びっくりです。読み終わりたくないけど読み進めたい、毎回葛藤しながら読んでいます笑
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迷路館でも鹿谷門実(島田潔)のアナグラムがあったのに、今回の「鏡の世界の住人」に気づけなかったのが悔しいです。
何もかもが鏡なので、サブタイトルは鏡影館の殺人でも良さそうだと思いました。
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いや、微妙な違和感には気がついていたんやで、ただそこに何が隠されていたのかは何にも考えんと諾々と読んでいたよ。
館シリーズも第二部スタートやな。
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館での殺人事件がおまけと言える。それぐらい本書には、重要で解くべき謎が別にある。
物語は書記を読み進める形で進行していくが、大して気にとめていなかったが何となく感じていた違和感が解決編で全て吹っ飛んでいく。さらに、スルーしていた手記の不審な点がとにかく大量に炙り出される。いや、どんだけピースとヒントをばらまいてんねん、と圧倒される。にも関わらず、館がもう1つ海外にあるといった真相には全く辿り着けなかった。ただただ完敗。すべての記述が伏線として機能していたと知った今、近いうちにもう一度読みたいと思う。面白いぐらいに違って見えてくるはず。
館シリーズの黒猫館です。
小説内に小説がある作品で、小さな違和感を覚えながら読み進めました。わかるのにわからない状態から解放されたときは、その壮大な仕掛けに驚かされました。
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旧版は20年以上前に既読。あの『時計館』のあとどんな館が登場するのかと身構えて読む。本の厚さは普通だし、違和感は感じつつも展開も普通。なのに、それは気付けないよ、っていう謎、ね。あとがきや解説に書かれているが、80%までは解けるが残りの20%が解けない。しかももう一度読み直すと、文章中に本当に上手く手がかりが忍ばせてある。参りましたと言うしかない。テレヴィ、ヴィデオ、カヴァー、ドライヴァー、レヴェルなどの表記、こだわってるな~。
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館シリーズ第6弾
面白かったー( * ॑꒳ ॑*)
ホテル火災で記憶喪失になった老人が持っていたのは、ある館で起きた事件についての手記だった。
気づける伏線が多くあり、こりゃ真相分かっちゃったな。って思ってたら、予想を裏切る真実。
伏線回収が美しい˙ᴥ˙
Posted by ブクログ
これまでの館もその館じゃないといけない独自性が好きだったけど、まさか地球規模でシンメトリーを作るとは…。対になるものは二つのアリスで、地球の裏側に鏡の国の館があるなんてロマンチックにもほどがある。青司、こういうおしゃれな発想力もあるんか。しかも小児愛(ドジスン)を見抜いてアリスにする皮肉さ、今作は青司のキャラがよく出ていたのも嬉しい。黒猫と白兎をあしらった内装が映えるから映像化してほしいけど、書記のタンザニアのシーンは難しいか。白兎が先だったらすぐバレるだろうから、黒猫を表題に選んだのもうまい。シンプルにおもしろかった。このシリーズは読むたびに好きになる。
やっぱり一筋縄ではいかない
序盤から手記と江南&島田サイドで視点が切り替わる構成で、館シリーズだなぁ、事件もわりとシンプルで定石通りか……?と思ってしまったんですが、そんなワケはない!
島田さんと同じく小さい違和感は拾えてたのに、まさかまさかのちゃぶ台返しでした。
これぞ叙述トリックだし、これこそ映像化不可能では?なんて。トリック以外でも色々コードに引っかかりそうだなぁと思いましたが、時計館が映像化するならいけるのか?と期待しつつ。
悔しいっ!
あとちょっとだったのに!
あれも、これも気が付いたのに!
ソレだって、ちょいちょい違和感は感じていたのにー!!
って感じの騙され方でした。
オチは読めたかも
ある人物の正体や、殺人の犯人は読めてしまいました。ただ、やっぱり引き込まれます。何日間かに分けて楽しみたかったのですが、やはり一気に読ませられてしまいました。
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⭐︎4.8
ロリコンである鮎田冬馬(=天羽辰哉)が、養子の理沙子が少女から女になっていくのに耐えられず、オーストラリアの黒猫館で殺して地下に隠す。破産しても管理人として一生黒猫館に居続けるために所有者の息子一味が泊まりにきた際の事件を利用する話。
鮎田=天羽に途中で気付いたので衝撃度的にどうだろうと読み進めていったが、この伏線はまだまだ序の口であった。
「ん?」と違和感を覚えていた箇所が全て解説パートで真実と結びつき、衝撃をうけた。
鮎田=天羽、天羽がロリコン、館が北海道とオーストラリアで2つある、鮎田が東京に来た目的と本を守った理由、レナの死因、密室のトリック
上記の真実が一気に判明し、スケールも大きくとても楽しめた。
(唯一引っかかったのは心臓と胃の伏線で、別に左手で心臓押さえることもあるし胃は左を下にしたほうがいいとも聞いたことがある…と思った。ただ、これが無くても衝撃度にはさほど影響はないのでそこまでマイナスではないかな。)
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人物と場所の二重トリック!
人物の方はなんとなく気づいていましたが、いや場所のトリックは全く気づきませんでした。
それにしても鹿谷さんどんどん化け物になってってませんか…?
江南くんちょっと置いてけぼりになっていってるような。
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人物の謎は検死した時からピンと来たのに、館の謎と犯人はちゃんと騙されました!
ご当地の知識が無いから騙されまくり!悔しい!
でもタスマニアデビルはかわいいよ
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本作を読みながら、アレ?んっ?鏡の中の住人?手記の黒猫館とは違う館?など、おかしくないか?という思いがいろんなところで出てきました。
この?が分かった時はそういう事!と腑に落ちました。スケールの大きい謎解きとは驚きです。
ただ、敢えて思うのは最後のエピローグで語られる犯人の動機が自分としてはしっくり来なかった。
Posted by ブクログ
読み進めていくうちに少しずつ真相が見えてきて、「恐らくこういうことなんだろうな」と思っていたけれど、まさかその奥にまだこんな真相が隠れているとは、、、!
自分では真相に近づけているつもりだっただけに、最後に真相を突きつけられたときは「あーー!そういうことか!」と唸ってしまいました…。
見えていたようで、肝心なところは全然見えていなかった!!面白かったです。
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トリックが面白かった!鮎田が天羽なことはギリギリで分かったんだけど、場所が違うなんて、詳細読み飛ばしてて全然分かりませんでした。反省。ちゃんと細かく描写してくれているのに、もったいないことを…。
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鮎田冬馬なる人物が何者なのかは早めに推測でき、鹿谷たちが館に着いてからは、いや、逆じゃない?違ったよね?という違和感からあの館の位置はどこなのかという部分に頭を悩ませていたが、まさかそんなところにあるとは!と衝撃だった。思っていたのと規模感が違った!笑
ここは伏線かな〜違和感があるな〜という部分をチェックしながら読んでいたが、最後まで読んで、もはや全ての描写が伏線だったと気づいた。
館シリーズの新装改訂版を順に読んできたが、一気読みしたい派なので暗黒館を読み始める時期は慎重に見極めたい…
Posted by ブクログ
一瞬あれ?これ逆じゃない?とわかったとこがあったけど、そっから推理とかしないんだよな〜笑
探偵には知的好奇心と膨大な知識が必要ですな。
犯人も何となくは分かるんだけどなぁー笑
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鮎田=天羽は分かったけど、流石に館が海外だとは。阿寒じゃないならどこ?他に監獄が有名な所どこかな〜奈良?鹿児島?とか色々予想したんだけど、まさか日本ですらないとは思わないよね。
海外だと分かってから読み返すと僅かな違和感がゼロになるのよなぁ。凄いなぁ。
登場人物のほとんどが印象良くないミステリーは助かる。誰が死んでもまぁしゃーないかって思えるからね。
Posted by ブクログ
館が2つ存在することはさすがに想像できなかった。
手記と現実の交互に話が進んでいくスタイルも面白かった。
密室トリックに関しては、それ自体は単純でよくあるやり方で、自分も真っ先にそれを予想したし結果その通りだったが、館の謎が解けてないと成立し得ない。
全てのピースが揃ってようやく腑に落ちる、完璧な伏線回収だったと思う。
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館シリーズを順に読み進めています。
おそらく館シリーズで支持されているのは十角館や時計館かと思いますが、私は時計館よりも黒猫館の方が好みでした。
うまく言語化はできないのですが…。
Posted by ブクログ
黒猫館という名前の由来が、風見猫や黒猫が住み着いている、というのは弱いなと読み始めは率直に思った。
しかし、読み進めていくうちに、今作のモチーフが鏡であることが分かった。が、そこからのルイス・キャロルというのは想像外だし、それを知ってからの『黒猫館』というネーミングセンスは流石にオシャレすぎだろう。
トリック自体はすごくワクワクするとまではいかなかったが、館自体の立ち位置がとても面白かった。
綾辻さんの点(小説内での事象)と点(綾辻さんの知識)をつなぐ線の引き方・発想力は、どの作品を読んでも心躍らされるものがある。
次作『暗黒館』、覚悟を決めて読みたい。
Posted by ブクログ
前作時計館と比べるとボリューム控えめでサクッと読めた。鮎田さん=天羽辰也は早い内から何となく予感があって、名前がアナグラムになっているのに気付いて確信。勝った…!(?)と思ったけど、これは作中の言葉を使うなら問題の八十パーセントで、残りの二十パーセントの本命の問題には手が届いてなかったってことだね。
江南くんと同じ意見で密室があまり好きじゃないので、掛け金のトリックも痕跡がないなら氷じゃない?と適当な感じで推理。結果正解だったけど、そういえば冷凍庫壊れて氷無いんでしたね…。だから本当の意味で密室のトリックを解くには、館のトリックを見抜く必要があったと。うーんよく出来てる。
地球規模の大胆な叙述トリックが面白く、とても楽しめた。次作も期待!
Posted by ブクログ
館シリーズ、6館目。
火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬。唯一の手がかりは彼が書いたと思われる手記。彼は記憶を取り戻せるのか?
本書の舞台は黒猫館。
屋根のてっぺんに風見鶏ならぬ風見猫が取り付けられ、前庭の木々が動物の形に似せて刈り込まれている。
窓もかわいいし、見た目は一番好みかも♡
本書もまた好きな構成!
私は本筋の”謎”より、徐々に浮かび上がってくる新たな”謎”の方が気になって仕方なかった。
過去作との意外な繋がりもあって楽しめた。
最後に明かされる真相のスケールの大きさに驚き。
あんなにたくさん伏線が張り巡らされていたのに、伏線を伏線だとも思わず…何も見抜けず…
館シリーズはどれも真相が見抜けそうな気はするのに、全然見抜けないなぁ…( ˊᵕˋ ;)
今回も気持ちよく騙されました!
《シリーズ好きな順》
①十角館 ②時計館 ③迷路館 ④黒猫館⑤水車館 ⑥人形館
Posted by ブクログ
散りばめられた伏線に違和感を抱くことができるか。
手記と現在を交互に読んでいく構成に非常に臨場感があり、面白さの核となっている。
館シリーズの中では、トリック等もやさしめに設定されている。
Posted by ブクログ
記憶喪失の老人・鮎田冬馬からの依頼を受け、推理作家・鹿谷門実と出版社に勤める江南孝明は、中村青司が建築したという「黒猫館」を調査することとなった。鮎田の手記をもとに、鹿谷たちは黒猫館で起こった事件そしてその真相を探る…というストーリー。
面白かった。
けど、今までの館シリーズと比較すると割とあっさり終わったなという印象を抱いた。デッカい真相はえ!そうなの!?ってなったけど、全体的にシンプル。
鹿谷と江南はすっかり館シリーズの主人公になったのか、と思った。でも島田潔を鹿谷名義で呼ぶのは未だに慣れない…。
Posted by ブクログ
「館」縛りでこれだけ沢山のシリーズを作れる絢辻先生は天才だと思う。しかも文章がうまいので、サラッと読みやすい。
ただ今回は、「鮎田=天羽」が推理しやすかった点、登場人物たちの魅力に欠ける点などから、他の館シリーズよりも読み応えがないように感じた。
Posted by ブクログ
ギミックはこれまでにないほどわかりやすいものだった。館シリーズは基本、事件発生と、推理パートの時系列が分かれている。今作はその傾向が顕著だった。過去の事件の真相をゆっくり深堀する楽しみも理解できるが、それ以上に作中の最新時間で発生する事件にハラハラしたかった感はあり、そこがないので残念に思った。
Posted by ブクログ
館シリーズ第6作品目。読む前は、猫がたくさん出てきて犠牲になるのが猫だったらどうしようと心配していたけれど、そういうわけではないのでそこは安心して読んで大丈夫でした。
記憶喪失になった人の手記を頼りに、過去の事実に迫っていくのだけれど、、、なるほど、、、違和感を感じる部分は確かにあったけど気付けなかった。
そして、「善良な一般市民の倫理ってやつにも、最近は少々うんざりしているものだから」という島田さんのこの感覚がなんとも好きでした。
最後にあとがきで、次の館シリーズとなる第7作目の「暗黒館の殺人」について、綾辻行人先生が~ちょっと気持ちを切り替えて、ある種の覚悟を決めてお読みいただきますよう~とのことだったので、すぐに読みたい気持ちを抑え、一度別の本読んで気持ち切り替えてから拝読いたします。
そしてそして館シリーズ第5作目の「時計館の殺人」実写化!!!観たい!!!
Posted by ブクログ
おもしろかったです。鮎田の正体は分かったのに、館に隠された秘密はさっぱり分からず、そこは少し悔しいですが。どじすんということばや、脳髄の有無。ミステリーは雑学があった方が、色々と気づくところがあっておもしろいのかも。手持ちの館シリーズはこれで最後なので、積読本消化後に、続きを読むか考えたいと思います。