蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴……。著者畢生(ひっせい)の巨編、ここに開幕!(全四巻)
Posted by ブクログ 2020年04月29日
再読です。
「暗黒館の殺人」は、私が1番好きな小説です。
「館シリーズ」を、順に再読しようと思っていたのですが、待ちきれず飛ばして読んでしまいました。
ですが、初めて読む方はきちんと順序通り読む事をお勧めします。
暗黒館は新しい方なので、過去の作品中の出来事や人物などが話に出てきます。
登場人物の人...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月03日
「館シリーズ」第7弾。
全4巻からなるうちの第1巻。
熊本県の山深い森の中に建つという暗黒館の噂を聞き付けた江南は単身暗黒館へと向かう。
そんな江南の視点で語られる第一部から館の主人の息子、玄児に招かれ暗黒館を訪れた「私」の視点で語られる第二部へと続くこの巻。
始まりから漂う怪しげな雰囲気や、一癖も...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月19日
館シリーズ 7作目(1/4)
様々な視点で書かれた描写と館の構造を想像しながら読む楽しさがありました。
浦登家の家系図や登場人物の一覧、館の設計図が付いているので、分からなくなったらいつでも確認することが出来ます。
今回は序章ですので、これから起こり行く事件と中村青司が関わるこの館のからくりが楽しみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月24日
友人の浦登玄児に、彼の実家である熊本県の「暗黒館」に招かれた大学生の「中也」は、暗黒館にて様々な出来事に遭遇する…。
「中也」くんの本名が明かされてないのは絶対今後の伏線だな…。
一巻ぶん丸々、これからの物語の序章って感じで少し回りくどく感じるけど読み応えあり。
ハイライトは、毎年9月24日に行われ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月28日
シリーズ制覇を目指しているとはいえ、なかなか手を出すのがためらわれるくらいの超大作。かといっていつまでも読まん訳にはいくまい、ということで着手。序盤、これまでのシリーズ振り返りに頁が割かれたり、何だか長くするために書かれてるの?みたいな気もしたけど、そこはさすが、気付いたらいつも通りの世界観に浸れる...続きを読む
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