あらすじ
蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴……。著者畢生(ひっせい)の巨編、ここに開幕!(全四巻)
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Posted by ブクログ
遂に館シリーズも7作目の超大作へ。
通勤時間の合間にゆっくり読み進めて、ようやく一冊目を一月で読破。味わうように読み進めるこの感じは、一冊目と良く合っていたように思う。
江南から始まる第一部。すでに妖しく不穏な空気が漂う。
そして江南退場からの中也登場。時計館での江南の進行役として面白さを感じていた自分としては、中也でどのように物語が進むのか些か不安があった。が、なかなかどうして中也という男も面白いではないか。
初めて暗黒館を訪れた中也の視点と自分がリンクし、暗黒館の情景、そこに住む人々の様子の不気味さが自分事のように捉えられる、この感じ。特に、浦登家の人々が皆一様に狂気を孕んでいて、人間らしき薄皮一枚からその狂気を滲ませている様が、堪らなく不気味で気持ち悪くて心地よい。そして、宴が始まり、いよいよ抑え込まれていた狂気がいつ溢れ出すのか。一冊目から、暗黒館の世界に取り込まれて魅入られてしまっている。
記憶喪失と過去からの呼びかけ、(フォント違い)が意味するもの、間奏曲で転々とする視点、過去の館シリーズから引き継がれる幻視画・絡繰時計、ダリアの願い・浦登家の悲願、謎の肉…
一冊目だけでこんなにも壮大に広げられた大風呂敷がどのように畳まれていくのか。すでに宴は始まった。この宴の始末を最後まで見届けるのが待ち遠しい。
早く二冊目を読み始めることにしよう。
関係ないかもしれないが、浦登(うらど)のモチーフはヴァンパイアのヴラド3世から来ているのか?陽の光を嫌うところからも吸血鬼っぽい感じが。当たっていたら嬉しいな。
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「館シリーズ」で長らく足踏みし、17年間積ん読になっていた本書に、この夏休みにまとまった時間が取れたため、満を持して着手した。館の平面図があるが、暗黒館自体が広大すぎて、まだ足を踏み入れていない場所も多い。登場人物もかなり多い。館の関係者の外側に中也がおり、さらにその外側に江南がいるという三層の構図になっていて、彼らが今後どのように物語へ絡んでくるのか全く予想がつかない。そして1巻ラスト、あの宴での展開はあまりにもヤバすぎる。
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あ、、これは、、、今までの館シリーズの集大成に入ろうのしているかのような物語の導入部分、、、
河南くんが暗黒館へ心が奪われていく没入感が、メタ的な発想として今まさに私がこの『暗黒館の殺人』に、綾辻行人の世界にぐにゃりと現実から離れて引き込まれていくかんじがする。
まだ引き返せる、、けど此処に来るまでにもう自分の心は決まっている、、もう読み始める・館を訪れる準備は出来出来ている、、、
十角塔の存在といい、江南くんのヨミの件といい、なんだこのオマージュ感は、、、
「あたしたちは蟹よ」
に言葉を失ってしまった
心が壊れてしまった母親たち;;
黒い壁板に埋め込まれた“からくり時計”だとぉ??意味深すぎる…!!
──────────
前口上
第一部
第一章 蒼白の霧
第二章 誘いの囁き
第二部
第三章 墜落の影
第四章 空白の時間
第五章 緋の祝祭
間奏曲 一
第六章 異形の寸劇
第七章 惑いの檻
間奏曲 二
第八章 兆しの色
第九章 午後の無惨
第十章 迷宮の調べ
第十一章 闇の宴
解説 第一回
館シリーズを読み進めてきましたが、4冊に分かれていてそのボリュームが感じられる1冊目でした。今までの作品とはメインキャラクターが異なり、江南はいるものの怪我でいつもとは違う様子です。
1冊目読了時点で、明らかな殺人は感じられません。怪しく暗い館の中で奇妙な住人たちがどうなってしまうのか楽しみです。
Posted by ブクログ
建物も人物も妖しさMAX。時計館が生温く感じる。件の双子は悪霊島(横溝)を彷彿。更に傴僂に早老症。このミステリーオールスター感。オールスターといえば水車館、時計館を読んだ人には「!」なお名前もぞろぞろと。そしてお得意の義務教育放棄。
ダリアの宴、期待よりも不快感が凄い(こっち見んな・キモいペーストは何?・だから何の肉だよ!)
鬼丸さん思ったよりお喋りで笑った。もっと仲良くなって聞き出しまくるべき。
今回は頼りのコナンは使えん状態。
潔、早く来てくれー!(まだ早い)
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まだスタートしたばかりといったところだろうが、不穏な空気感、登場人物の不気味さといった要素は遺憾無く描かれている。
どのように展開するのか楽しみ。
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約600頁もある本作第一巻は、読者を作中に引き摺り込もうとしている。569頁で鳥肌が立った。予想される展開は次巻にとっておくとして、まだ物語は始まったばかり。そう、まだ一巻である。
館が大きいので地図を見るべし
読み進めるのが大変と聞いていたけど、わたしも何度も寝落ちしました。笑
文章が読みにくい訳ではなくて、
大変なのは館の説明の部分なので、地図をブックマークなり写真撮るなりして、さっと見られるようにすると、良いと思います!
建築の用語は、気になるのだけググれば大丈夫!
一巻は不気味で、謎がいっぱいです。怖かった。
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シリーズものだと知らずいきなり読み始めてしまった暗黒館。
でも、ナニコレおもしろーい!となった。いかにも曰く有りげなお屋敷と住人たち。中也くんて。
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長編ゆえにゆったりしたスタートで始まり、淡々と進んでいく。
伏線が張り巡らされている感をものすごく感じるけど、どこがどう繋がるのか予想できない。
最後のダリアの会のあたりで面白さが一段跳ね上がりました。
淡々とした感じが続くけど、最後にきちんと話を盛り上げていくところはさすが綾辻先生といった感じ。
続きが楽しみ!
Posted by ブクログ
全四巻なだけあってゆっくりと話が進んでいっていたと思う。
正直、スロースタート系は苦手なんだけど「じっくり読んでて良かった〜!」と思えるくらい、読み終えた頃には満足してた。いつも以上にゆっくり読んだ。
前半でしてたさり気ない話とか、これまでの「館」とか、中盤くらいから点と点が線になってきた。こういうの大好き。まだ途切れ途切れの線がいっぱいある感じだけどすごく楽しい。
分厚い続きがあと三巻もあるの幸せ。
Posted by ブクログ
序盤は事件が起こらず、ずっと記憶喪失回&
時々入ってくる()の太字台詞はなに……
と思いながら読んでいた。
江南が主人公と見せかけて、まさかの記憶喪失その2でオイ!笑となりつつ、中也メインで進んでいく。
玄児と家族揃っての囲い込みが気になる…
彼は一体何を食べさせられたのでしょうか……
まだまだ4巻まであるので、
ゆるりと追っていこうと思う!
Posted by ブクログ
視点が変わるメタ的な書き方はあまり好みではないものの、内容が面白いのでさほど気にはならない。
シリーズの中でも屈指の怪しさを放っている暗黒館。得体の知れない恐怖があり、読む手が止まらない。
情報量がとにかく多く、とんでもない数の伏線が張り巡らされている予感。登場人物も多く、覚えられるかが不安であったが、そこは綾辻先生。自然な流れで把握することができた。
物語はまだまだ始まったばかりなのだろう。多くの謎の真相が気になって仕方がない。
今のところ雰囲気はシリーズの中で最も好き。
Posted by ブクログ
とにかく伏線と謎を散りばめながら舞台設定に丸々1冊600ページ近くを費やしている。事件も起こらずダレてきそうなもんやのに、退屈に感じるどころか先が気になって読み続けてしまう。
それにしても、今回の館はこれまでと比べても群を抜いて不穏な雰囲気が漂っており、登場人物はみな異様で不気味。これから起こる惨劇に期待が膨らむ。
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もう館シリーズというだけでワクワクしてしまいます。
文庫本で全4冊のうちの一巻目。
館シリーズらしく、少し不気味な雰囲気が漂い、謎に満ちています。
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暗く重い雰囲気で、長い長い舞台設定を理解させられている気分。登場人物の多さも相まって中盤までは読み進めにくさはあれど、終盤の「宴」にかけて加速していく感がたまらない。
Posted by ブクログ
「館シリーズ」7作目。孤島の妖しげな館を舞台にしており、読んでいてまず雰囲気が似ていると思ったのは京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」であった。浦登玄児が時に歴史的な智識などを交えつつ、館のいわれなどについて語る様子は、どことなくあの古書店の主人を思わせる。しかし本作はそれに留まらず、古今東西のあらゆる推理小説から影響を受けていることは明白であり、謎の儀式やら、曰くつきの一族やら、秘められた過去の事件やら、過去に数多の小説で扱われてきた要素がつぎつぎと登場したかと思えば、挙句は結合双生児(いわゆる「シャム双生児」)まで出てきて、さながら推理小説界の幕の内弁当である。「館シリーズ」の集大成どころか、推理小説全体を束ねるような存在である。本作は文庫本で全4巻になるという大ヴォリュームであるが、こんなにさまざまな要素を採り入れていればそれも当然であろう。それでいて胃もたれを起こさせるような内容ではないのは、さすがの筆力といったところであろうか。もちろんちゃんと面白さも伴っていて、この長さもまったく気にならないほど楽しく読むことができた。しかし、推理小説のクオリティとしてはどうか。個人的には「〝視点〟」という存在についてどうしても馴染めなかったし、推理小説の手法としてもややアンフェアだと思う。「〝視点〟」は自由自在に時空を移動して、急に過去のできごとを「目撃」している場面に移るなど、独特の存在であるが、どうにも違和感がある。小説で過去に急に場面転換をすることは一般的に許されているのであるから、たとえば回想シーンを取り入れるなどして、もっと自然な形で描いてほしかった。長さという意味では超大作でも、コレでは内容としては超大作とはいえない。面白かったとはいえ、もうすこし4巻のヴォリュームにふさわしい、欠点がないような内容であってほしかった、というのは贅沢すぎる感想であろうか。
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探偵役の鹿谷が出て来ない状態であるし、さらに、事件という事件も起こらずに一巻が終わってしまった。ただ、暗黒館の間取りがだんだん頭に入ってきた感じはする。早く次の話を読まないと忘れそう。
市郎が見つけた死体は誰のものなのか。江南が体験したことと市郎が体験したことに若干の相違が見られるのはなぜなのか。江南が財布をポケットに入れたのに見つかった時には持っていなかったのはなぜか。本当に見つかった青年というのが、江南であるのか。
気になる場所は色々あり今後が楽しみ。
Posted by ブクログ
590ページのプロローグ
相変わらず奇妙な館に謎めいた住人、少しずつ始まる異常事態の中奇怪な宴が始まった。
そして定番のクローズドサークル。
ここから何が始まるのか楽しみ。
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やっと、、、やっと1巻を読み終えた。
不穏な雰囲気しかない!
そして謎だらけ!
これ、全部、ぜ〜んぶ回収してくれるんだよね。
他の本に寄り道ばかりして一ヶ月以上かかって読んだけど2巻もそんな感じになるかも^^;
がんばろ〜
Posted by ブクログ
館シリーズはこれまで割とするする読めたのだが、この作品は中盤まで読むのに苦労した。
中盤以降は盛り返してわくわくしたけれど、第一巻は壮大な導入部分に過ぎないのだなという印象。
第二巻からどうなるのか楽しみ。
あと江南くん早く記憶を取り戻すんだ!
Posted by ブクログ
読みたくて読みたくてウズウズしてた!表題や黒の描写に引っ張られてる気もするが、過去作品と見比べても暗い。太陽光が差し込む部屋で読むと違和感を覚えるくらい真っ暗。
遅かれ早かれ江南くんは事件に巻き込まれるとは思っていたが、まさかこんな形とは...。今後の市朗くんの立ち回りも気になるし。玄児は一体何を考えてるんだか。少しずつ話が進み出している。
Posted by ブクログ
いよいよ、この巨編にたどり着いた。
本巻は、物語を大きく動かすというよりも、雰囲気をじっくり味わう印象だ。
とはいえ、水車館の頃から気になっていた“絵”の存在や、コンディションは最悪だが河南くんの関与があるため、静かな進行であってもこれまでの館の流れを感じて引き込まれる。終盤の“宴”には、良からぬ想像をあれこれ掻き立てられた。
現時点では、読者に挑戦するような明確な謎が提示されているわけではない。それでも、河南くんが果たす役割や、中也氏が辿る運命については気になる点が多く、伏線がたくさん張られている感覚がある。
派手な展開は控えめだが、その分、これからの期待が高まっていく巻だった。すぐに二巻へ進みたい。
“母親”が一つのテーマになっているようだ。
Posted by ブクログ
4巻にも及ぶ大作を今まで読んだことがなく、最後まで読めるかどうか不安ではあったのですが、まずはなんとか一巻を読み終えました。
とにかく館が大きい!!今までとは違って序盤のうちに館のカラクリが出てきたり、前作の某建築家、画家、時計屋が出てきてシリーズの面白さを感じました。これからがどうなるのか楽しみ!!
Posted by ブクログ
読み終えるのにかなり時間がかかりました。登場人物との関係性や建物の構造を、じっくりと理解していくのが一巻目の役割だったので、あまり物語自体の進展はありませんでしたが、ここからどう話が進んでいくのかがとても楽しみです。
Posted by ブクログ
ついに…!
makiさん、入館しましたよー| ॑꒳ ॑)
詳しい感想は最終巻にて✎☡
今のところ、かなり不穏。
謎が多すぎる。
そして、食欲がなくなる…。
今日の晩ごはん、肉なんだけどー!!!( т т )
Posted by ブクログ
1冊目、しかも600ページ弱の長編もはやシリーズ読破に向けた使命だ。きっとそこかしこに伏線が張られているのだろうけど、4冊目読み始める頃には忘れてそうだ…宴が始まったら楽しくなってきた。