【感想・ネタバレ】暗黒館の殺人(一)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年08月16日

館シリーズ第7作品目。
原稿用紙およそ2600枚という本作品についに挑みます。

玄児に広い広い暗黒館を案内してもらいながら、私も中也になった気持ちで楽しむことができました。
暗黒館にはたくさんの人が住んでいますが、1巻を読み終えたところで、だいぶ人間関係が頭に入ってきました。
約600ページと分厚...続きを読むい1巻ですが、面白いのであっという間に読めました。
2巻に続きます!

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購入済み

館が大きいので地図を見るべし

2023年02月23日

読み進めるのが大変と聞いていたけど、わたしも何度も寝落ちしました。笑
文章が読みにくい訳ではなくて、
大変なのは館の説明の部分なので、地図をブックマークなり写真撮るなりして、さっと見られるようにすると、良いと思います!
建築の用語は、気になるのだけググれば大丈夫!
一巻は不気味で、謎がいっぱ...続きを読むいです。怖かった。

#怖い #ダーク

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Posted by ブクログ 2024年03月04日

「不穏」「不気味」これが始まったばかりのこの物語の第一印象です。絵画や時計や人形や猫…今までの作品を思い出させるような描写もあって、これからどんなことが起こるのか楽しみです。

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Posted by ブクログ 2024年03月02日

第1作目から読まれた方は是非この巨大迷宮の扉を開放してください。
最初の構成や導入のところから既に面白いです。
重厚な館が始まろうとしている。そんな雰囲気が漂う第1巻目です。
多少分厚いですが、結構すんなり読めてしまいます。
それもこれも設定が面白いですし、これからどうなるんだろうという期待感があっ...続きを読むてこそだと思います。

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

ついにここまで来た!「館」シリーズ7作目!
蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な...続きを読む宴……。

まだ第一巻で何も起きていない、半分にも至っていないけれど、既に面白い…!不穏に次ぐ不穏な展開、「ダリアの宴」(「ダリアの宴」で飲み食いしているものってもしかして〇〇だったり…??)、水車館ぶりの登場「藤沼一成」の幻想画。江南が十角塔から転落したことにより、暗黒館内部の情報や人物は全て「私」こと中也の一視点で見ていくことになる。中也さんはもうすでに記憶を取り戻しているけど、その名前は明らかになっていない…。読者は「私」に感情移入していくことになるけど、その「私」も謎多き人物で…。江南も中也さんも浦登玄児も、その他暗黒館に住まう住民全て、過去の記憶が曖昧になっていたり、過去に囚われてしまっていたり、今(作中世界)の時間軸に生きていない人な気がする…。第7作目の暗黒館では、「過去の記憶」がキーワードになってくるのかしら?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月28日

館シリーズ7作目!ついにここまで来たという感じです。
シリーズの中で最も長く、登場人物も多くなかなか整理しながら読み進めるのが大変です…。
前作共通して不気味な雰囲気はあるのですが、今作は登場人物が異形であるというのがよりゾッとします。一巻最後の方のダリアの日の儀式は読んでいてずっと不快でした。一体...続きを読む何を飲まされて何を食べているのか…。

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Posted by ブクログ 2024年01月27日

ただただ、不穏、不穏、不穏の連続。
まだ何も起こらない、何も分からない。
ただ不穏なだけの第一巻。
否が応でも期待値は高まります。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月10日

いよいよこの超絶ロング館に手を出した。
山奥の湖の島にある、外装も内装も全て黒の館、暗黒館。
そんなおどろおどろしい館に足を踏み入れた”私”は、館の中でも奇妙な住民たちとあれこれやりとりしていくが…
事件が起こらないので、とても長く感じる部分もあったが、ダリアの宴が恐ろしく禍々しく薄ら寒くて、これは...続きを読むこのあと一体何が起こるんだ?!と先が気になって仕方ない。
四つの館の見取り図も見慣れてきたので、次巻以降の展開が楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年07月07日

ついに暗黒館にたどり着いた。ずっと足踏みしていた。
建物の説明など、イメージしながら読んでいく。こういった説明が続くと本来は読み飛ばしたくなるところだが、時間がかけて読み続けた。
解説にもあるように、まずはこの館の中を散策する気持ちで読み進めた。作り上げられた世界観がすごい。途中で何度も「これなに?...続きを読むどういうこと?」と思いながら読み進めた。

早く先が読みたくなって、何度も2.3.4巻に手を伸ばす。その度に、もっと深く味わいたくて本を開くのを諦めて1巻に戻ってくる。

いざ読んでみると、これだけの登場人物や館の設定に入り込むにはむしろ簡潔にまとめられていたのでは?と思い知らされる。

今まで読んでいた館シリーズは確かに面白かったけれども、ここまで物語に入り込めたか?と言われると本作が1番だとも思えてきた。

正直あと3冊も何を書くことがあるの?と思いながらこの先が楽しみでしょうがない。

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Posted by ブクログ 2023年05月19日

館ワールドの序章

館シリーズ 7作目(1/4)
様々な視点で書かれた描写と館の構造を想像しながら読む楽しさがありました。
浦登家の家系図や登場人物の一覧、館の設計図が付いているので、分からなくなったらいつでも確認することが出来ます。
今回は序章ですので、これから起こり行く事件と中村青司が関わるこの...続きを読む館のからくりが楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年01月24日

友人の浦登玄児に、彼の実家である熊本県の「暗黒館」に招かれた大学生の「中也」は、暗黒館にて様々な出来事に遭遇する…。
「中也」くんの本名が明かされてないのは絶対今後の伏線だな…。
一巻ぶん丸々、これからの物語の序章って感じで少し回りくどく感じるけど読み応えあり。
ハイライトは、毎年9月24日に行われ...続きを読むる浦登家の行事「ダリアの宴」。
ダリアの祝福を、我らに!
さあ食したまえ、その肉を!
…肉って…???絶妙に嫌な予感…。
綾辻ワールド炸裂というか、なんとも言えない不気味な世界観の拡がりを感じさせてくれる。

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Posted by ブクログ 2023年01月23日

推理が必要とされる場面まで長いのが苦手な人は好きじゃないかもしれないね。血塗られた一族の説明がまるまる一巻文続きます。最後まで読むと面白いのですが。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月27日

館シリーズ最長編についに手をつけました。
かなり長い間読むのを躊躇っていた作品。4冊にわたる超大作は、読み始めが1番ハードかもしれませんね…笑
1作目はミステリ小説とは思えないくらい、登場人物や館を丁寧に紹介だけして終わります。
続く二巻では殺人が起こってしまうらしいんだけど、ここまで丁寧に人物紹介...続きを読むされるとこれまで以上に同情してしまいます。

さてどうなるでしょうか、、

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月03日

ついに手を出し始めてしまった、全4巻からなる「暗黒館の殺人」。

編集者・江南が九州にある暗黒館を目指すところからはじまる。
作中では、江南は塔から転落して記憶喪失…という体で書かれているが、実際にはどうなってしまうのか。

第1巻では、江南、「私」(中也)、中学生の少年の3人の視点。しかし、この3...続きを読む人の視点はパラレルワールドのように少しずつ事実がズレている。不気味である。
中也が、浦登家の儀式「ダリアの宴」に参加し終わったところで、第一巻は終わる。
まだ明らかな殺人事件は起こっていない(使用人が負傷して生存見込みがないとされているが、それはボート事故とされている)。

私の現時点での予想ですが、
中也のいる場面と、江南のいる場面とでは時代が大きく異なるのではないだろうか。
江南のいる時代は1990年代。
一方、中也は建物を見るのが好きで、「一年前に、Y県N町にある済生館を見てスケッチした」という描写があった。
偶然にもそれは私の地元なのだけど、90年代よりずっと以前に、旧済生館はN町から移転しているのだ。
つまり、中也が存在するのは90年代ではない…?
敢えて実在する建物、地名を出すのだから、これがなにかのヒントになっているに違いないとは思うけれど。
中也がいる場面はかなり昔なのか、それとも「一年前」というのが誤りで、中也が一時的に記憶を失った間に長い年月が過ぎてしまっていたのか…他の描写からすると、おそらく前者じゃないかなと思うのだけど・・・。

私たちの江南はどうなってしまったのか?
中也たちと共にいる「江南」を名乗る記憶喪失の人物は何者か…?
中学生の少年が見た事故現場の死体は誰なのか?
ダリヤの宴に中也が招かれたのは何故か?
ダリヤの宴の意味とは?

まだ殺人事件は起こってないものの、既に不気味さ満点の暗黒館。
続きが気になる!!

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Posted by ブクログ 2021年08月10日

全然話が進まないし全然事件が起きない!と思ったら4巻構成でした笑
色んな伏線が随所に散りばめられ、不穏で悍ましい空気を作って終わった1巻…ここからが楽しみですね〜!!
黒猫館飛ばしちゃったけど大丈夫かな

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年08月07日

館シリーズの中でも、最長の長さを誇る『暗黒館の殺人』の1冊目。
状況説明や人間関係・この後に起きるであろう展開の伏線らしきものが並べられ、世界観も嫌と言うほどにまで味あわされる。全員が何かに固執し、とらわれている様子や裏に潜む狂気が十二分に展開されており,読んでいるこっちも引き込まれていく感覚に陥る...続きを読む。これから何が起きるのか楽しみである(第2巻へ)。

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Posted by ブクログ 2021年04月28日

シリーズ制覇を目指しているとはいえ、なかなか手を出すのがためらわれるくらいの超大作。かといっていつまでも読まん訳にはいくまい、ということで着手。序盤、これまでのシリーズ振り返りに頁が割かれたり、何だか長くするために書かれてるの?みたいな気もしたけど、そこはさすが、気付いたらいつも通りの世界観に浸れる...続きを読むようになってくる。とはいえ、いつも以上に人物描写も細かくて、背景説明も詳しいのは、まあむべなるかな。にしても、不穏な気配は十分に漂わせつつ、1巻が終わった時点で、事件らしい事件がまだ起こっていない、ってのもビックリ。

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Posted by ブクログ 2021年03月17日

違和感が漂って、充満していく。4巻構成の初めの理想的な形だと思う。何も始まらないけど、始まりが不吉であることを予感させるこの気持ち悪さは絶品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月31日

久々の館。じわじわ不気味さが漂っていて、この館も好きです。今回の館があるのは熊本。
闇に沈む巨大な館に、異形の住人たち。そして中原中也…好みの世界。
初っ端から、江南くん大丈夫!?という展開でドキドキです。島田さん(といまだに呼んでしまう…)来ないし。
ちょこちょこ、これまでの要素が出てくるのも良い...続きを読むです。十角形の塔に、藤沼一成の絵画。
まだまだ事件は始まったばかりのようなので、続きも楽しみです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年06月28日

3.5
熊本の奥深くにある暗黒館。浦戸家を巡る謎とともに、中村青司や館シリーズの総決算的な4冊。最初は編集者の江南、その後は記憶を失った中也の1人称で進む。黒猫館の時の青司の教官だった神代舜之介、水車館の画家藤沼一成、時計館の古峨精計社などこれまでの知った名前が登場。H型二重体のシャム双生児の姉妹、...続きを読む早老症の9歳児などの奇形、ダリアの日と、怪しい食事会と肉。謎をちりばめ次官へ進む。「食したまえ、その肉を」の連呼のシーンは迫真に迫りなかなか面白い。中也は本来の姓名が判明したものの伏せたまま中也で話が進む。
中也は事故で記憶を失いしばらく当主の息子玄司に中也と呼ばれ3週間後には本来の姓名が判明したがそのまま中也と呼ばれ続けた。

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Posted by ブクログ 2024年04月21日

1巻は中也を視点に暗黒館の内部や人物の説明が主。
謎の地震や怪しい一族の言動、そして江南の今後がどうなってゆくのだろうか。
あまりの本の分厚さにここ一番時間がかかり、次巻もあるのか...と少し怯んだけど、最後のダリアの宴部分の気味悪さは恐ろしくて続きが気になる!

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Posted by ブクログ 2024年03月05日

何かが起きたわけじゃないから読むのしんどめ
世界観が壮大なのはわかった
そして太字のはなんなんだ
次巻あたりから面白くなりそうな予感

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Posted by ブクログ 2024年02月18日

九州熊本郡部の山深い森の中。
影見湖に建つ「暗黒館」
平面図は、四棟分。
東館・南館・北館・ダリア館と呼ばれる西館。
そして十角塔と惑いの檻。
島に渡る浮橋は壊れ、舟は流され、島そのものがクローズド。
そこに住まう一族の妖しさ。
子供達が病う先天的病症。
一部記憶がない男。
すべての記憶がない青年、...続きを読む仮の名中也。
名前の記憶のみの青年、江南。
過去の館シリーズをふまえつつ、横溝正史的な雰囲気を醸し出し、緋の祭典とよばれる、謎の多いダリアの日を迎える。

さて、2巻へ。

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Posted by ブクログ 2024年01月14日

『館』シリーズ第7弾。
ついに4巻からなる『暗黒館の殺人』に。

湖上の小島にある『暗黒館』。その当主の息子・浦登玄児に招かれた『中也』は、その不思議な一族。
美しいジャム双生児の姉妹、早老症の9歳の少年…

そして、奇妙な宴『ダリアの宴』に参加することに…

そして、江南も中村青司が設計したという...続きを読む『暗黒館』に向かうが、『暗黒館』の『十角塔』から転落し、一時的に記憶を失う…

これまでの『館』シリーズに登場してきた、藤沼一成の絵画や、古峨時計店。
繋がっていくのだろうか…

江南はどうなるのか…
ひとり、『暗黒館』に向かった中学生・市郎は…
『中也』は何者なのか…
鹿谷はいつでてくるのか…

しかし長い…
まだあと3巻も…
最後までたどり着けるのか…

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Posted by ブクログ 2023年07月16日

約600ページ読み終わったけど、解説いわくやっと始まりらしい。
今までのように館の孤立状態はつくられたけれど、伏線の大量発生で謎だらけの状態。今後どうなるのだろう!?

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Posted by ブクログ 2022年08月24日

4部作の1作目。怪しさ満載の暗黒館。
藤沼だったり古峨だったり、館シリーズを読んでいる者には懐かしい名前も出てくる。
どんな秘密が隠されているのか…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月09日

なかなか事が起きないなぁ〜と……まぁ4部作だからこれからがどうなることやら。
ダリアの宴なんて怪しさMAXのワード出た時点でもう絶対食われるか食わされるか二択の食人文化の宴じゃん!と思ったけど果たして真相はいかに…
得体の知れないもの食べさせられる恐怖よ…

心身のどちらかが普通でない登場人物が多い...続きを読むけどその辺も後々詳しくわかるんかな?

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Posted by ブクログ 2022年06月21日

4部作の1つ目。
全部読み切るにはけっこうな忍耐が必要そうだなぁ。
ゆっくりと時間が進んでいきます。
そして謎の多いこと多いこと。まだ何も明らかになっていないけど、これからの話がどう展開され、そこに鹿谷や、江南がどう関わってくるのか楽しみです。

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Posted by ブクログ 2022年03月14日

館シリーズの中でもかなりの長編で読むのに覚悟がいるが、読み始めると、その奇妙な館、奇妙な登場人物に惹かれていった。これからどんな事件が起こるのか。二巻以降に期待したい。

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Posted by ブクログ 2021年08月21日

とうとう手を出してしまったなという感じです。ものすごいボリューム。一巻目からしてすでにその重みで手首が痛いです。正直なところ、これもっと字を小さくして行間を詰めたら手首の負担も少なかったんじゃないかと内容に関係ないことを何度も思いました。
さすがに登場人物が多すぎて、何度も人物紹介のページを戻りまし...続きを読むた。途中で家系図がありましたが、あの図は人物紹介の次くらいにほしいです。さっと見たいんだよ。誰が誰だったか、どんな関係だったか、ほぼ館の紹介で一冊終えてしまったので覚えるのが大変でした。
とりあえず本名もわからない主人公、中也くんは間違いなく関係者だろうということで置いといて、江南くんのことが心配ですね。あとはここにきて藤沼一成の絵がまた登場してきたので、水車館の時みたいなファンタジー要素を取り入れられたら嫌だなという気持ちがあります。島田さんもまだ登場する気配がないですし、導入部分が長くて疲れたという印象の一巻目でした。

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Posted by ブクログ 2021年05月31日

館シリーズ最長編の第一巻。ここに一体どれだけの伏線が張られていて、どんなふうに回収されていくのか…そしてシリーズの主人公的存在である鹿谷門実はいつ登場するのか…続きが非常に気になります。物語としては、まだまだ核心に迫るとこまでいかず、導入部分だと思いますので、今後も楽しみに読み進めたいです。

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