あらすじ
血塗られた浦登(うらど)家の系譜を受け継ぐ者は誰? 漆黒の館を包み込むのは断罪の炎か。逆転に次ぐ逆転の果て、とうとう事件の真相は明らかになったかに見えたが……。空前の本格&幻想(ゴシック)ミステリ巨編2600枚、ここに堂々の完結!
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Posted by ブクログ
4つ全てにダラダラと書くのも忍びないので、最終巻に。
本作は、探偵小説という異形を粘土の如く弄り新たな畸形に拵えた作品である。世界観もパズルも、全ては著者の思うがままであり、私たち読者はまんまと騙され、魅了され、次の館へ向かうのである。びっくり館に、奇面館に、双子館に向かう皆様へ、ダリア様からの祝福があらんことを。
Posted by ブクログ
綾辻作品の真骨頂は、「推理しよう」と意識する前に、気がつけば物語によって推理させられている点にある。
どのタイミングで「まさか」という疑念を抱かせるか、読者の脳内にある思考の遷移までもがすべて計算通りに支配されているかのような感覚がある。
正しい推理に行き着こうが、間違った推理に誘導されようが、最終的に味わわされるのは圧倒的な敗北感。その掌の上で躍らされる感覚こそが、何とも心地よい。
Posted by ブクログ
面白すぎて、驚きすぎて言葉が出ない。怒涛の伏線回収。館シリーズをこれまで読みつづけたからこそできる最高の読書体験。
どこから書けばいいか、まず、時代が違っていた「河南」の叙述トリック。
正直コナンくんがコナンくんなのか、本来のイニシャルは「T.K」なのでは? 犯人の動機が「苦しんでいたから楽にしてあげた」ということは薄ら考えていたが、まさか状況が近似している、まさか主役級の彼が犯人だとは思わなかったので、完全に作者の策にハマってしまった。気付けなくて、とても悔しい。
そして玄児と孝明の入れ替わりトリック。
これには、いや、これにも驚かされた。
自分が浦登家の人間じゃないと知った時、本当の父親が柳士郎と知った時の彼の心情はどのようなものだったのだろうか。二人もこの家の被害者だよなあ。
次に、十八年前の鏡のトリック。
鏡が家にないという設定自体がおもしろいと感じていたので、これがトリックに使われていると知り、納得感があった。
私は記憶があったときから、鏡の存在は認識していたと思うので、知らずに生活するという発想が頭から抜け落ちていた。
最後に、中也=中村青司
もうねー、これは、いちばん驚きましたよ。
今まで館シリーズを読んでいたら誰だって驚きません?
読み進めていて、中也の本当の正体は誰という疑問は頭の中にずっと残ってたんですよね。
浦登家に纏わる人間なのかな?と予想していたが、それを超えてきた。私の中の中村青司は怖くて、無機質なイメージだと思っていたので、本作で登場する中也くんは人間らしいなと感じた。
暗黒館の殺人も『中村青司が引き寄せた物』だと思っていたが、その逆で、『暗黒館の殺人が諸悪の根源』だったのか。。
館シリーズファンは読むの必須と言われた意味が身に染みてわかる。
正直、一巻や二巻は長く世界観に入り込みきれず、挫折しそうになったが、最後まで読んで本当によかったと思う。これを機に他の館シリーズも読み返したいなと思った。
ダリアの儀式はまだ続いているのか、玄児たちは復活したのか、この屋敷にまつわる謎は残っている…
館シリーズの様々な作品のモチーフとなるようなものが散りばめられた作品でした。読みながら気づいていたトリックと明かされるまでわからなかったトリックがあり、複雑で満足感がありました。もっと詳しく結末を知りたいような知りたくないような、考察するひとが多くいそうだと感じました。
Posted by ブクログ
館シリーズの第7弾。
文庫4冊、2,000ページ超えの大作!
ある意味、今までの館シリーズの集大成と言える内容でした。
謎が謎を呼ぶ展開で、全く中弛みせず読み切りました。
Posted by ブクログ
すごいとしか良いようがないです。一巻を読み始めてからかなり長い期間をかけて読み進めてきましたが、最後まで読んで本当に良かったです。十角館から順番に読んでいる人にはぜひ読んでほしいです。全ての作品が繋がっていきます。
Posted by ブクログ
えげつない達成感。
十角館にも劣らないあの1行。
そんなのありかと思わせつつ、終わってみれば不思議と納得感にもあふれ、自分の視点すら飛んでいくような感覚。
気軽に人には勧められないけれど、聞かれたら間違いなく勧められる全4巻でした。
そしてこれはまた全然違う意味で実写化不可能だろうな‥
Posted by ブクログ
あまりに面白すぎた。読みながら何度本を閉じ放心したかわからない。怒涛の回収劇にずっと頭抱えてた。綾辻先生が偏愛する理由も分かるわ、生命削り過ぎ。凄すぎる。
この長さになると中弛み(大変失礼!)を心配しがちだが、館シリーズにおいてそんな不安は必要ないのでご安心を。空腹も眠気さえも忘れて没頭し、気づいたらフィナーレなので。
十角館から順に読むことを強くお勧めする。
Posted by ブクログ
謎が多すぎて、焦らされて、そして最後怒涛の事実判明が続く。十角館から一つずつ順序通りに読んできて良かったと思わせる、これまでのシリーズの集大成!
Posted by ブクログ
遂に読み終えた。
こんなに長いミステリーを読む機会は、今後訪れないだろう。
超面白かった。
もしかすると
「読み終えたぞ!」という達成感によるブーストが多少あるのかも知れないが、
個人的には館シリーズの中で一番面白かったかもしれない。
この長さでほとんど中弛みせずに楽しめるのは凄いことだと思う。
シリーズの代表作といえば"十角館"なんだろうけど、
何もかもが違う。
これまで館シリーズを読んできた読書に対する、
ご褒美のような超長編。
私は前作から時間を空けて読んでしまったが、
間髪入れずに読んでる人はより一層楽しめると思う。
ファンタジー要素が入っている、と見せかけて
実は入っていない。
この塩梅も良かった。
ボリュームを恐れて手を出せずにいる方、
ぜひ読んで欲しい。
十角館と時計館は晴れてドラマ化されたが、まぁこれは長さ的にも内容的にも無理だろうな…
Posted by ブクログ
「そんなのアリかよ…」これが率直な感想ですね。
確かにヒントはあった。
所謂エピソードゼロ、まさか中村青司誕生の話だったとは……
正直めちゃくちゃ長いし、島田と江南コンビをたっぷり楽しむのとは少し違うが、この暗黒館の殺人は館シリーズには必要であり、そりゃこの長さになるわ…って思いました。
いや〜長かったけど楽しめました!
Posted by ブクログ
こんなに長い物語を、一つの作品としてまとめ上げる、作者の技量と心意気に感服する。
館シリーズ最初からの読者にとっては、最後に驚きと喜び必至の仕掛けがある。
Posted by ブクログ
推理小説というと少し肩透かし、しかし館シリーズに愛着がある人は必読。まさにエピソードゼロ。
暗黒館の方々に愛着が湧いてしまい謎の寂しさが。
ここまできたらダリアの祝福を信じてしまっている自分(憑かれているのかも)
・ダブルどころかトリプルミスリード
・噴火やら原爆やらヒントは出ていたが深く考えなかった
・征順がやたら建築に詳しかった
・コナンが利吉を轢いたんだと思ってた
・一郎と慎太が熱い(ダブルミーニング)
・一巻の雑貨屋の店主の特徴は覚えていたので道理で!と震えた
・玄児(ホンモノ)キチガイ過ぎる
・ヴァンダインです。より震えた。妻の名前が出た時点でアレ?と思ったらもう遅い。やられました。
・中村青司はキチガイイメージだったのでこれは良い裏切り
・現代版暗黒館は惑いの檻が室内に入ったことでより怖すぎる
・二人で練習していたシューベルトのピアノソナタ20番第二楽章がこの雰囲気にぴったり。とはいえこの黒塗りの館で聴いたら絶対恐い。
・現代版惑いの檻は玄遙ではなく柳士郎だったり?
・鬼丸生きてたら嬉しい。清くんは…
・現代版暗黒館の医師は忠教(ホンモノ)かと。生きてたら現当主だろって? そこは色々秘密にしなくてはいけないルールですから征順さんのが好都合なんでしょう。知らんけど。
Posted by ブクログ
えぇっ?!てなることが何度あったことか…
え、君コナンじゃないの?!え、君忠教じゃないの?!え、コナン君どこにいるの?!
あれ、なんか違う設定じゃなかったっけ?って違和感を持つことはありましたが、気にしてなかった…
中村青司、ずっと存在だけは他の館シリーズで出てきていたからこの暗黒館でもそれだけかと思っていました。まさかここが原点だったなんて。
中村青司ってどんな変な人なんだろうと思っていましたが、中也くんは結構普通でした。
ダリアの肉を食べたんだから、今後どこかで生きて出てくる時が来るのかな。とても楽しみです。
Posted by ブクログ
長すぎる。それでも、読めてしまった。それはひとえにシリーズとしての面白さ、そして「暗黒館」という舞台にのめり込まされたためだろう。
一から読み進めてきたこの三週間、暗黒館に取り憑かれていたと言っても過言ではない。
Posted by ブクログ
素晴らしかった❢
そしてこの小説を読み切った自分を褒めたい、と思ったのは宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」以来。
ありきたりになるかもだけど騙されたし予想外だったし、何より最後にちゃんと鹿谷さんが出てきて良かった❢
ブク友さんから聞いていた、なるほど、角島と十角館から繋がる、ってこういう事だったんてすね。
Posted by ブクログ
館シリーズ7作目の4巻。ついに最終巻。
いやぁ、長かった。。けど、4巻目はあっという間だった。これまでの事件や謎の解決編にあたるわけだけど、落とし所がさすが。長大な物語を一気に収束させた印象。
このシリーズの醍醐味とも言える、どんでん返しの展開に驚愕…。
真相が明らかになる衝撃とともに、えっ?何?と一瞬、自分の立ち位置を見失う、ふわっとした浮遊感、そしてガラガラーっと崩れ落ちるこれまでの関係性。この虚無感が堪らない。ラストはゴシックホラーからファンタジー的な感じへと趣向が変わり、終わりの見えない呪縛を背負う一族の哀愁が漂う。なんとも言えない深い余韻を残した。
暗黒館は館シリーズ総決算的なエピソードの連続で、これまでの館を思い出すととても感慨深い。
4巻通して読めて、なかなかの達成感。これなら京極先生の鈍器本も怖くない!?
…いや、やっぱり怖い(汗)
Posted by ブクログ
まずはこの長編作品を読み終えた自分を讃える。2,000頁近くめくり、散らかされた玩具が片付けられていく。全然登場しねぇじゃねぇか!!苛立ちと憂鬱がないまぜの私を綾辻行人の叙述トリックが解消していく。あぁ、なんだかまだ伏線を残している気がしてならない。勝手にまた霧の中に入っていこうとする自分がいる。余韻を味わっている。
Posted by ブクログ
全四巻、並べるとその本の厚みに圧倒されるけど、最初から最後までずっと面白かった。おどろおどろしい雰囲気がずっと漂っていて、座敷牢や妖しい宴、ややこしい家系図、異形の美人双子姉妹、、など本格ミステリ好きにはたまらないエッセンスがてんこもり。
ここまでの館の集大成という感じで、いろんな小ネタが仕込まれているのも嬉しい。
Posted by ブクログ
完走!面白いっ!大満足!微妙なニュアンスの違いですが、騙されたというよりはやられたぁ!って感じ。
これほどの長編にも関わらず、飽きさせない著者の技量と根気に脱帽です。ここが始まりの館だったのか。
凄いパワーだった
ある意味トンデモ展開のオンパレードだったのを、なんという説得力だろう…。
語られないところ、気になるなぁ。
しばらく余韻に浸ろう、
Posted by ブクログ
なんともおぞましい物語である。ただこの物語の語り手にトリックが備わっている事は容易に想像できたが、こういう事だとは。館シリーズの集大成と思っていたが、原点であったということか。
中也の物語としてこれ以上のものは書けないであろう。最後に明かされる真実にカタルシスを覚える。
とはいえキーとなる視点、それを夢で見ていたという展開はアンフェアではある。綾辻さんらしくはあるが。
あと鹿谷さんの活躍はもう少し欲しかった。
Posted by ブクログ
「館シリーズ」7作目。孤島の妖しげな館を舞台にしており、読んでいてまず雰囲気が似ていると思ったのは京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」であった。浦登玄児が時に歴史的な智識などを交えつつ、館のいわれなどについて語る様子は、どことなくあの古書店の主人を思わせる。しかし本作はそれに留まらず、古今東西のあらゆる推理小説から影響を受けていることは明白であり、謎の儀式やら、曰くつきの一族やら、秘められた過去の事件やら、過去に数多の小説で扱われてきた要素がつぎつぎと登場したかと思えば、挙句は結合双生児(いわゆる「シャム双生児」)まで出てきて、さながら推理小説界の幕の内弁当である。「館シリーズ」の集大成どころか、推理小説全体を束ねるような存在である。本作は文庫本で全4巻になるという大ヴォリュームであるが、こんなにさまざまな要素を採り入れていればそれも当然であろう。それでいて胃もたれを起こさせるような内容ではないのは、さすがの筆力といったところであろうか。もちろんちゃんと面白さも伴っていて、この長さもまったく気にならないほど楽しく読むことができた。しかし、推理小説のクオリティとしてはどうか。個人的には「〝視点〟」という存在についてどうしても馴染めなかったし、推理小説の手法としてもややアンフェアだと思う。「〝視点〟」は自由自在に時空を移動して、急に過去のできごとを「目撃」している場面に移るなど、独特の存在であるが、どうにも違和感がある。小説で過去に急に場面転換をすることは一般的に許されているのであるから、たとえば回想シーンを取り入れるなどして、もっと自然な形で描いてほしかった。長さという意味では超大作でも、コレでは内容としては超大作とはいえない。面白かったとはいえ、もうすこし4巻のヴォリュームにふさわしい、欠点がないような内容であってほしかった、というのは贅沢すぎる感想であろうか。
Posted by ブクログ
いよいよ解決篇。終わってしまうのか、という寂しさを感じながらの一気読みだった。
殺人事件そのものの謎も大変おもしろかったが、読者に仕掛けられた謎が最後に畳みかけるように明かされ、巨編でありながらも最後のスピード感と余白のある終わり方がすごい。
これまで登場した館がチラつくことも納得の、館シリーズの基礎になる作品で、読み応えもあるしシリーズものとしての期待に応える上質なミステリだった。
全体を通してホラーのような雰囲気があり、京極堂に解決してほしい案件だなと妄想した。
ミステリというか
うーん、オカルト?ファンタジー?
事件に関しては論理的に問題はないし納得のいく推理でしたが、あまりにも要素が詰め込まれすぎてて……グロ注意!(一巻のレビューに書くべきだと思いますが)
ただ、ラストの伏線回収はやはり見事ですね。
してやられた感。
最後に出てきた「医者である家人」が、あの子のことだといいなと思いつつ。
Posted by ブクログ
半年かかって、やっと4巻読み終わりました
中程でちょっとダレテしまった所もありましたが、この長さなのに後半へいくにしたがって、どんどん引き込まれて、先がとっても気になってしまいました
ただ一連のシリーズとは少し気色が違うので、「え~‼️」って怒る人もいるかも?
一番驚いたのは、中村青司の人柄
これまでは、幼い頃からサイコパス要素を持っている人物と捉えていたけど、そうではなかった
とにかく長編のお話なので、気を抜いてしまうと、誰がどのセリフを言っているのか、全くわからなくなり、活字もゴシック体や明朝体がコロコロ変わるけど、その謎はスッキリ解けます
でも残っている謎も沢山ある
本当はこの作品が終わったら別の作品を読むつもりだったけど、気になる謎が解けそうなので、やっぱこのまま"びっくり館"へと行ってきます
Posted by ブクログ
暗黒館の謎が解き明かされていく一方で、謎めいた全ての現象が必ずしも,解明されて欲しいとは思わない自分がいた。暗い霧の中、全てが黒に染め上げられ人々の恐怖の象徴として佇む暗黒館。この物語が終幕を迎える時そこには何が残るのだろう。そんな不安とも希望とも呼べる期待感を胸に読み進めることとなるのだが、結果的に残ったのは今までの闇を全て包み込むかのような大きな暗黒であった。いくつかの謎は解明されないままその暗黒の中へと姿を消すこととなる。それにホッとしたのは私だけだろうか。いや、ここまで読んだ同志であれば同じ気持ちになっただろう。謎めいた館で起こった奇妙な出来事。暗黒館が暗黒でいるためには、ダリアの祝福が必要なのだ。ダリアの謎を、かき消すように聳え立つ暗黒館とそれを囲む暗黒。そんな、暗黒を美しいとさえ思ってしまうのは、自分もダリアの祝福を受けてしまった仲間だからなのであろうか。
間取りや家系図はあまり覚えていなくても楽しめるなと思った。コナンくんのお母さんが言っていた、本当はあなたのお母さんじゃないのというセリフは、本当にエイプリルフールの冗談だったのかなんだったのかそこだけは謎。
Posted by ブクログ
読み始める前は最後まで読めるか心配だったけど…そんな心配いらないくらい続きが気になりすぎて思ったよりも早く読み終わった。
今まで以上におどろおどろしくて雰囲気満載な館だった。もはやホラー。住んでる人達も一癖も二癖もあって…。でもこのいかにも何か起こりそうな雰囲気がたまらない。
今回ほど真相を焦らされてヤキモキした回はない。中也じゃないけど何回「またお預けですか」と思ったことか!
館シリーズをずっと読んできた人にはたまらない小ネタも沢山。そして中也の正体が分かった時の衝撃と言ったら…!征順から彼はダリアの祝福を受けているって言われた時も鳥肌もの。中村青司はもっと偏屈な人だと思ってたよ。
この大作を読み終わってしまって、今読める館シリーズの終わりが見えてきたのが少し寂しい…。大事に読もう。
Posted by ブクログ
「この一文に出会うために、この作品を読んできた!」って3回叫んだ作品でした。好みは分かれるだろうけど、さすが著者本人が「偏愛している自作」というだけあるなあと思った。
Posted by ブクログ
館シリーズ7作目。8年前にびっくり館を読んで、未読は本作のみ。執筆中の双子館と繋がりがあるというのも聞いてようやく手に取りましたが、もっと早く読むべきでした。過去作の懐かしさはありつつも、シリーズの中では一線を画す内容でした。語り手を含めて登場人物が謎だらけであり、そして館の存在意義が大きく異なることに気が付きます。シリーズはまだ完成していませんが、綾辻行人の集大成というべき作品です。
Posted by ブクログ
★限りなく5に近い4.7くらい
十角館からここまでが、ひとつの物語と思えた
綾辻さんの作品は人物よりもトリック重視なので
ひとりひとりの物語は詳しく書かれてないことが多かったように思う
今回はそれが掘り下げられて、満足!
読むまでは長いと思ったが読み始めると引きこまれ
苦にならなかった
個人的には玄児のすり替えに驚いた
玄遙の子 玄児 名前に隠されていたじゃないか
あとから繋がっていく
十角の次に好きなのが暗黒となった
Posted by ブクログ
長かった。けど明かされた結末の衝撃に鳥肌。
館シリーズならではの設定の他、今回は少しファンシーな要素があったのは予想外。
作者に挑むつもりでいつも推理しながら読み返しながら読むけど、今回は諦めて衝撃に身を任せた。
カメオ出演する歴代の登場人物の名前にもわくわくした。
Posted by ブクログ
長かった……!!とにかく怖かったので早く読み終わりたいと思いながら読んでいた。これまで読んできた小説の中で一番長い作品だった。
肝心の犯人については特にトリックとかはなかったし、動機が精神異常由来のものだったので少しがっかり感があった。が、まあそういうこともあるかなと思った。
江南がこれまでの館シリーズに出てきた「かわみなみ」ではなく、ただの「えなん」だったという叙述トリックについて、綾辻行人ほんとこういうの好きだし上手いなと思った。さらに「中也」が中村青司だったというのも驚いた。全然考えてなかった。
この作品は犯罪のトリックというよりは江南が実は二人いるってところが重視された文章だったなと思う。浦登家の悪魔崇拝的な儀式の謎、それが行われるに至った背景などの描写も入念だったように感じる。
”視点”がコナンだったことは驚きというかそういうのアリなんだ、と思った。推理+幻想小説と帯で銘打たれていたが、かなり幻想小説よりの作品だったなと思う。