あらすじ
恐ろしき浦登(うらど)家の秘密がついに語られる。18年前の〈ダリアの日〉に起こった不可解な事件――初代当主・玄遙(げんよう)の殺害。幼少の玄児が目撃した怪人物は、不可能状況下で忽然と姿を消した!? 死に抗う妄念が産んだ館。その深奥で謎はいよいよ縺(もつ)れ深まり……美しき双子姉妹を、信じがたい悲劇が襲う!(全四巻)
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長い。ただ、この世界観に一層のめり込むような情報が次々と。百鬼夜行シリーズのほうが相応しいのではと思わせる展開。
一体どうやって収拾をつけるのか? 鹿谷はどのような形で登場するのか?
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長い。
ここまで1,600頁以上を読んだということか。読みながら予想した事柄は、当たったり外れたりを繰り返して真実へ導かれていく。ミスリードだろうといまだ疑っているが。そして『視点』とは、、、。
手元に最終巻がある。終わってしまう。
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この一族とんでもないな。
それにしても中也はよく怒りださずにいられるよね。(もうすでに取り憑かれてるのかもね)
双子も大変なことになってるし、いよいよ最終巻!
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まずはその長さに驚愕しました。見た目が太い。他の巻と比べて明らかに太いその見た目に威圧されながらも、3ヶ月かけてなんとか読み終えました。
新たな殺人・そして生まれる謎に加えて、舞台は過去へと遡ります。18年前に起こった殺人と幼少期の玄児の視点。長いながらも読み進めていくと経つ時間が早いです。読ませる力を感じさせられます。暗黒館の歴史が持つ謎を概ねはこの巻で解決されますが、連続する殺人事件は一向に解決の糸口すら見出せないまま。
暗黒館の闇が覆っている謎を、最終巻で晴らしてもらえることを楽しみにしています。
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次々と謎が明らかになっていく。そして、衝撃的なラスト。読む手が止まらなくて、1日で読み切ってしまった。感想は四巻を読み終わってから、まとめて書きたい。
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ついに3巻も読み終わってしまった…
浦登家についての謎が明かされていき(なるほど…恐ろしい…)と満足していたら、事件の犯人は誰かということをすっかり忘れていて、1人でびっくり。
そして、そのまま4巻に行くのかと思いきや、またしても事件が…
楽しすぎる…
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謎が謎を呼び、どんどん面白くなってきました。
ページをめくる手が止まりません。
双子ちゃんのアレについては予想通りでしたね。
だいぶ疑りながら読む癖がついてしまいました。
それでも面白い!
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詳しい感想は最終巻にて✎☡
いつまで焦らすのよ…と思いながら読んでいたら、中盤あたりでようやく面白くなってきた。
ここまで長かった…!
けれど、読み進めれば進めるほどなんか胸が悪くなるような…(。•́•̀。)
まだまだ謎はてんこ盛り!全部回収されるのか?
期待を膨らませながら、いよいよ最終巻へ=͟͟͞͞( •̀д•́)
✎︎____________
犯人の動機というのは畢竟、その者の心の内側に深く根ざす問題である。たとえばそれが〝金〟や〝白〟といった明白な形でもって表出していれば話は別だが、そうではない場合、第三者が外側からその問題を正しく探り当てるのは、往々にして非常に困難な業だろう。(p.183)
もっとも、この世界──と云うか社会──における人間の営みのたいがいは、さまざまなレヴェルや局面で、広義の宗教現象として捉えうるものだ。その辺を考察した社会学や何かの論文を、わざわざ引いてくるまでもないだろう。戦前のこの国の全体主義は云わずもがな、ナチズムにしてもマルクス=レーニン主義にしても⋯⋯ねえ。もっと云うならば、敗戦後に連合国からいただいたご立派な民主主義にしても、世界や宇宙の仕組みをあくまでも〝科学的〟に解明しようとする自然科学主義にしても⋯⋯どれもこれもね、基本的な構造を宗教現象として捉えることはいとも容易い。(p.325)
事の本質は『何が正しいか』にあるのではない、と先生は力説していたな。『何が正しいか』ではなくて、『何を正しいと信じるか』にあるのだと。(p.511)
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浦登家の謎が徐々に明らかになってきたけどちょっと現実離れしすぎてついていけな〜い。
難しいよぅ。
でも、でもここまで読んできたから残り一冊。
江南と私こと中也、もしくは玄児の3人の関係も気になるし(ないかもだけど)、鹿谷さんはまったく出てこんし。
でも最終巻が楽しみ(^^)
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館シリーズ第7弾 3巻目 (全4巻)
2つの殺人事件の犯人が絞れない中、玄児の口からダリアの宴や十八年前の事件について語られる。そして、惑いの檻の意味や玄児の出生の秘密まで。
真相は徐々に明らかになっていくが、暗黒館と浦登家の闇と事件の謎は深まっていく。
前回の疑問を整理したメモの答えが出たものの、中也にしてみたら簡単に理解し納得できるものではないよね〜。
「なにを勝手に巻き込んでくれとんねん!」だわ~。
〈視点〉もなんだか不気味だし、そして、双子の姉妹が!!
とうとう次はラスト!
真実はいつもひとつ!となるのかしら、楽しみ〜
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うん、長い。でも心折れる内容ではなかったかな。
後半にようやく話が動き出したかと思うと…少し想像はしてたが、暗黒館は禁忌の館でした。ぶっ飛んだ思想をお持ちの方々のようです。
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全4巻。超骨太だった笑
本格ミステリーなんだけど、「館シリーズ」のなかで最も幻想的なテイストが濃い作品。
特に謎の核心部分に迫っていく後半はページをめくる手が止まらず、ほぼ一気読み。
読み切るのも内容を理解するのも、一筋縄ではいかないかも笑
でも、圧倒的に濃密な読書体験ができること間違いないです。
覚悟がある方は、ぜひ。
『暗黒館の殺人』 綾辻行人
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色々と少しずつ出て来た答え合わせ。衝撃的。何となくダリアの宴で出て来た食事だけは答えはイメージ付いていたものの他は本当に驚き!3巻衝撃なラストだったので、このまま最終巻まで走り抜けます!
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文庫版4巻の中でも一番厚い3巻。
思いのほか速く読み終わったのは、やはり面白さが減ることなく進むからかと思いました。
散々焦らされてた謎の答えがやっと明かされ始める巻ですが、何となく全てにおいて「本当か?」「思い込んでいるだけでは?」という感じで完全にスッキリしないまま…納得できないわけじゃないけどまだ解決編の4巻が残ってる分、全てを信用しきれないモヤモヤ感。
ただそれすらも楽しめるモヤモヤなのが凄い。
何となく「こうではないか?」という部分が遠からずで「やはりそうか」はあるけれど、この先どう展開していくのかは見えてこない。面白い。
これを読んでホラーだと思う人も少なからずいるとは思いますが、ミステリー好きなら平気かな?
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暗黒館の殺人第三巻。これまで謎とされてきた大部分についての説明があり、やっと多くの謎が解消されてすっきりしました。それでもまだ判明していない事実もあるので、最後まで見届けたいと思います。
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やっと色々な浦登家の謎が少しずつ明らかになってきた。
各1巻1巻が長いがやはり話が謎めいているのでスラスラ読んでしまう感じ。
やっと次の(四)へ進む。
(三)からの展開がどういう形で終焉となるのか本当に楽しみ!
門美さん、江南くんの出番は…
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浦登家の秘密が徐々に明かされるパート。近親…はなんとなく予想できていたが、肝心の犯人に関してはまだよくわからない。
島田さんは登場しないかな?これは。
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第3巻にてこの暗黒館とそこに住まう浦登家の秘密が明らかになっていきます。
前2冊をしっかりと読まれた方は手が止まらなくなると思います。
そして、ここまで来るのに巻き起こったいくつかの事件も並行して進んでいきます。
まさに怒涛の展開です。
あれは、これはと思っていた事も徐々に明らかにされていきこの館の深淵さに魅了されるでしょう。
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幾つかの謎は解けたような気にはなってるものの、まだしっくりとはこない。
いまだに不穏で分からないことが多すぎる。
更に終盤に新たな大きな謎が提示された。
どうしたもんか。
面白いけど長いなーっ!!
夢中で読んでいるけれども、これでもか!と引っ張ってきた謎を説明し直すために、
繰り返し繰り返しの説明が多いのがちょっと辛い。
それは主人公が繰り返し悩む内容なのだから、世界観としてアリなんだけど、やっぱりちょっと多過ぎるように感じた。
Posted by ブクログ
館シリーズ7作目の3巻。
中也がメモに纏めたこれまでの疑問点を、玄児にいい加減に教えてよ!と言って迫るけど、それはまた後でね、とやっぱりはぐらかされる(汗)
焦らすねー、玄児さんw
相変わらずの『お預け館』状態に思わず苦笑い。
でも中盤ぐらいで、この疑問点の秘密はついに玄児の口から語られる。光を厭い闇に身を潜める一族の呪縛。狂気に満ちた思想故の哀れな末路…
なんとなく予想したけど、、宴…胸焼けに似た不快感。。
それにしても、とある人物の想像を超えた行動…歪み過ぎでしょ…
この巻のクライマックスも、ハプニングをきっかけに、え?この人…え?そうなの!!…と先が気になる展開で締め括られ、ついに最終巻の4巻へ!
Posted by ブクログ
浦登家の謎について、過去に起きた殺人事件について、ダリアの宴についてなどが明かされていく巻。ある程度予想していた通りの内容だった。そしてラストに双子姉妹に惨劇が振りかかる。ここからどのように物語が収束するのか気になるところ。
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2004年。館シリーズ第7弾。ここから新装版ではなくなる。再読。
ダリアの宴とはなんなのか、浦登家の秘密とは・・・・ 今までじらしていたのが一挙に出る。玄児くんとしては、中也くんに理解してもらいたいので、説明の仕方を考えていた・・・でいいけどw 家系図意味なしになってるー。
Posted by ブクログ
3巻はそこそこの厚さでしたが、話の展開はその厚さに見合ってないように感じました。
ダリアの夜の宴に食された肉は何の肉だったのか。
はい、私も人魚(らしきもの)の肉だと思いました。でも本当は……。
そして浦登家の秘密が明かされました。横溝正史の世界のようにナマナマしいです。
この巻のラストはなんと双子姉妹が!!
どうなってしまったのか、すご~く続きが気になります。
いよいよ最終巻。ワクワクします。
Posted by ブクログ
玄児の目的がわからなすぎて不気味。それと出生が複雑過ぎて理解できなくなってきた。泥沼すぎて...
人肉食べさせられたり、血を入れるとか私だったら発狂レベルだよ。
シャム双生児だと思ってた二人は実は既に手術を受けていて、離れてたってこと?
なんかもう次から次へと問題が起こって混乱してきた。次巻で本当に決着がつくのかな?
あと江南さんの正気はいつ回復するのか?鹿谷さんは登場するのか?
もう謎だらけ...次読もう...
Posted by ブクログ
前作のあとがきか何かで、暗黒館は、覚悟して読んでくださいね、とありました。
確かに長い、登場人物が多い、記憶喪失も多い。
建物も多い。本当に楽しむのなら、手元に置いて、絡まる血縁と時間を遡る記憶をじっくり読まないとわからなくなってしまいますね。
この巻は、暗黒館初代当主の妻ダリアの魔女的逸話が 探偵役となっている形式上はダリアの曾孫にあたる玄児によって明らかにされていく。
その中で記憶を失っている中也という男と江南の記憶の断片がぱらぱらと。
ホラーミステリーのようになっているけど最終巻では、京極堂のごとく、何の不思議も無くなっていくのかなと思う。
さてと、最終巻へ。