あらすじ
恐ろしき浦登(うらど)家の秘密がついに語られる。18年前の〈ダリアの日〉に起こった不可解な事件――初代当主・玄遙(げんよう)の殺害。幼少の玄児が目撃した怪人物は、不可能状況下で忽然と姿を消した!? 死に抗う妄念が産んだ館。その深奥で謎はいよいよ縺(もつ)れ深まり……美しき双子姉妹を、信じがたい悲劇が襲う!(全四巻)
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Posted by ブクログ
前作と同じように、まさしく起承転結の転にあたる巻で、ついに明かされていく暗黒館と浦登家の歴史……まさかの不死性を信じてやまない光よりも闇を愛するダリア信仰が浦登家にはあることが判明しましたね。
しかも、宴の肉はダリアの血肉であったという……カニバリズムものの中でも結構グロい展開……裏しかないとは思ってたけど、なかなか気持ち悪い風習をもつ一族だったことを知り、ちょっとだけ玄児と双子姉妹に嫌悪感を覚えた。
あと玄遙はちょっと酷いかも、ほんとに別に好きでもなかったけど気持ち悪すぎて存在悪としか思えない。どんな経緯があってもやってること酷すぎる。卓蔵が可哀想。
そして事件の方は、蛭山の事件とは全く真逆の状況の事件であったことが最高にミステリー。ほんとに誰が犯人か全くわかんない(この状況で犯人わかった人いるんですかね)
ともかく、今回の話では事件らしい事件は起こらなかったけど、双子姉妹にとんでもない事態が発生……またしても地震、この地震も何かあるんですかね。でも外科手術したあとがあるって描写もあったからこれも裏がありそう。早く続きを読みたくなるような話の引き方はさすがとしか言いようがない……ほんとに気になる終わり方。
若干のボーイズラブ感漂うのはなんとも言えないけど、とにかく次で最後!!
ようやく決着がつくのでしょうか。まだ迷走してる河南くんが不安ではありますけど、四館行きます!!
Posted by ブクログ
ようやく後半戦に突入。とにかく圧倒的なボリュームで、『人狼城の恐怖』を思い出させる。整理された疑問点を一つずつ潰すべく、中也たちがタイムテーブルを作成し始めていよいよ本格的な探偵らしくなってきた。玄児と中也のバディ関係は少し意外だったが、それにしても江南は一体いつ活躍するのだろうか。そして差し込まれる謎の視点。後半に進むにつれて傍点の付いた箇所が増えていき、真相の解決へ着実に近づいているのだと実感する。
Posted by ブクログ
ダリアのクダリは有り得ねーといやでも時代的にはギリいけるか…?的なリアリティと虚構をどう受け取るかな感じ。
・焦らす玄児を殴りたい。てか勝手に輸血するのキモい。玄遥の血を引いてるだけある。
・玄遥とかいうキチガイが今のところ全ての元凶。例の話が本当ならばキモすぎるジジイ。いつまで生きとんねん。
・ラストのシャム双生児、やはりというかなんというかそうきたか。
・清と酔っぱらいが出てくると若干ホッとする。
・島田どこ?
Posted by ブクログ
厚っこい本…これを読めるとは、なんという幸せ。
一気にオカルトちっくに傾く一冊。過去からの出来事は納得できるような、ちょっとしっかりこないような。
最後の分離もどうなってしまうのか、目が離せない。
Posted by ブクログ
少々じれったい、いや、かなりじれったい。
玄児に回答を後回しにされ続け、途中から腹が立ってきてしまった。笑
早く教えてくれよ!笑
ファンタジーっぽいことを言い始めた辺りから多少の中弛み感を覚えはしたが、それでも面白さが勝っていたので読み進められた。
事件の犯人は誰か。
視点とは何か。
気になりすぎる!
Posted by ブクログ
次々と明らかになる館の謎。もうね、全てがイカれてるよ...。排他的であることの悪いところが全部出ちゃってる。
“視点”は一体なんなのか、誰なのか。中也と江南との関係は一体?市朗が言う「見たことのある顔」とは?まだまだ残る伏線たちを4巻でどう回収するのか、楽しみ。
Posted by ブクログ
「館シリーズ」7作目。孤島の妖しげな館を舞台にしており、読んでいてまず雰囲気が似ていると思ったのは京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」であった。浦登玄児が時に歴史的な智識などを交えつつ、館のいわれなどについて語る様子は、どことなくあの古書店の主人を思わせる。しかし本作はそれに留まらず、古今東西のあらゆる推理小説から影響を受けていることは明白であり、謎の儀式やら、曰くつきの一族やら、秘められた過去の事件やら、過去に数多の小説で扱われてきた要素がつぎつぎと登場したかと思えば、挙句は結合双生児(いわゆる「シャム双生児」)まで出てきて、さながら推理小説界の幕の内弁当である。「館シリーズ」の集大成どころか、推理小説全体を束ねるような存在である。本作は文庫本で全4巻になるという大ヴォリュームであるが、こんなにさまざまな要素を採り入れていればそれも当然であろう。それでいて胃もたれを起こさせるような内容ではないのは、さすがの筆力といったところであろうか。もちろんちゃんと面白さも伴っていて、この長さもまったく気にならないほど楽しく読むことができた。しかし、推理小説のクオリティとしてはどうか。個人的には「〝視点〟」という存在についてどうしても馴染めなかったし、推理小説の手法としてもややアンフェアだと思う。「〝視点〟」は自由自在に時空を移動して、急に過去のできごとを「目撃」している場面に移るなど、独特の存在であるが、どうにも違和感がある。小説で過去に急に場面転換をすることは一般的に許されているのであるから、たとえば回想シーンを取り入れるなどして、もっと自然な形で描いてほしかった。長さという意味では超大作でも、コレでは内容としては超大作とはいえない。面白かったとはいえ、もうすこし4巻のヴォリュームにふさわしい、欠点がないような内容であってほしかった、というのは贅沢すぎる感想であろうか。
Posted by ブクログ
館シリーズ第7弾 3巻目 (全4巻)
2つの殺人事件の犯人が絞れない中、玄児の口からダリアの宴や十八年前の事件について語られる。そして、惑いの檻の意味や玄児の出生の秘密まで。
真相は徐々に明らかになっていくが、暗黒館と浦登家の闇と事件の謎は深まっていく。
前回の疑問を整理したメモの答えが出たものの、中也にしてみたら簡単に理解し納得できるものではないよね〜。
「なにを勝手に巻き込んでくれとんねん!」だわ~。
〈視点〉もなんだか不気味だし、そして、双子の姉妹が!!
とうとう次はラスト!
真実はいつもひとつ!となるのかしら、楽しみ〜