無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
館の内側と外側、それぞれの視点を追いながら進んでいく構成は、『十角館の殺人』を思い出させるものがあった。
閉ざされた時計館の中では、不可解な出来事が続き、犠牲者が一人、また一人と増えていく。一方、館の外でも別の人物たちが動き、それぞれの側から少しずつ事件の輪郭に近づいていく。
けれど、上巻を読み終えた段階では、まだ全貌はほとんど見えない。
誰が、何のために、どうやって。
分からないことばかりが積み上がっていくのに、犠牲者だけは確実に増えていく。その不均衡がなんとも不気味だった。
登場人物の中には怪しく見える者もいるし、犯人についても何となく目星がつきそうになる。けれど、それだけでは説明できない違和感が残る。
そして、何より上巻の終わり方が不穏だった。
ここまで来ても、まだ事件の底が見えない。
むしろ、ここからさらに深いところへ連れていかれるのではないかと思わされる。
館そのものが何かを隠しているような感覚を残したまま、下巻へ。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸