辻村深月、万城目学、湊かなえ、米澤穂信――。
綺羅、星のごとく輝く人気作家たちによる、“時”をテーマにしたアンソロジー。
小学校時代に埋めたタイムカプセルがほどくこじれた関係、配置換えになった「縁結び」の神様の新たな仕事、人類には想像もつかない悠久なる物語……。
“時間”が築いたきらびやかな迷宮へ、ようこそ――。
Posted by ブクログ 2022年10月22日
私には一年に一度だけ訪れる街があります。
数年前からその街に行く事が家族の行事となり街の成長が私の密かな楽しみです。
そんな街の雑貨屋さんで発見したのが本書です。
まず、驚いたのが私の好きな作家だけの短編集であり、時という言葉に弱い私の掌に収まってしまうのは必然でした。
辻村深月さんの作品:子育...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月10日
4人の作家さんの短編集。それぞれ面白かったけど1番気に入ったのは湊かなえさんの物語。
小学生の頃のタイムカプセルを開けに行く話だったんだけど、小学生時代にこじれたままになっていた友達との関係が見事にほぐれていく感じが読んでいて心地良かった。
人間関係のゴタゴタって結局は誤解から始まってるんだよなぁっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月04日
アンソロジーは
手にした事のない
作家さんを
開拓できるから
嬉しい
実際
湊かなえ先生以外は
お初でした
''時''をテーマにした
コチラ
どのストーリーも
短編なのに
読み応えのある
ものばかりでした
「タイムカプセルの八年」
とっても共感が出来る...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月09日
面白かった。続きが読みたくてあっという間に読んだ。
4人の作家さんの短編集。
題名の時の罠はなぜそのタイトルにしたのかやや不明。
私の好きな作家の辻村深月さん、湊かなえさんの短編は本当にワクワクした。さすがのお2人。
ただあとの2人の作家さんの話は面白くなかった。星4つは辻村さんと湊かなえさんの面白...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月22日
4人の人気作家による『時』をテーマとしたアンソロジー。
女性作家2人の作品は、どちらも学校の卒業記念で埋めたタイムカプセルがコア。しかし、辻村深月はハートフル。湊かなえはちょっとウエット気味と、それぞれの持ち味が存分に出ていて興深い。
対して男性作家2人の作品は、どちらかと言うとSF的作品。万城目学...続きを読む