中央公論新社作品一覧
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4.4乱世のリーダーに告ぐ! トランプと金正恩は「言葉の戦争」を繰り広げ、東アジアは危険な水域に――。 日本は北の核・ミサイル危機にどう対処するべきか。 インテリジェンスの巨匠はこう見る 米朝衝突の危機に加え、帝国主義化する中露の指導者は独裁色を強めつつある。 グローバリゼーションの進展で、経済も政治も各段にスピードが早くなり、国家の意思決定はますます迅速さが求められるようになった。手間もコストもかかる民主主義への市民のいらだちは募るばかりだ。 しかし、だからといって、民主主義は捨てられない。こんな乱世のリーダーはどうあるべきなのか……。
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4.4二・二六事件で“至誠”に殉じた熱血の青年将校たち。遺された妻たちは事件後、どのような人生を歩んでいったのか。困難な取材をねばり強く重ね、文字通り足で歩いて検証した、もう一つの二・二六事件。衝撃と感動を呼ぶ、ノンフィクションの金字塔。 〈解説〉中田整一
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4.420年余の集大成ともいうべき、『デルフィニア戦記』『スカーレット・ウィザード』『暁の天使たち』『クラッシュ・ブレイズ』『天使たちの課外活動』『トゥルークの海賊』『桐原家の人々』『祝もものき事務所』『レディ・ガンナー』といった全シリーズの書きおろし小説や、イラストレーター自身によるコミックス、著者インタビューなどを詰めこめるだけ詰めこんだ記念本!
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4.4映画はいったいどこで見るべきものなのだろうか。ホームヴィデオの普及以降一般的になった、個人的な鑑賞は、はたして映画の本来的な姿から遠ざかってしまったものなのだろうか。本書は、黎明期から今日までの一一〇年間の上映形態を入念にたどりながら、映画の見かたが、じつは本来、きわめて多様なものだったことを明らかにする。作品論、監督論、俳優論からは到達し得ない映画の本質に迫る試みである。
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4.4言語学者である著者はトルコ共和国を一九七〇年に訪れて以来、その地の人々と諸言語の魅力にとりつかれ、十数年にわたり一年の半分をトルコでの野外調査に費す日々が続いた。調査中に見舞われた災難に、進んで救いの手をさしのべ、言葉や歌を教えてくれた村人たち。辺境にあって歳月を越えてひそやかに生き続ける「言葉」とその守り手への愛をこめて綴る、とかく情報不足になりがちなトルコという国での得がたい体験の記録である。
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4.4魔帝の母と人間の父の間に生まれた七人兄弟の末っ子アランは、人の世で助けた娘オリガに恋をした。想いが叶わぬときは砂になる――制約付きで人間に姿を変える薬を呑み、彼女の願いを叶えようと奮闘する。旅の途中、魔に襲われて逃げまどう人々を背に庇い、立ち向かったオリガ。彼女の正体は魔帝を殺す使命を帯びた勇者だったのだ! 魔王アランも彼女の標的で……。第9回C★NOVELS大賞特別賞受賞作
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4.4軍を解散せよ、さもなくば養父の命はない――ウォルの進撃に恐れをなした改革派は脅迫の手段に出た。苦悩の末、ウォルがリィに託したのは、難攻不落のコーラル城への侵入だった……。
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4.4にぎわう唐の都・長安で妖気と瘴気に満ちた血なまぐさい怪事が連発した。事件に引き寄せられたかのように現れた謎の青年は神刀を携え悪に挑むが――。
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4.4荒野をわたる風が秋を告げる頃、天文学者の父と暮らす少女の前に不思議な少年が現れた。平穏な世界を揺り動かす突然の闖入者。ひとり己の殻にこもる少年ルーンにフィリエルはとまどう。だが、聖家族を祝う冬至祭の夜、閉ざされた心の扉が開き始めた……。幼い二人の運命の出逢いを描く四つの季節の物語。
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4.4騎士バルロが出撃する。叔父のマグダネル卿を討つために――。国内に争乱を呼ぶサヴォア一族の内紛とは、主家失脚をたくらむ卿と、その陰謀を阻止せんとするバルロの対立であった。卿の背後には、デルフィニアを狙う大国タンガとパラストが……。この危機を迎え討つべく、国王は自ら行動を開始した!
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4.4海賊達の王という異名を持つこの俺に、エネルギーと情報の二つを支配するクーア財閥の女王から仕事の依頼が。だが、出されたものは『婚姻届』だった。かなり異色な宇宙恋愛物語。
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4.3「舌切り雀」には商売の厳しさが、「浦島太郎」にはあなたの定年後が、「花咲かじじい」には部下の使い方が、「雪女」には夫婦の現実が、「すっぱいぶどう」には競争社会の身の処し方が書いてある! 大人こそ寓話を読み直すべきだ。長く重い人生を軽やかに生きるための知恵が詰まっているのだから……。グリム、イソップから日本の民話、寓話まで。計20話の読み解きを収録。スピーチのネタにも使える一冊。
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4.3国鉄改革から35年を経た今、官と民の狭間でJRは苦悶を続けている。歴史を踏まえて、JR7社の直面する課題を読み解き、人口減少時代と対峙する現在とこれからを展望する。
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4.3きらびやかな舞台と国民の熱狂の陰に巣くった五輪利権、そして新たに発覚した談合事件。2022年度新聞協会賞を受賞したスクープに至る潜行取材の舞台裏、事件の経過、法廷での動きをフォローし、事件の背景にある構造を大幅に加筆したドキュメント。あらかじめ裏切られた「黒い祭典」の演出者は誰だったか。
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4.3「思いがけないことになったものだ。我が帝国海軍は長年、米英海軍を仮想敵と考えて作戦研究を進めてきた。それが今や、ドイツが最大の仮想敵になったのだから」 昭和一四年八月、ドイツがソ連との不可侵条約を締結したことにより、日本がそれまで進めていた独伊との同盟は頓挫する。かわりに日本に接近してきたのはドイツと対峙するイギリス、フランスであった。 やがて日英仏同盟が締結されるが、大陸を席捲したドイツ軍はついに英本土へ上陸。首都ロンドンを陥落させる。本国を脱出して東アジアに逃れた英艦隊は日本に亡命、これにより日本もまたヒトラー総統の怒りを買い、宣戦布告がなされた。 英仏政府の要請を受けた連合艦隊は、第一航空艦隊にセイロン島トリンコマリーへの進出を命じる。だがインド洋海面下では、牙を研いだ狼の群れがで息をひそめ獲物を待ち構えていた!
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4.3炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。 結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。 ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。 「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。 そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」 古内一絵さん大満足 1938年、五月の台湾。 作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。 現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、 台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。 しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。 国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差――― あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。
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4.3久しぶりに実家に帰ると、穏健だった親が急に政治に目覚め、YouTubeで右傾的番組の視聴者になり、保守系論壇誌の定期購読者になっていた――。こんな事例があなたの隣りで起きているかもしれない。中にはネット上でのヘイトが昂じて逮捕・裁判の事例が頻発している。そのほとんどが50歳以上の「シニア右翼」なのである。若者を導くべきシニア像は今は昔だ。これは決して一過性の社会現象ではなく、戦前・戦後史が生みだした「鬼っ子」と呼ぶべきものであることが、歴史に通暁した著者の手により明らかにされる。 そして、導火線に一気に火を付けたのは、ネット動画という一撃である。シニア層はネットへの接触歴がこれまで未熟だったことから、リテラシーがきわめて低く、デマや陰謀論に騙されやすい。そんな実態を近年のネット技術史から読み解く。 かつて右翼と「同じ釜の飯を食っていた」鬼才の著者だからこそ、内側から見た右翼の実像をまじえながら論じる。
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4.3肉体の性別とは違う性認識を持つことが尊重されるようになってきた。先進的に見えるが、じつは日本の古典文学には、男女の境があいまいな話が数多く存在する。 男同士が恋愛仕立ての歌を詠み合ったり、経済力のある姫が一族を養う。武士は泣き、女将軍が敵に向かい、トランスジェンダーきょうだいは男女入れ替わってすくすく成長――。太古の神話から平安文学、軍記もの、江戸川柳まで古典作品を通して伝統的な男らしさ・女らしさのウソを驚きをもって解き明かす。昔の日本の「性意識」がいかにあいまいだったか、それゆえに文芸が発展したかも見えてくる。年表作りを愛する著者による「ジェンダーレス年表」は弥生時代から現代までを網羅。
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4.3大東亜共栄圏とは、第2次世界大戦下、日本を盟主とし、アジアの統合をめざす国策だった。それはドイツ・イタリアと連動し世界分割を目論むものでもあった。日本は「自存自衛」を掲げ、石油、鉱業、コメ、棉花などの生産を占領地に割り振り、政官財が連携し、企業を進出させる。だが戦局悪化後、「アジア解放」をスローガンとし、各地域の代表を招く大東亜会議を開催するなど変容し、迷走する。本書は、立案、実行から破綻までの全貌を描く。 目次 序 章 総力戦と帝国日本―貧弱な資源と経済力のなかで 第1章 構想までの道程―アジア・太平洋戦争開戦まで 第2章 大東亜建設審議会―自給圏構想の立案 第3章 自給圏構想の始動―初期軍政から大東亜省設置へ 第4章 大東亜共同宣言と自主独立―戦局悪化の1943年 第5章 共栄圏運営の現実―期待のフィリピン、北支での挫折 第6章 帝国日本の瓦解―自給圏の終焉 終 章 大東亜共栄圏とは何だったか
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4.3科学者にして名文家であった寺田寅彦、中谷宇吉郎、湯川秀樹。国語教科書で彼らの文章と出会い、科学への扉を開かれた者は多い。この三人を中心に、岡潔、矢野健太郎、福井謙一、日髙敏隆の名随筆を収録する。考えるよろこび、知る楽しみを味わえる「教科書名短篇」シリーズ唯一の随筆集。 文庫オリジナル 【目次】 科学者とあたま他六篇/寺田寅彦 (科学者とあたま/簑虫と蜘蛛/蜂が団子をこしらえる話/茶碗の湯/藤の実/鳶と油揚/蜻蜒) 地球の円い話他三篇/中谷宇吉郎 (科学以前の心/地球の円い話/立春の卵/科学の限界) 詩と科学他八篇/湯川秀樹 (詩と科学/原子と人間(詩)/科学と環境/目と手と心/単数と複数/具象以前/創造性の尊重/少数意見/アインシュタイン先生の想い出) 発見の鋭い喜び/岡 潔 科学的なものの考え方/矢野健太郎 広く学ぶ心/福井謙一 チョウの飛ぶ道/日髙敏隆
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4.3不老不死の伝説が眠る郷・桃花源。その謎を解く鍵は、旅芸人の少女・宝春にあった。不死の力を求める者たちに狙われた宝春は、生き別れの母を探す貴公子・戴星、天命を与えられた秀才・希仁に救われる。三人の出会いは、国を揺るがす壮大な冒険の始まりだった。中華歴史ファンタジー、ここに開幕!(全四巻)
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4.3「あ゛」「ま゛」といったマンガやネットに溢れる「ありえない日本語」。現代は感情を的確に表現するうえで、発音と表記の間にズレが生じており、それを埋め合わせるべく今日もどこかで前衛的な表現が生まれている。それは「五十音図」が誕生した平安時代さながらの状況であり、一〇〇〇年に一度の転換期なのかもしれない。本書は、古代の万葉仮名、「いろは歌」、江戸~明治の文学、学校の国語教育、現代のマンガにいたるまで史実にもとづいて日本語の進化の謎に迫る。この歴史の旅を通じて、「お」と「を」、「は」と「わ」、「じ」と「ぢ」の違いなど、日本語理解が深まる一冊。学校が教えてくれない「あいうえお」の世界へようこそ!
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4.3コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻……人類史レヴェルの危機に直面し、私たちは正念場を迎えている。今こそどんな未来を選び取るのかが問われているのだ。この歴史の転換期にあたり、天皇論や三島由紀夫論など対話を重ねてきた二人の知性が、新たな日本のアイデンティティを模索した。蔓延する「日本スゴイ」論を、鍛え抜かれた言葉と思索の力で徹底検証。将来世代のことを視野に入れ、環境、ジェンダー、平和など、あくまで理想を追求し続けるために我々は何をなすべきか、国を愛するとはどういうことかをラディカルに問うた「憂国」の書。 なお本書の元となった対話は、平成の天皇(現・上皇)が退位を宣言した後の二〇一九年一月、コロナ禍中の二〇二〇年八月および二〇二一年三月、そしてロシアのウクライナ侵攻最中の二〇二二年四月に行われた。
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4.3「マスコミの偏向を信じるな」。インターネットの接触が増えるにつれて、高まる既存メディアへの不信。これまで不動の地位を築いてきた新聞、ラジオ、テレビに、近年は不要論まで語られる。視聴者に大きな影響を及ぼし、偏向報道で世論を操るという「負のイメージ」は、果たして真実なのか。本書では、マスメディアの「影響力」を科学的に分析。問題視される偏向報道、世論操作などの実態を解明し、SNS時代のメディアのあり方の検討を試みる。
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4.3お前があの男の息子なのか――? 刑事と極道が「平成の刀狩り」に封じた過去が、時を超えて牙を剝く。 元警視庁刑事の藤原は二十年前、新宿署時代に「平成の刀狩り」で大量の銃器を摘発する大功績を挙げるも、女性関係で失脚したまま定年を迎えた。雨の夜、池袋の不動産会社で強盗殺人が発生、金庫からは一億円の現金が奪われる。容疑者は刑期を終えたばかりの昇龍会幹部・明石。二十年前の功績は、すべてこの明石の提供によるものだった。事件後、藤原の前に現れたのはかつての不倫相手で現・公安部係長の橘。彼女は藤原に「明石を始末しろ」と告げる……。一方、六本木のギャングチーム「ゼウス」に所属する南部は、バイオ燃料の研究者やエンジェル投資家とチームを組み、ベンチャービジネスでの成功を夢見ていた。児童養護施設出身で天涯孤独の南部は、「ゼウス」から足を洗うために大金が必要であった。だがある日、南部の目の前に藤原と名乗る男が現れ、顔も知らない父親の話を始める。その瞬間、刑事と極道が封じたパンドラの箱が開き、裏社会に血の嵐が巻き起こる。なぜ警察は明石の命を狙うのか? そして明石の真の目的とは――?
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4.3「そのトレーニング、子どもたちには危険です。」 皆さんは、部活動でどんな練習をしていますか? もしくは子どもの頃、どんな練習をしていたでしょうか。水分補給の禁止やウサギ跳びなど、今では考えられないようなことをしてきた人もいるでしょう。 現在ではだいぶ変化してきたものの、世界のアスリートたちをサポートしてきた著者からみると、まだまだ改善すべき点が多く、学生たちの話を聞く度、驚愕することが多いと言います。 本書は、フィジカルトレーナーとして青学駅伝チームを優勝に導いた立役者の一人である著者が、勝つためのトレーニングやケアの仕方を教えるもの。「全員で同じ練習をこなすのは無理がある」「アキレス腱のばしの準備体操には意味が無い」「負けた試合を振り返るのは逆効果」など、熟知しているからこその目から鱗の情報も満載です。 今まさに部活動に勤しんでいる若者たちはもちろん、親や家族、コーチ、教育関係者など、成長をサポートする人たちも必読の1冊。日頃のトレーニングを効率良くする方法を知るのにも、役立ちます。 《「読売中高生新聞」好評連載「間違いだらけの部活トレ」待望の書籍化!》
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4.3【目次】 ●はじめに――時に夜があまりに暗く、字を照らす光がなくても 〈第1章 女は無意味に旅に出る〉 ●もしアリスが女の子ではなかったら ――『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル/矢川澄子訳) ●女の子の殻をさらに包む強力な殻 ――『“少女神”第9号』(フランチェスカ・リア・ブロック/金原瑞人訳) ●娼婦になったり聖母になったりすればいい ――『悲しみよ こんにちは』(サガン/河野万里子訳) ●女子高生にある個室の自由 ――『いつだってティータイム』(鈴木いづみ) 〈第2章 セックスなんかで分かるもの〉 ●資本主義と愛と整合性のないカラダ ――『pink』(岡崎京子) ●たかが一度や二度のセックス ――『性的唯幻論序説 改訂版 「やられる」セックスはもういらない』(岸田秀) ●されどセックスが解放する時間 ――『蝶々の纏足』(山田詠美) 〈第3章 女ではない奇怪な生き物〉 ●買う男の論理があるのだとして ――『わが悲しき娼婦たちの思い出』(ガルシア= マルケス/木村榮一訳) ●基本的には他人事でしかない男の青春 ――『大胯びらき』(ジャン・コクトー/澁澤龍彥訳) ●お金を介した男女の滑稽な話 ――『遊女の対話』(ルーキアーノス/高津春繁訳) 〈第4章 信じられる神がいなくとも〉 ●ありえないほど汚れた場所の、ありえないほど高貴な信仰 ――『ぼくんち』(西原理恵子) ●夜のオカネと昼のオカネ ――『大貧帳』(內田百閒) ●この世で最も不公平な関係 ――『シズコさん』(佐野洋子) 〈第5章 言葉を身体に貼り付けて〉 ●夜が過ぎても生き残る可能性があるなら ――『夜になっても遊びつづけろ』(金井美恵子) ●若い女の心はそう整うものじゃない ――『私家版 日本語文法』(井上ひさし) ●一〇〇年越しの女の味付け ――『モダンガール論』(斎藤美奈子) ●それでもピンヒールは正義 ――『ちぐはぐな身体 ファッションって何?』(鷲田清一) 〈第6章 荒唐無稽な夜を生き抜く〉 ●無敵だったココロと冷めた見解 ――『桃尻娘』(橋本治) ●若さも九〇年代も空っぽだったと皆言うけれど ――『モモ』(ミヒャエル・エンデ/大島かおり訳) ●半分腐った世界でナウシカになれるわけもなく ――『風の谷のナウシカ』(宮崎駿) ●おわりに――それでも「絶望的に期待する」
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4.3はじめに 第1章◉脳とAI 脳から見た問題解決のメカニズム――酒井邦嘉 数理工学の方法論――合原一幸 次の一手を決めるプロセス――羽生善治 鼎 談――酒井邦嘉/合原一幸/羽生善治 人間とAIの棲み分けと融合 「詰み」とレーサーの感覚の共通点 AIは大局観を持てるか 文脈と共感 機能の理解が課題 解 説――自然と人間――酒井邦嘉 第2章◉AIは人間の脳を超えられるか 座談―酒井邦嘉/辻子美保子/鶴岡慶雅/福井直樹 これまでのAIブーム 自己組織化する脳とコンピュータの進歩 生成文法とAI 第二次AIブームと言語学 AIと言語学の乖離 人間が持つ生得的能力 脳のプリプログラム 自然言語処理研究の現状 学習するゲームソフト AIのクリエイティビティ シンギュラリティのその先 タAIを人間が手放さないこと 解説――想像力と創造力(酒井邦嘉) 第3章◉チョムスキーと脳科学 対 談――福井直樹/酒井邦嘉 神経科学と言語学の接点 チョムスキーの生い立ちと人となり チョムスキーと物理学 生成文法理論の誕生前夜 構造主義との決別 『統辞構造論』の思想的背景 反戦運動と生成意味論の時代 生成音韻論と理論物理学 「規則系としての文法」から原理とパラメータのアプローチへ 次の科学革命 解説――言語と思考(酒井邦嘉) おわりに
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4.3政治家は「言葉の力」で人々の共感を醸成できるのか? 専門家は学知を社会にどのように届けるべきか?――不信感と反感が渦巻く今こそ、エリートの真価が試されている。そこで改めて教養とは何か、エリートの条件とは何か、根本から本質を問うた。政治、日本語、音楽、生命……文理の枠に収まらない多角的な切り口から、リベラル・アーツとは異なる「教養」の本質をあぶりだす。科学史・文明史の碩学からのメッセージ。
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4.3水銀、この美しい毒に囚われた二人の青年の数奇な運命―― 昭和13年、鉱山技師の那須野寿一は、北海道東部の山奥で、巨大な水銀鉱床と地図にない集落を発見する。〈フレシラ〉という名のその集落には、ある秘密を抱えた一族が暮らしていた――。 フレシラの鉱夫となった一族の青年アシヤ。寿一の息子で、水銀に魅せられた源一。太平洋戦争、朝鮮戦争特需、水俣病の公害問題……昭和の動乱に翻弄された二人の青年の、数奇で壮絶な生き様を描く! 【目次】 第一章 赤い岩 ―昭和13年 第二章 水飲みたち ―昭和17年 第三章 不死身の鉱夫 ―昭和18年 第四章 冷たい山 ―昭和24年 第五章 ある母子 ―昭和26年 第六章 人間の血 ―昭和34年 第七章 湖底 ―昭和38年 第八章 飛ばない鳥 ―昭和39年 第九章 きらめく水のほとり ―昭和43年
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4.3コロナ禍で東京一極集中の是正が言われるが、事はそう単純ではない、と井上氏。私たちの東京への愛憎は複雑で、長尺の歴史から捉える必要がある。そう、京都から東京に天皇が移り住んだ時代から……。『京都ぎらい』の井上氏に対するのは、丹下健三の孫弟子に当たる建築家・青木氏。二度の東京五輪と大阪万博を中心に、古今東西の都市開発の功罪と、そのレガシーについて論じ合う。博覧強記の二人の話は、天皇、GHQ、ナチスといった歴史の縦軸から、北京、パリ、ローマ、ロンドン、コペンハーゲンといった地理的な横軸までを駆け回る。また黒川紀章らの建築家論や、ゴジラ、寅さん、小津映画等の話題もまじえ、「愛される建築とは何か?」「日本と西洋、どちらが自由なのか?」という文化論を掘り下げる。
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4.3男が一人、老いて死んでいくのを看取るのは、本当によかった。 夢に見た専業詩人の生活、ぽっかりとした自由。 もんもんと考え、るると書く。 カリフォルニアのキャニヨンを犬どもを従えひたすら歩く。 料理や洗濯は、しないことにすぐ慣れた。 山賊のように台所で立って食べた。卵ばっかり食べていた。 ひとりの肩にのしかかるローンに光熱費、熊本地震、石牟礼道子さんのこと、末っ子の結婚、 そして……日本に帰ろう。 「みんなホルモンのせいでしたと、今は言い切りたい」―― 女のための戦記『閉経記』から五年。 書くことで生き抜いてきた詩人の眼前に、今、広がる光景は。
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4.3『どくとるマンボウ航海記』前夜。慶應病院神経科に勤める若きマンボウ氏は、愛すべき患者たちとふれあい、変人ぞろいの同僚と安酒をあおりつつ、人間の本質に思いをはせる――。ユーモラスな筆致のうちに、作家・北杜夫の鋭い観察眼と深い内省が窺えるエッセイ。新たに武田泰淳との対談「文学と狂気」を増補。〈解説〉なだいなだ 目次 第1章 大遅刻と教授からしておかしいこと 第2章 医局員のほとんどが変っていること 第3章 フレッシュマンの生活とイカモノ食いのこと 第4章 朝寝坊の万年おじさんのこと 第5章 宇宙精神医学研究室のこと 第6章 精神科医一刀斎のこと 第7章 医局長の子分役のこと 第8章 留学を思いたつこと 第9章 山梨県の病院へ売りとばされたこと 第10章 助人ついに来たる 第11章 愉しい日々と悲惨な夜 第12章 東京へ帰ったことと航海のこと あとがき 解説 なだ いなだ 対談 文学と狂気 武田泰淳・北杜夫
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4.3天安門事件、新型コロナ流行、香港デモ、薄熙来事件、アリババ台頭、孔子学院――。激動する国家にうごめく「秘密結社」を知らないで、どうやって現代中国がわかるのか? 清朝に起源を持ちいまなお各国に存在するチャイニーズ・フリーメーソン「洪門」、中国共産党の対外工作を担う「中国致公党」、カルト認定され最大の反共組織と化す「法輪功」など。大宅壮一ノンフィクション賞作家が、結社の行う「中国の壊し方」と「天下の取り方」に迫り、かれらの奇怪な興亡史を鮮やかに描き出す。
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