稲村悠の作品一覧
「稲村悠」の「カウンターインテリジェンス--防諜論」「企業インテリジェンス 組織を導く戦略的思考法」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
謀略の技術
スパイが実践する籠絡(ヒュミント)の手法
著:稲村悠
出版社:中央公論新社
中公新書ラクレ 849
良書 どう人から信用を得るのかを、謀略と絡めて解説しています。
帯に「『信用』という最終兵器の使い方教えます」とあり
営業にも、ビジネスにも通じるその言葉を見て、手にとりました。
人間関係のフレームワークなど、人の心にものさしを当てる。など
人間の心ほど弱いものはない
組織防衛の要諦は、今も昔も、「人間の心」である
謀略というよりも、人からどうやったら情報を得るかということを、いくつかのフレームワークをつかって
整理しています。
情報収集のための5つの手段
①オシント
Posted by ブクログ
【手に入れた情報は、目的や手段によって、人生を豊かにするスパイスにもなれば、人を傷つける武器にもなるでしょう】(文中より引用)
警視庁の元公安捜査官として数々の事案を手がけた著者が、ビジネスなどの対人間関係ですぐにでも使える会話の技術を紹介した作品。著者は、現在は経済安全保障等に関するコンサルティングを手掛ける稲村悠。
具体的な会話例も記されているため、紹介される技術がどのようにして情報を引き出す可能性があるかをイメージしやすい内容になっていました。実際に利用するには練習を必要とする部分も多そうですが、その道のプロが用いる方法として参考になるのではないかと思います。
心理学の要素も大きく
Posted by ブクログ
スパイ活動というと、トム・クルーズが演じたイーサン・ハントが様々な困難を乗り越えながら、悪の組織に潜入し活躍する「ミッション・インポッシブル」やロバート・レッドフォードがCIAの工作員を演じた「スパイ・ゲーム」など、派手なアクションと騙し合いの心理戦を描いた作品を思い浮かべる人も多いだろう。現実世界に於いても太平洋戦争直前の日本にドイツ人ジャーナリストとして潜入して様々な諜報活動を行い、最後は捕まって処刑されたソ連のスパイ、リヒャルド・ゾルゲ(ゾルゲ事件)が有名だ。ゾルゲと言えば当時の内閣である近衛内閣のブレーンとして日中戦争の推進に一役買った朝日新聞記者の尾崎秀美とも協力するなど、日本の命運
Posted by ブクログ
本書は、スパイが情報収集する際に使用する技術ヒュミントの実践法を書いたもので、英米や中国、ロシアの諜報機関が実際にどんな手法で相手から情報を得るのかがわかる。また、著者はスパイになる為の動機MICEに加え新たな要因を紹介して、相手が自発的に協力してくれる為のテクニックを具体的に解説する。いずれも人間の弱みを突くことに重点を置くが、単に相手を操ると考えるわけではなく、相手からの信頼や尊重を蔑ろにせずに良好な関係を築くことが重要である。とはいえ、ヒュミントもあくまで技術の一つでしかなく、実際は組織の上層部の情報は簡単には得られない。そういう意味でヒュミントの限界も正しく理解する必要がある。