作品一覧

  • 謀略の技術 スパイが実践する籠絡(ヒュミント)の手法
    4.5
    1巻1,155円 (税込)
    人間の心ほど弱いものはない。 組織防衛の要諦は、今も昔も、「人間の心」である。 裏を返せば、ビジネスでも人間の心を狙うことが大きな成功につながりやすい。 最も古典的な人的諜報=ヒュミントとは何か。 ソ連KGB、米陸軍や陸軍中野学校の資料やリーク情報などを読み解き、世界に共通するヒュミントの手口を明らかにする。 組織を守るにも、重要な情報を獲得するにもヒュミントを知らなければ始まらない。 組織人必読の一冊だ。
  • 企業インテリジェンス 組織を導く戦略的思考法
    -
    1巻990円 (税込)
    的確な情報を要求し、新たな変化と危機を察知し、他社より素早く判断を下す。 社会を味方につけ、ルールメイキングで主導権を握り、競合を突き放す。 組織の弱みをあぶり出し、最強最高のチームをつくる。 そのために今、最も必要なのが「インテリジェンス・サイクル」の実装だ。 地政学リスクの高まり、米中対立の激化に加え、第二次トランプ政権によってグローバル経済が大転換する今、企業にはますます「インテリジェンス」が必要になっている。一方で、その認識が高まっても、「インテリジェンスって使えるの?」と言われる現実もある。インテリジェンスの現場とコンサルティングファームで経験を積んだ実務家が、企業を襲う危機の対応から新規事業創出まで可能にする「インテリジェンス・サイクル」の構築を指南する! 本書でお伝えしたいのは、「企業が戦略を実現するためのインテリジェンス・サイクル」です。インテリジェンス・サイクルとは、戦略の立案や課題解決のために、組織のトップ層が「情報要求」=つまり正しく課題を設定することでインテリジェンスの生成を命じ、その答えを導くものを見つけていくプロセスを指します。生成されたインテリジェンスを分析し、さらに次のインテリジェンスを生み出すべくフィードバックする。そのサイクルを繰り返すことによって、インテリジェンスは組織全体を束ね、的確な方向性を示すコンパスとして機能します。 インテリジェンス・サイクルが有効なのは、地政学リスクや技術流出、不祥事への対応だけではありません。企業が新たな技術やサービスを世の中に広めたいと願うとき、または戦略的な目標を実現するために積極的に情報を収集・分析しながら、多様なステークホルダーとのコミュニケーションを通じて合意形成を図る「攻め」の動きでも、インテリジェンスの思考法が大いに役立つのです。(「はじめに」より) 目次 第一章 日本企業のインテリジェンス・サイクルは機能しているか 第二章 新しいインテリジェンス・サイクルの形 第三章 インテリジェンス・サイクルの成功を握る鍵 第四章 インテリジェンス・サイクルに必要な人材と能力 第五章 「守り」のインテリジェンス・アプローチ――リスク・インテリジェンス・サイクル 第六章 「攻め」のインテリジェンス・アプローチ――インテリジェンス・アプローチ1 第七章 企業が主体となって社会を変える――インテリジェンス・アプローチ2 付録1 インテリジェンスにおける情報取扱適格性チェックリスト 付録2 意思決定者向けレーダーチャート インテリジェンス担当者向けレーダーチャート
  • カウンターインテリジェンス--防諜論
    -
    1巻1,870円 (税込)
    日本でやりたい放題の中国・ロシア・北朝鮮から情報を保全し、スパイを無力化するために何をすべきか!? 日本人の技術・財産・未来を守るために、スパイの実態から防諜の歴史・理論・法体系まで、情報のプロ(元防衛省情報分析官)と諜報のプロ(元警視庁公安部捜査官)が説く! 情報化社会において情報は武器であり、戦力である。情報を収集し活用するだけでなく、情報を守ることができなければ、混沌とした時代において国家や企業は生き残ることができない。 日本は、米国、中国、ロシアという世界大国に囲まれた厳しい地理的環境にあり、資源の大半を海外に依存している。さらに、戦後憲法による戦争放棄の制約もある。このような状況下で、日本が国際社会で生き抜くためには、かつての日本陸軍の情報参謀だった堀栄三が指摘したように、「ライオンではなくウサギの戦法」を採用し、牙や爪よりも耳を重視する必要がある。 その耳とは、積極的な海外の情報収集に長けているだけでなく、諸外国が日本に対して行っているスパイ活動や工作活動に関する微細な情報も見逃さない高度なセンサーを指す。つまり、防諜リテラシーがいかに重要かを常に意識し、その重要性を啓発していくことが求められているのである。(前書きより) (本書の内容) 第1章 ロシア・中国が日本に仕掛けるスパイ活動 第2章 戦後忘れ去られた日本の防諜史 第3章 敵対国のスパイ活動を防ぐ「防諜」 第4章 米国と中国の防諜戦 第5章 「スパイ防止法」だけではスパイは防止できない 第6章 情報保全・スパイ防止のために何をすべきか
  • 元公安捜査官が教える「本音」「嘘」「秘密」を引き出す技術
    4.5
    ●狙った相手と距離を縮めたい ●ビジネスシーンで秘密を聞き出したい ●相手の言動からウソを見破りたい こんなふうに思ったことはないでしょうか。 どれも難易度の高い「ミッション」のように思えますが、あるテクニックを使えば可能になるのです。 それは“スパイ”が実践するテクニック――。 本書は、元警視庁公安捜査官の著者が、現場で身につけた技術を一般向けにアレンジした形でお届けします。 ヒューミント(人に接触することで情報を得る諜報活動)のテクニックで、相手の心に入り込み、信用させ、情報を引き出すことが可能に! 最前線で活躍していたプロだからこそわかるノウハウですが、特別なトレーニングは不要なので、誰でも応用することができます。

ユーザーレビュー

  • 謀略の技術 スパイが実践する籠絡(ヒュミント)の手法

    Posted by ブクログ

    著者は元警視庁公安部捜査官。
    スパイが実践するヒュミントの手法についての本。
    ヒュミントとは人的諜報のことである。
    工作員を作るために、ターゲットにどのように近づき、信頼を得ていくか、詳細に書かれている。
    このことは営業マンであったり、部下のマネジメントにも使える手法と思う。

    0
    2025年10月05日
  • 謀略の技術 スパイが実践する籠絡(ヒュミント)の手法

    Posted by ブクログ

    謀略の技術
    スパイが実践する籠絡(ヒュミント)の手法
    著:稲村悠
    出版社:中央公論新社
    中公新書ラクレ 849

    良書 どう人から信用を得るのかを、謀略と絡めて解説しています。

    帯に「『信用』という最終兵器の使い方教えます」とあり
    営業にも、ビジネスにも通じるその言葉を見て、手にとりました。

    人間関係のフレームワークなど、人の心にものさしを当てる。など

    人間の心ほど弱いものはない
    組織防衛の要諦は、今も昔も、「人間の心」である

    謀略というよりも、人からどうやったら情報を得るかということを、いくつかのフレームワークをつかって
    整理しています。

    情報収集のための5つの手段

     ①オシント

    0
    2025年09月25日
  • 元公安捜査官が教える「本音」「嘘」「秘密」を引き出す技術

    Posted by ブクログ

    【手に入れた情報は、目的や手段によって、人生を豊かにするスパイスにもなれば、人を傷つける武器にもなるでしょう】(文中より引用)

    警視庁の元公安捜査官として数々の事案を手がけた著者が、ビジネスなどの対人間関係ですぐにでも使える会話の技術を紹介した作品。著者は、現在は経済安全保障等に関するコンサルティングを手掛ける稲村悠。

    具体的な会話例も記されているため、紹介される技術がどのようにして情報を引き出す可能性があるかをイメージしやすい内容になっていました。実際に利用するには練習を必要とする部分も多そうですが、その道のプロが用いる方法として参考になるのではないかと思います。

    心理学の要素も大きく

    0
    2023年03月15日
  • 謀略の技術 スパイが実践する籠絡(ヒュミント)の手法

    Posted by ブクログ

    スパイ活動というと、トム・クルーズが演じたイーサン・ハントが様々な困難を乗り越えながら、悪の組織に潜入し活躍する「ミッション・インポッシブル」やロバート・レッドフォードがCIAの工作員を演じた「スパイ・ゲーム」など、派手なアクションと騙し合いの心理戦を描いた作品を思い浮かべる人も多いだろう。現実世界に於いても太平洋戦争直前の日本にドイツ人ジャーナリストとして潜入して様々な諜報活動を行い、最後は捕まって処刑されたソ連のスパイ、リヒャルド・ゾルゲ(ゾルゲ事件)が有名だ。ゾルゲと言えば当時の内閣である近衛内閣のブレーンとして日中戦争の推進に一役買った朝日新聞記者の尾崎秀美とも協力するなど、日本の命運

    0
    2025年11月13日
  • 謀略の技術 スパイが実践する籠絡(ヒュミント)の手法

    Posted by ブクログ

    本書は、スパイが情報収集する際に使用する技術ヒュミントの実践法を書いたもので、英米や中国、ロシアの諜報機関が実際にどんな手法で相手から情報を得るのかがわかる。また、著者はスパイになる為の動機MICEに加え新たな要因を紹介して、相手が自発的に協力してくれる為のテクニックを具体的に解説する。いずれも人間の弱みを突くことに重点を置くが、単に相手を操ると考えるわけではなく、相手からの信頼や尊重を蔑ろにせずに良好な関係を築くことが重要である。とはいえ、ヒュミントもあくまで技術の一つでしかなく、実際は組織の上層部の情報は簡単には得られない。そういう意味でヒュミントの限界も正しく理解する必要がある。

    0
    2025年09月21日

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