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Posted by ブクログ 2018年10月08日
誰しもが思う日本の財政赤字について、元官僚&元民主党のブレーンの立場から論じた作品。
諸外国の財政赤字の歴史や状況についても書かれていて、財政赤字のことを概観できる。
逆にここまで書かれていて、なぜ民主党で財政改革が出来なかったのか、どうしたら切り込めるのかについて、今後は書いて欲しいなぁと思っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月03日
これは良書です。元財務官僚が財政について相当な問題意識を持って書いています。政治、官僚それぞれの問題を指摘したうえで、政治家のコミットとその前提となる国民のコンセンサス醸成の重要性と、テクノクラートとしての公務員の専門性向上が期待され、予算制度、財政責任法、公務員制度改革が提言されています。問題は
...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月18日
「ダイヤモンド」のWeb記事で、著者がインタビューされているものを読んだのがきっかけで、前々から関心を持っていたテーマだったので、著書の方も読んでみることにしました。
自分自身の体験からも、日本の財政再建がうまくいかないのは予算編成の方法にあり、予算編成の方法を変えることができないのは、個々の政治家...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月25日
日本という国の財政の現状と、改善するにはどうすべきかを、背景の説明も取り入れながら分かりやすく説明している良書。何度も繰り返される項目もあるが、くどくはなく、逆に頭に残りやすい印象の書き方で、極力優しい表現を意識しながら書かれたのであろう。
我々国民が、小さなことから疑問や問題意識を持つことが何より...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月25日
新書とは思えない内容の充実ぶりだった。資料、グラフと盛りだくさん。
他国との比較により、日本の予算の上限に歯止めがきかない理由が明らか。
日本が一度痛い目に合わないと、政治は変わらないのかなあと思う。
私は選挙では財政規律にも注目して選んでいるのだけれど、もっとはっきり行動し、周りも巻き込んでいか...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月06日
日本の財政につきどんなに楽観的な見通しを抱く人でも、本書の冒頭4頁の日本の公債依存度のグラフの不恰好さを見たら暗澹たる気持ちになるに違いない。まるで心室細動でも起こしたかのような禍々しい形状だ。しかし、どうやら現在の政治・行政の中枢を占める方たちにとってはそうは見えないようだ。先日も、診療報酬の本体...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月16日
日本の借金について危機はある。しかし、大丈夫だという言説もありよく分からない。そんな自分に財政についてとっかかりを教示してくれた好著である。財政再建のためのメニューはほぼで揃っているんだな。しかし、日本は呆れるほどの落第生。国会議員に読ませたい。
・徴税権限のため、国は借金が容易
・支出削減か増税...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月30日
日本の財政悪化の軌跡、財政赤字についての理論、先進各国の財政再建策などがよくまとまっており、そのうえで、財政責任法の制定など日本の財政再建に向けての処方箋を提示している。
財政再建に向けては、プレーヤーのコミットメントが重要という指摘が印象に残った。本書では地方財政についてはほとんど触れていないが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月08日
日本の財政問題といえば、増税の問題に単純化される傾向があるが、本書は、増税は必要としつつも、予算制度や公務員制度に焦点を当て論じている。
予算制度の問題として、マクロ面からは、
?赤字ルール/景気変動に対応して安定的に財政運営を行うためのメカニズムが欠如している。
?支出ルール/シーリングが一般会計...続きを読む
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