佐藤千登勢の作品一覧
「佐藤千登勢」の「1918⇌20XX 歴史は繰り返す【WOP】」「フランクリン・ローズヴェルト 大恐慌と大戦に挑んだ指導者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐藤千登勢」の「1918⇌20XX 歴史は繰り返す【WOP】」「フランクリン・ローズヴェルト 大恐慌と大戦に挑んだ指導者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
フランクリン・ローズヴェルト
大恐慌と大戦に挑んだ指導者
著:佐藤 千登勢
中公新書 2626
フランクリン・D・ローズヴェルト(1882~1945)はアメリカ史上ただひとり4選され、12年の長きにわたり政権を担った大統領である
ニューディール(新規巻き返し)とよばれる大胆な政策を実施することで、経済の立て直しを図った。
その政策は、景気回復や失業者の救済にとどまらず、国民に安定した生活を保障するという観点から、労働法や社会保障法の制定にも及び、構造的な改革が進められた
ローズヴェルトは、とりわけ労働者や移民、マイノリティーの間で絶大な人気を博した
リベラルな政党としての民主党の支持基
Posted by ブクログ
第二次世界大戦中の偉大な大統領、フランクリン・ローズヴェルトの生涯を描いた良書。
経済危機や戦争といった非常時、有効な意思決定がどのようになされたのかを知ることができるのは興味深い。
「専門家に議論を戦わせ最後に判断する」といった点や、路辺談話のように国民に分かりやすく説明しコミュニケーションをとる、といったことは、「決断の本質」や橋下徹さんの「決断力」「実行力」などにもその様式が現れており、良きリーダーとなるために身につけるべき必須の方法であるともいえる。
その他、妻との微妙な夫婦関係や、人権よりも政策を優先させれるといった、政治史には出てこない面も記述されており、歴史の一ページを知る
Posted by ブクログ
【彼の指導力を支えたのは、言葉の力であり、高いコミュニケーション能力で自分の考えを国民に伝え、信頼を勝ち取った】(文中より引用)
アメリカ史上最長となる12年にわたって大統領職を務めたフランクリン・ローズヴェルト。大恐慌や世界大戦といった未曾有の危機を、彼は指導者としてどのように乗り越えていったのか......。著者は、筑波大学で教授を務める佐藤千登勢。
コンパクトにローズヴェルトの半生を知ることができるとともに、彼のどこが後世的にも評価されているかが把握できる良書。機を熟すのを待つことができただけでなく、その機をコミュニケーション能力によって手繰り寄せることに長けていたんだなと感じました
Posted by ブクログ
アメリカ史上唯一4選され、第二次世界大戦を戦ったということで有名なのに、意外とこの人物のことは知らなかった。
1640年代からニューヨークに住んだオランダ系のローズヴェルト家の家系から、過保護な母、叔父への憧れ、ハーヴァードでの学生生活、エレノアとの馴れ初め、政界入り、ポリオ、ニューヨーク州知事、ニューディール、第二次世界大戦など、FDRの生涯がわかりやすくまとまっている。
日米交渉に関しては、米国を大戦に引っ張るために日本を挑発したというイメージを持っていたが、この本によるとそれは意図的なものではなかったようだ。日系人の強制収容にも積極的ではなく、エレノアは強く反対していた。
FDRは経済政
Posted by ブクログ
偉大なアメリカ大統領とされながらも毀誉褒貶が激しく、また日本人にとっては感情的なわだかまりもある人物、フランクリン・ルーズベルトの評伝。
もう1人のフランクリン姓を持つ大統領、セオドアの遠縁である事は知っていたが、妻エレノアがセオドアの姪であることまでは知らなかった。オイスター・ベイ、ハイド・パーク両家の血筋を知ると、アメリカがかなり血統を重要視する国柄である事がわかる(わざわざフランクリン家を挙げなくてもフォードやケネディ、ブッシュ家を見れば一目瞭然でもあるが)。
政策は内政・外交共にかなり一貫性がない。ただ彼が大統領を務めていだ時期は20世紀最大の乱世であり、時勢に上手くフィットした大統領