本居宣長 文学と思想の巨人

本居宣長 文学と思想の巨人

924円 (税込)

4pt

4.2

漢意を排斥して大和魂を追究し、「物のあはれを知る」説を唱えたことで知られる、江戸中期の国学者・本居宣長。伊勢松坂に生まれ、京都で医学を修めた後、賀茂真淵と運命的な出会いを果たす。以来、学問研究に身を捧げ、三十有余年の歳月を費やし『古事記伝』を著した。この国学の大成者とは何者だったのか。七十年におよぶ生涯を丹念にたどりつつ、文学と思想の両分野に屹立する宣長学の全体像を描き出す。

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    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    漢意を排斥して大和魂を追究し、「物のあはれを知る」説を唱えたことで知られる、江戸中期の国学者・本居宣長。伊勢松坂に生まれ、京都で医学を修めた後、賀茂真淵と運命的な出会いを果たす。以来、学問研究に身を捧げ、三十有余年の歳月を費やし『古事記伝』を著した。この国学の

    0
    2020年06月10日

    Posted by ブクログ

    本居宣長の功績を古道学と歌学の両面から解説。その人生は数多くの著作の概説を時系列に沿って紹介することによって概観される。 賀茂真淵に本居宣長が古風歌を批判されたために開き直って後世風の和歌を送り付けたところ和歌に関して絶交状態になったり、天照大御神が太陽そのものとの説に対する望遠鏡で見れば炎の玉でし

    0
    2019年01月04日

    Posted by ブクログ

    まず黒船の来航のこれ程前に日本のアイデンティティーを基礎づける言説を展開できたことに驚く。
    一方で本居宣長の思想や事績が現代にうまく位置づけられていないような不安を感じる。平安以前のテキストの読解と読み替えを徹底的に行った本居宣長と、ファナティックに日本の独自性を主張し外来思想を排する本居宣長。前者

    0
    2014年09月09日

    Posted by ブクログ

    本居宣長の生涯を追う形で、彼の思想的発達や彼の書籍についてわかり易く解説した本です

    【こんな人におすすめ】
    本居宣長の入門書を探している

    0
    2024年10月16日

    Posted by ブクログ

    「はじめに」によると、本書は本居宣長の生涯をたどりながら、その学問研究を文学と思想の両面からとらえて、宣長の全体像をえがいたものです。

    宣長の生涯と思想をコンパクトに解説しているバランスのよい入門書です。ただ、文学と思想の二つの側面に分裂してしまう宣長研究の現状に対する問題意識にもとづいて書かれて

    0
    2019年10月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    国学の大家である本居宣長の生涯と思想を概説した書。宣長の生涯を追いながら、彼の説いた主張や学説がどのようなものであったのかを解説する。
    本書の特徴は、本居宣長の生涯を10年スパンで区切り、それぞれにテーマを設定して記述している点である。例えば第2章「学問の出発」では20代の国学・歌学との出会いを、第

    0
    2014年08月19日

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