吉村昭の人生作法 仕事の流儀から最期の選択まで

吉村昭の人生作法 仕事の流儀から最期の選択まで

924円 (税込)

4pt

4.4

『戦艦武蔵』『破獄』などの作品で知られる作家・吉村昭(一九二七―二〇〇六)は、公私ともに独自のスタイル貫いた。「一流料亭より縄のれんの小料理屋を好む」が、「取材のためのタクシー代には糸目をつけない」。「執筆以外の雑事は避けたい」一方、「世話になった遠方の床屋に半日かけて通う」。合理的だが義理人情に厚く、最期の時まで自らの決断にこだわった人生哲学を、吉村自身の言葉によって浮き彫りにする。


目次
第1章 毎日の暮らしの中で――日常の作法
第2章 これは小説になる、を探して――仕事の作法
第3章 生活の中に文学を持ち込まない――家庭の作法
第4章 食と酒と旅を味わう――余暇の作法
第5章 幸せだなあ、と毎朝つぶやいて――人生の作法

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吉村昭の人生作法 仕事の流儀から最期の選択まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    池波正太郎の「男の作法」のような、小さなこだわりから、凛とした生き方を窺い知れる内容で非常に興味深かった。
    この著者の、吉村昭に関する書籍はもう一冊、小学館文庫から出ているようなのでそちらも購入しようと思う。今から楽しみだ。

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    Posted by ブクログ 2022年06月19日

    吉村昭氏が私の読書との大きな出会いと言っても過言ではない。
    祖父の家にあった「戦艦武蔵」を中学生の頃に読んで以来、私の蔵書記録の中では断トツの58冊(たぶんそれ以上)を読んでいる。
    ちなみに2位は司馬遼太郎氏の27冊。3位は宮脇俊三氏の19冊。
    今後の人生においても吉村氏を超える作家に出会うことはな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月11日

     地方紙の書店員がオススメする本のコーナーで、紹介されていたので読んでみた。 「仕事の流儀から最期の選択まで」とのサブタイトルであるが、日常の作法、仕事の作法、家庭の作法、余暇の作法、人生の作法と五つの章からなっている。

     第一章の「毎日の暮らしの中で‐―日常の作法」を読んだだけで、吉村氏の生真面...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年06月25日

     吉村昭が公的な記録をも信用せず、必ず現地に足を運んだ理由は、「活字になった記録があてにならないことを痛感しているからだ。」と、著者がこの本の中に書いている。この1カ所に付箋をつけた。
     吉村昭の小説が好きだ。小説の持つ雰囲気と、この「吉村昭の人生作法」に書かれた生き方は、しっくりと重なる。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年08月18日

     なるほど池波正太郎先生は、とか、山田風太郎さんは、とかという気分にならない。魅力の在処が見えにくい。

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