無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
『戦艦武蔵』『破獄』などの作品で知られる作家・吉村昭(一九二七―二〇〇六)は、公私ともに独自のスタイル貫いた。「一流料亭より縄のれんの小料理屋を好む」が、「取材のためのタクシー代には糸目をつけない」。「執筆以外の雑事は避けたい」一方、「世話になった遠方の床屋に半日かけて通う」。合理的だが義理人情に厚く、最期の時まで自らの決断にこだわった人生哲学を、吉村自身の言葉によって浮き彫りにする。
目次
第1章 毎日の暮らしの中で――日常の作法
第2章 これは小説になる、を探して――仕事の作法
第3章 生活の中に文学を持ち込まない――家庭の作法
第4章 食と酒と旅を味わう――余暇の作法
第5章 幸せだなあ、と毎朝つぶやいて――人生の作法
Posted by ブクログ 2022年06月19日
吉村昭氏が私の読書との大きな出会いと言っても過言ではない。
祖父の家にあった「戦艦武蔵」を中学生の頃に読んで以来、私の蔵書記録の中では断トツの58冊(たぶんそれ以上)を読んでいる。
ちなみに2位は司馬遼太郎氏の27冊。3位は宮脇俊三氏の19冊。
今後の人生においても吉村氏を超える作家に出会うことはな...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月11日
地方紙の書店員がオススメする本のコーナーで、紹介されていたので読んでみた。 「仕事の流儀から最期の選択まで」とのサブタイトルであるが、日常の作法、仕事の作法、家庭の作法、余暇の作法、人生の作法と五つの章からなっている。
第一章の「毎日の暮らしの中で‐―日常の作法」を読んだだけで、吉村氏の生真面...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。