【感想・ネタバレ】吉村昭の人生作法 仕事の流儀から最期の選択までのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

池波正太郎の「男の作法」のような、小さなこだわりから、凛とした生き方を窺い知れる内容で非常に興味深かった。
この著者の、吉村昭に関する書籍はもう一冊、小学館文庫から出ているようなのでそちらも購入しようと思う。今から楽しみだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月25日

 吉村昭が公的な記録をも信用せず、必ず現地に足を運んだ理由は、「活字になった記録があてにならないことを痛感しているからだ。」と、著者がこの本の中に書いている。この1カ所に付箋をつけた。
 吉村昭の小説が好きだ。小説の持つ雰囲気と、この「吉村昭の人生作法」に書かれた生き方は、しっくりと重なる。

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Posted by ブクログ 2022年06月19日

吉村昭氏が私の読書との大きな出会いと言っても過言ではない。
祖父の家にあった「戦艦武蔵」を中学生の頃に読んで以来、私の蔵書記録の中では断トツの58冊(たぶんそれ以上)を読んでいる。
ちなみに2位は司馬遼太郎氏の27冊。3位は宮脇俊三氏の19冊。
今後の人生においても吉村氏を超える作家に出会うことはな...続きを読むいのではないだろうかと思っている。
どの作品も私にとっては読みやすく、氏の書く世界にどっぷり入り込み、歴史の奥深さを知ることができた作品の数々であった。
また、氏のエッセイなどにも書かれていたが人生の流儀、仕事の作法などひと際こだわりの強い作家でもあった。
ファンとして読んでおかなければいけないだろう。
吉村昭を知るには笹澤信氏の「評伝 吉村昭」と共に手元に置きたい1冊である。

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Posted by ブクログ 2022年11月11日

 地方紙の書店員がオススメする本のコーナーで、紹介されていたので読んでみた。 「仕事の流儀から最期の選択まで」とのサブタイトルであるが、日常の作法、仕事の作法、家庭の作法、余暇の作法、人生の作法と五つの章からなっている。

 第一章の「毎日の暮らしの中で‐―日常の作法」を読んだだけで、吉村氏の生真面...続きを読む目さ、律義さ、堅実さと合理性が伝わってくる。さらに読みすすめると、堅実さだけではなく、時には賭けに出ることもあったのがわかる。肺の難手術や定職もないのに結婚に踏み切ったことなどだ。

 「おわりに」にもあるが、確かに堅実さだけではなく、順調とは言えない状況からの挑戦は、読んでいて勇気を与えてもらった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月18日

 なるほど池波正太郎先生は、とか、山田風太郎さんは、とかという気分にならない。魅力の在処が見えにくい。

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