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「好き」っていうのはたぶん、「祈っている」に近いのだと思います――。稀代の詩人が舞台の上の「きみ」を見つめる、オタクの感情のたうちまわりエッセイが遂に書籍化!
「婦人公論.jp」の人気連載「ブルー・スパンコール・ブルー」(全18回)に、「迷惑かもしれない」「あなたが好きって怖くないですか?」「あとがき」を新規書き下ろし。本作にインスピレーションを得た、北澤平祐氏のカットイラスト17点を収録。
【目次】
・はじめに
・千秋楽が来てしまう
・舞台の中止と私
・ファンレターが書けない
・オペラグラスが恥ずかしい
・2階B席物語
・初日がこわい
・かわいいってなんだろう?
・何回見たって、一回だって、好きは好きだよ。
・同担、拒まないけど。
・全ての出会いが最良のタイミング
・目が合ったと断言したい
・休演のこと
・おすすめは難しい
・励ましたいと願うこと
・舞台のあなたの夢
・客席降りで自問自答
・ずっと好きですと伝えたい。
・迷惑かもしれない
・「あなたが好き」って怖くないですか?
・あとがき
(全二十一編)
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Posted by ブクログ
この世界のどこかには、というか主に日比谷には、最果タヒさんが書いたファンレターを受け取り続けている人がいて、そのきっとすばらしいであろうお手紙は最果タヒさんご本人と受け取ったご本人のたったふたりしか読めないってことでしょう!?すごいな!
私も好きなアイドルができるとすぐに手紙を書いちゃう人だから、ファンレターの話が出てくるたびに共感しまくりだった。あと、客席から舞台を見るときの感情。オタクの感情って面倒くさくて大好き。
【読んだ目的・理由】オタクの感情にまつわるエッセイが読みたかったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.5
【一番好きな表現】人を応援することのこの一方通行なあり方がむしろ、愛情を楽なものにしていて、人を好きになることがこんなに簡単でいいのかな、ありがたいな、とよく思う。(本文から引用)
Posted by ブクログ
「好き」なひとを思いやりたいという気持ち、自己満足だからと想いを押し込めてしまう思考、それでもあなたが好きな人間がここにいますよと伝えたい気持ちでぐるぐるとし続ける文章が自分と重なり、なかなか読み進められなかった。
自分の推しへの想いと重ねすぎて心も思考もどこかへ行ってしまい、目だけが文字を追っている瞬間が多発した。
「推し活」文化の過熱、煽るメディア、SNSでは他者の情熱への冷笑が蔓延る中、「わたしがわたしのために、好きなひとをただ‘’好き‘’なんですよ」、という口ぶりにはとても安心できた。
定期的に読み返して、自分の「ファンとしての在り方」を見つめ直すようにしたい。
Posted by ブクログ
最近、突如現れた自分の「好き」の気持ちに戸惑っていて、そんなときにこの本に出会えたのは、何かの縁だったと思う。
何も「好き」が無いときに読むと、ちょっと濃い口と思ったかもしれない、だけど、今の自分には全てのページに必要としていた言葉が書かれていたような感覚。うんうんうんって100回くらい頷いた。
好きなのに、キラキラだけしていられない。ふと、こんなに「好き」を中心にして大丈夫かな?とか思う。何してるんだろう…という気分にのまれる。そういう戸惑いがある。
だから、気持ちがすごく支えられた。
誰かを好きな「自分」について考え続ける。結局、好きを自覚することって、自分の内面に深く潜っていくことかなと思ったり。だから、葛藤があって当たり前と思いながら、好きを大事にしていきたい。
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小説・文芸
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