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琉球処分とは、日中の両属国家だった琉球王国を日本が強制併合した政治過程をいう。1872年の琉球藩設置から「処分官」派遣、79年の警察・軍隊を動員した沖縄県設置、80年に強く抗議する清国との八重山分島交渉までを指す。 国王は東京に送られ、島内では組織的抵抗が日清戦争まで行われる。本書は、併合の過程とその後を精緻に追い、清国や西洋諸国を巻き込み東アジアの新秩序をも形成した琉球処分の全貌を描く。
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Posted by ブクログ
非常に面白い!読みにくい文章もなかった ・44頁 1850年代ペリーが琉球にも開港を求めた当時から、沖縄(琉球)に滞在する外国人(アメリカ人)による現地人に対する暴力や事件があった また、領事裁判権によって逮捕されたアメリカ人は出身国の領事裁判によって裁かれること(当時は、お互い自国の法で裁くとい...続きを読むう点で仕組みとしては対等であり問題にはならなかったそうだが) →これらのことは、戦後アメリカ軍による沖縄占領下で起きていたことと全く同じではないかと思った ・47頁 ・57頁
すごく、読み入ってしまった、、、! 小説のように映像が浮かんでくる。 私たち、処分された側の、思いや意思を世に出して頂いたこと、たくさん調べて頂いたこと感謝します。 琉球王国の一部であることはアイデンティティでもある。 これまで、琉球最後の王様が、琉球処分で東京に連れて行かれて悲劇な人生を送っ...続きを読むたと教えられ、それを納得して歴史事件として捉えていたけど、 この本で、さらにその奥を除き見ることができた気がする、、、!!! あと、グラントの部分、講義でやったな〜と懐かしい気持ちになったりもしたし、、、 心の中の思い出や、頭の中の映像がドラマティックに動いた時間でした。
今まで知らなかった、というよりも全く考えてこなかった沖縄併合の実情。 知らないということは罪であるなあと思った。 ほんの150年ほど前のこと。 「沖縄」について深く思いを至らせることになった本。 文章は明快で分かりやすい。 「日本」と「沖縄」について考えさせられる。
明治政府に滅ぼされた琉球王国の終焉が史料に基づき迫真性をもって著述されている。一気に読める。約150年前までは琉球王国という別の国があったこと、沖縄戦、米国統治、基地問題等現代に続く歴史の出発点を実感した。
沖縄を日本の領土と確定した、琉球処分という言葉については、以前より知っていたが、その背景、日本政府、沖縄の人々の考え、清国の関わり方等についてはあまり考えた事はなかった。 沖縄が日本(薩摩藩)と清国に対して両属関係にあったと言うことについては理解していたが、その様々な関わり方については、何も知らなか...続きを読むったことを痛感させられる。 本書を読んで思い出したのは、30数年前、北京の故宮を観光で訪れたとき、大和殿の巨大な建物に驚いたこと、その2・3年後に沖縄の首里城を訪れた時、(この首里城は、先年消失した前の首里城である)これは北京の大和殿の縮小版だ、なんと雰囲気が似ていることかと驚いたものである。この時も、沖縄は中国を向いて様々なことが行われていたのだと感じた。 現在の沖縄の米軍基地の問題、沖縄人が日本に対する複雑な思い、何回かの沖縄旅行で感じたことを思い起こした。
分かりやすくてジェットコースターのように読めます。 沖縄、が日本でなかった時、の話。 朝鮮半島や台湾との歴史認識問題とも地続きと感じました。 結果よければ(いいとは言えないけども)、それでいいのか?プロセスも含めて問われると思いました。 時間が処理してくれる、というのは勝者側の言い訳でしょう。 勝者...続きを読むが利害の為にやった、と言われてもやむを得ないと思いました。 ロシアとウクライナが、こんな決着をすると?こんな経緯をたどると?みたいな、現代にも通じる問題だと思います。
琉球王国を日本が強制的に併合した琉球処分について、日本側からではなく今まで語られなかった沖縄の立場から『尚家文書』を元に沖縄併合の全貌が描かれている。今だうちなーんちゅー、やまとんちゅーという呼び方で区別されることにも納得
明治維新後に琉球が沖縄県として併合されていく過程を詳しく解説する本。 しっかり読もうとするとなかなか時間がかかったがためになった。
琉球処分と聞くと、琉球側になにか問題がありそれへの対処を行ったような印象がある。が、ちがう。要は日本側のいちゃもんである。俗っぽい書き方をすると、琉球が清と日本に二股をかけてるのは問題だからそれを処分する=清と別れさせ日本に付き合わせる、という話である。 ただ、これはこれで琉球側に問題があるように...続きを読むも聞こえるかもしれない。二股だから。 著者は「琉球は独立国家とは言えないが、ひとつの国家ではあった」と判断する。それは清と日本の属国であったことを含意しているが、これは明治以前のアジア圏では問題はなかった。(一応、琉球と日本に付き合いがあることは清にバレないようにしていたのである種の問題ではあるのだが、実のところ清には筒抜けだったわけだし、しかしだからといって清がなにかアクションを起こすわけでもなかった。) これがなぜ問題と捉えられ、琉球処分に至ったのか。それは西欧から主権国家という概念が輸入されたからである。明治になり日本は主権国家となった、ここまではよい。しかし琉球は主権国家にはなっていない。となると、清か日本に併合されるかしかないのだが、そのなかで清との二股を解消させる話が出てくる。 本書はその解消の過程を微に入り細に入り描いていく。簡単に言えば、明治以降の急激に西洋化されていく日本の過程にはさまざまな問題があった。そのなかのひとつに琉球処分がある。本書内の終盤で書いているような沖縄の基地問題にまで繋げるのはなかなか難しい気はするが、琉球という国家が消えていく過程を描いた書としては興味深かった。
●琉球が、明治政府による「主権国家の論理」によって併合されていく過程と抵抗を活写した歴史書。 ●琉球処分とは何か、沖縄問題にどう繋がるのかを学ぶために読む。→沖縄の歴史について触れることができた。 ●沖縄が日本の一部となった「琉球処分」。本書は、この歴史的転換点を、当時の国際情勢と琉球自体の抵抗とい...続きを読むう重層的な視点から描き出す。かつての琉球は、中国(清)と日本(薩摩・幕府)の双方に服属する「両属」という立場で国家を維持していた。しかし、明治維新を経て西洋のルールを内面化した日本政府は、この曖昧な状態を「不条理」と断じ、警察・軍事力を背景に強引な併合へと突き進む。日本が主権国家として認められるために、琉球から国家の地位を剥奪したという皮肉。大国間の避戦のために住民の意向を無視して国境線を引こうとした「分島案」の経緯などは、現代の沖縄が抱える「基地問題」や「本土との溝」の原点がどこにあるのかを痛烈に物語る1冊だと言える。
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琉球処分 「沖縄問題」の原点
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塩出浩之
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