回顧七十年

回顧七十年

1,100円 (税込)

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二・二六事件の熱さめやらぬ昭和十一年五月、議会での「粛軍演説」で喝采を浴びた民政党議員・斎藤隆夫は、四年後に「支那事変処理」についての質問演説を問題視され除名処分を受けた。陸軍を中心とする「革新」派が台頭する中、「現状維持」を訴えてやまなかった保守政治家の自伝。〈解説〉伊藤 隆

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回顧七十年 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年12月04日

    かつて日本にこんな政治家がいたということを、不覚にも寡聞にして知らなかった。
    五.一五事件や二.二六事件で政治家の命が奪われるような状況にもかかわらず、毅然として議会にて粛軍の演説を行うような気概は、はたして現代日本の政治家中に幾人いるであろうか。
    「近衛公への意見書」中の数項は、あたかも現在の与党...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月21日

    斎藤隆夫 「回顧七十年」自伝のほか2演説を掲載した戦前戦中の政治記録。

    この本の帯や解説にある「現状維持の勇気」とは、実行性のない軍部の革新を批判し、現状維持により責任ある立憲政治を続けることを意味。

    二二六事件後に行われた粛軍演説、支那事変処理を批判した反軍演説の2演説は迫力ある。二二六事件に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月07日

    2・26事件後の「粛軍演説」、昭和15年の「反軍演説」を経て軍部に睨まれ議院からの除名処分を受けた演説の名手・斎藤隆夫の自伝。
    演説というか、国会における代表質問なんですね。
    両演説の全文も掲載されているが、ごくごく当たり前のことしか言っておらず、それどころか「力が正義」的な論調は十分に「戦前的」だ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年11月27日

    [一徹]二・二六事件後の「粛軍演説」で、一躍時の人となった斎藤隆夫の自伝。無一文に近い状況で上京し議員として活躍するも、支那事変に関する演説で除名処分に。その後,いわゆる翼賛選挙を戦い抜き,改めて議席を獲得した氏の政治信条や姿勢が伺える作品です。解説は日本近現代史の専門家である伊藤隆。


    高校の日...続きを読む

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