作品一覧

  • ホロコースト後の機能不全 ドイツ、イスラエル、犠牲と加害の関係
    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    なぜドイツはイスラエルを批判できないのか? ーー犠牲と加害の反転はどのようにして進んだか 『歴史修正主義』(中公新書)で注目された歴史学者が提示するガザ紛争を理解するための新たな視座! ドイツの戦後の歩みはユダヤ人を究極の犠牲者にした! 紛争によりガザが破壊し尽くされた中、イスラエルの姿勢はホロコーストの記憶とも結びつけられる。 ドイツはナチ犯罪者を最後の一人まで裁き続け、「反ユダヤ主義」の撲滅を掲げてきた。 そのためドイツによるイスラエル支援は、補償にとどまらず武器供与まで及んだ。イスラエルへの安全保障は「国是」だったのである。 ドイツの「過去の克服」は、両国の政治、経済、軍事の利害と密接に絡んできた。その歴史を解きほぐし、変化を迫られる姿を描くーー。 世界は戦争を止められないのか。ナチズムの克服は、より良い世界をつくるためではなかったのか。 ドイツとイスラエルの特殊な関係をつまびらかにすることで、ガザ紛争を防げなかった世界構造のねじれが見えてくる。 序 章 世界の機能不全はどのようにして起こったか 第一章 国籍──国民の境界は歴史が形づくる 第二章 裁き──犯罪をどこまで、どう裁いたか 第三章 国際法──反省から生まれた新しい秩序 第四章 償い──和解のための補償、安全保障へ 第五章 言葉と認識──私たちはパレスチナを理解する言葉を持っているか 終 章 ゴルディアスの結び目
  • 現代戦の洗練と野蛮
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕サイバーや宇宙利用は手段 戦いを決する量・質・外交 土屋大洋 鈴木一人 ●衛星をめぐる攻防の舞台 戦場としての宇宙 青木節子 ●改めて問われる「資源小国」日本の覚悟 白鳥潤一郎 ●ウクライナでも暗躍する民間軍事会社の実態 黒井文太郎 ●「女性兵士」は何を求められているのか 佐藤文香 ●〔対談〕国内外の潮流を考える 歴史修正主義と現代社会 武井彩佳 倉橋耕平
  • 歴史修正主義 ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで
    4.4
    1巻1,056円 (税込)
    ナチによるユダヤ人虐殺といった史実について、意図的に歴史を書き替える歴史修正主義。フランスでは反ユダヤ主義の表現、ドイツではナチ擁護として広まる。1980年代以降は、ホロコースト否定論が世界各地で噴出。独仏では法規制、英米ではアーヴィング裁判を始め司法で争われ、近年は共産主義の評価をめぐり、東欧諸国で拡大する。本書は、100年以上に及ぶ欧米の歴史修正主義の実態を追い、歴史とは何かを問う。

ユーザーレビュー

  • 歴史修正主義 ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで

    Posted by ブクログ

    23 陰謀論の特徴 証拠を必要としない
     証拠がないこと自体が、真実の隠蔽の結果として説明される

    43 ニュンベルク裁判が歴史修正主義を生んでしまった
    歴史修正主義とは、完全に根拠のない主張により組み立てられるのではなく、事実も盛り込まれている 単なる暴論ではない

    49 言葉の選択 それによる犯罪性の希釈

    52 アイデンティティの喪失をうたうなど
    未来の問題として歴史の修正の必要性を訴える 正義 倫理として議論が展開

    70 歴史修正主義は、人々に認識の揺らぎを呼び覚ますことを意図している

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    2026年04月06日
  • ホロコースト後の機能不全 ドイツ、イスラエル、犠牲と加害の関係

    Posted by ブクログ

    ホロコーストのような大きな不正が起きてしまった後は、克服は長く複雑な過程を辿らざるを得ず、ねじれが生じてしまう事を複数の視点から教えてくれる本。

    あらゆる事がそうたが、物事の二面性もしくは多面性があり、より複雑化する事が分かった。賠償は償いの側面もあるが、経済協定でもあり、経済関係が結ばれることで戦争は抑止される。しかし、ドイツがイスラエルに行った武器輸出はパレスチナ問題に影響を与えてしまっている点。パレスチナの難民の帰還は正当であるものの、武力にる帰還を目指した頑なさが和平交渉を遠ざけてしまい、また、他国に逃れた難民が自国に帰還する名目を失う為に、その国の帰化をせずに難民状態が続いている。

    0
    2026年02月28日
  • 歴史修正主義 ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで

    Posted by ブクログ

    歴史修正主義について、経緯、問題点、否定論との違い、確立している法制度などが分かりやすく説明されていて、歴史学とは縁遠い自分でもとても分かりやすかった。

    歴史学自体が、研究者の解釈やその時代が共有する価値観の影響を受けるものであり、歴史修正主義はその前提を都合よくきっかけとしている事や、取るに足らないデタラメな内容であっても、それが誤りであることを証明する事の労力がばかにならない事など、改めてよく理解できた。

    今読んでいると、イスラエルが進めているジェノサイドをヨーロッパの中でどう扱っているのかニュースでは断片的に聞くけれども、歴史学者はどのように考えるのか、とても気になった。今現在起きて

    0
    2026年01月07日
  • 歴史修正主義 ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで

    Posted by ブクログ

    個人メモ
    ・イデオロギー要素なくフラット
    ・ナチス関連の記述がメイン
    ・ヴィシー政権へのフランス国内での複雑な評価を背景にドイツだけでなくフランスにかなりページを使ってる
    ・EU共通アイデンティティとしてのホロコースト認識

    0
    2025年10月30日
  • 歴史修正主義 ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで

    Posted by ブクログ

    大変勉強になった。SNSで、国際的な場で、嘘大げさ紛らわしいが拡散されている現代こそ読むべき一冊だと思う。

    0
    2025年07月16日

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