戦略的思考とは何か 改版

戦略的思考とは何か 改版

ビジネス・実用
1,122円 (税込)

5pt

先進国の大学で、戦略や軍事と題した講義を聴けない国は日本だけだ。しかし、日本が自らの意思にかかわらず戦争に直面せざるをえない場合を考えておくのは、平和を望む者にとって、ごくふつうの教養の一部ではないだろうか――。国家戦略の欠如を憂えた著者は、歴史と地政学を入り口に日本の戦略的環境を解明、その歩むべき道を示した。情報の役割を重視し、冷静かつ現実的な分析に徹した国家戦略論の名著。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    戦略的思考とは何か 改版
  • タイトルID
    :
    689780
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年12月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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戦略的思考とは何か 改版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歴史と地政学から日本の戦略について解説するもの。

    本書は、もともと米ソ冷戦時代の1983年に出版されたものであるが、日本の国家戦略の欠如を主張し、情報の役割を重視するなどの著者の考えは、約40年後の現在の日本にもまさにあてはまるよう部分も多く、非常に説得力のあるものといえる。

    アングロサクソン(イギリス、アメリカ)の情報把握の正確さというのは、印象的。

    全体にわたり現実的な分析に徹した国家戦略を論じたものであり、これまでも何度か読んだが、世界情勢が目まぐるしく変わる昨今、今後も繰り返し読みたい名著である。

    この本を読み、地政学というものに興味を持った。自分の地政学・戦略論の思考の基礎となった。

    0
    2026年01月11日

    Posted by ブクログ

    1983年という冷戦機の最中に書かれたもので、状況そのものは古いが、戦略についての研ぎ澄まされた考え方と、読み手を飽きさせない資料や分かりやすい語り口は現代でも全く色褪せていない名著。古い著作なのだからもっと早く出会っていればとさえ思った。★5以上か。

    0
    2023年07月16日

    Posted by ブクログ

    外交、軍事力、地理、日本や海外の国民性、歴史、経済等、幅広い視点からの戦略論。ページ数は少ないが、「戦略的思考とは何か」が濃縮されており、読み応え十分。

    中国やロシアの考え方などは、今でも全く当てはまり現代を予見していたかのように感じた。著者の本質を見抜く思考力に驚いた。
    軍事、国家戦略、自分たちに根付いた考え方など、積極的に議論される事が避けられるテーマを考える事の重要性も理解できた。軍事的な戦略論だが、著者の深い思考は、ビジネスや人生など幅広い分野で役立つと感じた。

    特に最終章の「総合的防衛戦略」では、日本を攻め取るには、という視点から経済的や軍事的に日本の弱点を現実的にとらえ、そこから防衛戦略を考える部分や、
    日本の防衛を考える場合には、アメリカをはじめとして周囲の国がどのように行動するかを現実的に想定した戦略が必要である部分など
    幅広く深く思考することが必要だと理解した。

    0
    2022年04月02日

    Posted by ブクログ

    古い本だけど、この本が書かれた時より昔のことについては変わるわけもなく、地政学的に日本の立ち位置が変わるわけも無いので今読んでもなるほど、と思う内容だった。

    日本の学校教育で戦争について学ぶことといえば、第二次世界大戦の悲惨さと反戦・平和主義一辺倒だが、純粋にリスク管理としての戦略論が一般教養として重要視されるべきだなと思った。
    自分と他国の立ち位置と実力にしっかりと向き合った上で、平和の為に最低限持つべき軍事力ってどれくらい?ということは考えたことも無かった。

    0
    2022年02月26日

    Posted by ブクログ

    ◯秀吉の朝鮮出兵の失敗の原因
    1.日本側の戦闘能力過信
    2.戦略の驚くべき粗雑さ→情報と戦略のまったくの欠如

    ◯太平洋戦争における旧日本軍の致命的だった点
    →与えられた兵力で与えられた任務をいかに遂行できるか

    島国であるが故に、外部の情報に対する無関心さ、大きな意味での戦略的思考の欠如にいたる

    0
    2021年11月04日

    Posted by ブクログ

    1983年初版で、40年近く前の冷戦下の時代背景であるが、今をもっても読み応え抜群である。
    外交官である著者の個人的認識であり学術書ではないとされているが、語られる戦略論は、軽薄な戦争ごっこではなく、日本の生き残り論であり、帝国主義時代から核時代・冷戦時代までを筋の通った論が展開される。
    繰り返し述べられることに「戦略レベルの失敗を戦術レベルで取り返すことはできない」「国際政治は相手がある事象なので国内的にどうしたい的な内向き論には意味がない」「情勢判断を置き去りにした方針や綱領に意味はない」など、内弁慶に流れやすい日本の企業や個人に対する教訓が多く読みとることができる。
    個人に置き換えれば、戦略とは立ち位置のことであり、間違った立ち位置で間違った方向に努力しても自分や周囲を良くすることにはつながらない。

    0
    2021年07月26日

    Posted by ブクログ

    1983年が初版の本書でいう「戦略」とは、日本が100年以上にわたってとり続けている”反共産主義の歴史”における戦略のことで、おもに外交と安全保障の2点について詳しい。

    そのため「書かれた当時とは情勢が異なる」という前提で読む必要はないし、またそうした批判は意味がない。

    そしてこの戦略は、これまで途切れることなく続いてきたように「これからも延々とつづくのだろうなあ」と思うと不思議とホッとする。

    0
    2020年07月07日

    Posted by ブクログ

    タイトルから経営に関わるものかと思い、初版が出た時に一度手に取った覚えがあるが、軍事防衛戦略関係だったので、あまり読まずに積読したまま、行方不明に。今回、改版されて改めて手に取って読み進めていくうちに、著者の洞察力と思考力には全く敬服した。歴史から学び、古典から学び、バランス感覚を持ち、こんな論者がいたのかと驚いた。時代的には米ソ冷戦時期の内容であるが、日本の防衛を考える基本的な根幹問題が本書にはある。

    0
    2020年03月22日

    Posted by ブクログ


    ●朝鮮半島の人々が経験したことに比べて日本が一度も異民族の支配を受けたことがないという事実は国際政治の厳しさに対する日本人の考えの甘さや楽天主義の元になっている。

    ●平和は、戦後のように圧倒的戦力差がある時にのみ生まれる。

    ●韓国が他国を攻めたこと歴史上は一度もない。
    対外侵略の意図も能力もなく、他方で、北からの脅威には敢然と抵抗する意思のある国が大陸本土と日本との間に介在している
    これほど日本の安全にとって有難い条件はない

    ●極東の歴史で、中国大陸の勢力が朝鮮半島南端にまで及んだのは前にも後にもこのとき一度だけである
    結局は朝鮮半島南部の戦力的重要性ということに帰結する
    日露戦争の前にロシアを相手に日本が本当に戦争をするかどうかは、一にかかってそのままでは半島南部までロシアが進出してくるかどうかの見通しのみであった。

    ●資本主義は不況になって行き詰まると戦争で打開をはかる

    ●民主主義とは現実的な勘定高いものである。そのため、アメリカとの協力が得られ、潜在的な脅威に対抗して日本を守れそうだということがわかれば、それ以上の防衛費を求めないだろう

    ●世界の多極化
    →米国が中国とすり寄るために、米国民に対して中国を一つの主体として見せかけるための都合のいい言葉ではないか
    日本でも、安保条約を弱めても良いのではないかという声もちらほら
    →実態としては二極化世界から変わっていない

    ●自衛力の増強や、自衛隊の活動地域の拡大に対して枠を作ってきたのは、それが日本の対外戦略に背馳するという考えではなく、具体的には、野党対策、与党の円滑な政策施行が優先されてきた

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

    地政学や日本の過去の戦略の概要を知るのに役立った。
    ソ連時代に書かれたものだが、令和の今もなお通づるものも多く、歴史を学ぶことの重要性が感じられる。

    0
    2022年05月25日

戦略的思考とは何か 改版 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    戦略的思考とは何か 改版
  • タイトルID
    :
    689780
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年12月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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