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外務省出身の国際情勢分析・情報判断の第一人者が、日本を取り巻く国際情勢を、長期的視点から読み解く。表題作をはじめ、2007年春~2010年春までの論考を集成。この間、日本政治は自民党が野党に転落するなど、混迷を深め、国際社会も厳しい変化の波が襲っている。不動の視座の必要性があらためて問われているのだ。大切なのは、政治を知性による観念で把握するのではなく、先人たちの歴史の遺産で解釈する真正なる保守主義に立脚すること。いまなお「戦後レジームからの脱却」は、いつでも達成できる状況にあると説く。
...続きを読むPosted by ブクログ 2015年06月17日
岡崎さんの論は良い。
特に、「戦後とは何であったかー『村田良平回想録』に思う」は必読だ。このような論者が少しづついなくなるのは寂しい限りです。
また、
真の保守主義は、経済問題ではなく、外交、安保、教育などの面で真価が発揮されるべきものである。
は、なる程と頷かされる。
国家、民族、家庭を守るの...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月23日
外交官だった岡崎さんが、
過去に新聞、雑誌等に寄稿した論文、コラム等をまとめたもの。
この手の本はよく読みますが、
岡崎さんは非常に謙虚な方で、
他の作家さんとは違った見方をなされています。
もっとも、言わなければならないことは、
しっかりとおっしゃっており、
非常に勉強になりました。
今後の自民...続きを読む
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