伊藤俊一の作品一覧

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作品一覧

2023/10/27更新

ユーザーレビュー

  • 荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで
    「荘園」そういえば、どうしてできたのかは習ったけれど、どうしてなくなったのかは習ってなかったなと読んでて思いだした。
    それにしても、「荘園」を「小さな地域の自治権を最大に、国歌や地方政府の役割を最小にした場合、何が起きるかという四百年にわたる社会実験」とはよく言ったものである。

    結局、細分化された...続きを読む
  • 荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで
    専門用語や固有名詞が多くて理解しづらかったが、非常に興味深い内容だった。1000年近く前にこれほどの行政、経済制度が整っていたことに驚いた。
    荘園についての専門書と聞くと、すごく狭い範囲のニッチな印象を受けるが、荘園とは中世日本社会そのものと言ってよい。大方の歴史書や教科書が御所や幕府内部の事にしか...続きを読む
  • 荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで
    奈良時代から延々室町時代まで続く荘園について1冊にまとめた本です。確かに歴史の授業では荘園が何度も出てきましたが、奈良の荘園と平安末期の荘園は違うように見え、室町になると荘園が消えるように見えてましたが、なるほど、その時代の情勢で荘園もいろいろ変質があったのですね。
    あとこの本では、時代や荘園の変化...続きを読む
  • 荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで
    記述が厚い。あとがきにもある通り、私にも一行一ページの後ろに何篇の論文があるかと思いをはせるように促すものがありつつ、淡々と解説されていく。新書ってこういうものだよね、と往年の岩波新書を思いながら読んだ。
  • 荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで
    荘園の成立(墾田永年私財法)からその解体(応仁の乱後)までの750年余を辿る通史。その変遷をわかりやすく解説するのは至難の業であろうが、本書はその点、非常に明快であった。

    とくに院政期における「領域型荘園」の領主権=本家—領家ー在地領主による三階層の支配体制としてとらえて説明し、この「領域型荘園」...続きを読む

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