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Posted by ブクログ 2024年04月21日
とても面白かった。タイトルに民主主義が入っているから政治的なことがメインかと思いきや、ビジネスや社会参加、生産者と消費者の関係性まで、幅広い議論が行われている。知識や技術の「民主化」により、平等化が進むが、それは必ずしも平和や安定を意味せず、むしろ細かい違いに注目がいき、差別や偏見を生むことになる。...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月20日
トクヴィルが見たアメリカは「民主主義の実験場」。
「平等化」を促したものとして、プロテスタンティズム、銃、印刷、郵便というものを挙げている。
それまでの教育は過去から伝わる「規範」を身につけるものだったが、平等化の趨勢は、「自分で考える」ことを促していくのではないか?
「政治的集権化(政権)」...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月23日
民主主義の立法権だけではなく執行権(行政権)への着目、新たなアソシエーションとしてのファンダムの可能性への対話。
行政権のアップデートは萌芽を感じる。
ファンダムは試みとして興味深いが、ポピュリズム以外の着地が浮かばない。
第1章 「平等化」の趨勢
・平等化をめぐる想像力。かつてと比べて「違い」は...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月18日
こういった、ものの根本を再検討する著作は読みごたえがあります。
民主主義のこれからの在り方がファンダムに見いだせるのではないかというあたり、挑戦的ですが納得するものがあります。ただ、一度ですべて理解できるような内容ではなく、高度な内容をたくさん含んでいました。
別に問題ではありませんが、本書はイン...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月30日
『実験の民主主義』とは、自由の国として建国されたアメリカ合衆国を、19世紀のフランス思想家トクヴィルが指した言葉である。王政からの革命によって混乱期にあったヨーロッパから見て、理想的な分散型主権国家を築きつつあった合衆国は眩しく見えたに違いない。
この19世紀の理想的な民主主義国家が、21世紀には...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月22日
2023年の現在、改めて民主主義とは何かを問い直す。
対話形式になっているのが面白いのだが、聞き手である若林さんの煽りに対して、アカデミアに住む宇野さんの冷静さが際立っていて興味深い。
興味関心や言葉の使い方の異なるお二人の創発がもっと見られたら素晴らしいと思った。残念ながら意見や主張がそれぞれ個人...続きを読む
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