[ 内容 ]
子どもを無垢な存在と見なすロマン主義的な子ども観は、日本では明治末に興り、大正中期の『赤い鳥』を中心にした「童話・童謡」運動で確立した。
このイメージは、基本的には現在までも引き継がれているといえる。
本書は、巌谷小波にはじまり、鈴木三重吉を経て多くの文壇作家たちが筆を染めた児童文学を
...続きを読む素材として、近代特有の子どもに関する新しい「知」が、どのように生まれ、どのように普及していったかを辿る試みである。
[ 目次 ]
序章 子どものイメージ
第1章 お伽噺から童話へ
第2章 『赤い鳥』というメディア
第3章 『赤い鳥』の子どもたち
第4章 「童心」の時代
結びにかえて―「童心」の修辞学
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