日本統治下の朝鮮 統計と実証研究は何を語るか

日本統治下の朝鮮 統計と実証研究は何を語るか

880円 (税込)

4pt

4.2

1910年から1945年まで、帝国日本の植民地となった朝鮮。その統治は、政治的には弾圧、経済的には搾取・貧困化という言葉で語られてきた。日本による統治に多くの問題があったことは確かである。だが、それは果たして「収奪」一色だったのか。その後の韓国の発展、北朝鮮の社会主義による国家建設と繋がりはないのか――。本書は、論点を経済に絞り、実証主義に徹し、日本統治時代の朝鮮の実態と変容を描く。

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日本統治下の朝鮮 統計と実証研究は何を語るか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年09月17日

    一般に、政治的には弾圧、経済的には搾取・貧困化という言葉で語られてきた日本の朝鮮統治について、本当に「収奪」一色だったのかという問題意識から、経済の観点に絞り、統計データ等に基づく実証主義に徹し、日本統治時代の朝鮮の実態と変容を描いている。
    結論として著者は、「総合的にみれば、日本は朝鮮を、比較的低...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月20日

    朝鮮半島に対する日本による統治の実態を具体的数字を追うことによって解明しようとする試み。

    特に北に埋蔵される鉱物資源を求めて、膨大な投資が民間からされていることがわかる。

    教育の充実なども含めて、当時の大日本帝国の国力増強を意図したものだろうが、目的はともかく、日本統治時代のこうした事柄が解放独...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月31日

    自分も山辺健太郎の岩波新書を読んで感銘を受けた一人なのだが、今振り返ってみると、内容など二の次で、山辺が小卒ながら、史料を蒐集し研究者となったことに瞠目したのかもしれない。労働運動で戦時中徳田球一や金天海などと共に獄中にあり、山辺は金の介抱役で、金が痔か何かで尻を拭いてやったが、徳球はどんな食い物で...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年10月27日

    韓国とか北朝鮮とか岩波とか朝日みたいなイデオロギーを抜きに、日本帝国の朝鮮経営って実際どうだったのよ!?に答える良書。

    てっきり、もっと持ち出しなのかと思ったが、そこまででは無かったのか。
    (とはいえ、米軍の爆撃が無かったこともあり、南北朝鮮に残された生産設備、発電設備等々のインフラは巨額だよね)...続きを読む

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