黒岩重吾の作品一覧
「黒岩重吾」の「愛の装飾」「青い枯葉~昭和ミステリールネサンス~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
石上麻呂の青年期から晩年までの話。
蘇我氏に敗れた物部一族は朝廷からも見捨てられ、隠れるように最下層に暮らす中、麻呂は下級官人とはいえ物部として名乗ることができたのは石上物部で蘇我氏との戦いで中立の立場を取っていたから。
武術の腕を見込まれて、大友皇子の武術師範となり、壬申の乱の最期の時まで皇子とともにする。
自害した皇子の首を持って天武のところへ行き、新王朝に仕えることとなる。
話の中に再三出てくる物部には裏切り者の血が流れているという言葉が、それを象徴するように麻呂の行動に重なる。
同時代でいえば、藤原不比等がいる。
歳は違えど、この2人の出世していく様子はそれぞれ違って面白い。
Posted by ブクログ
黒岩重吾さんによる古代史解説。歴史好きは読むべし! 邪馬台国のことから神武東征、出雲の話、実在がほぼ確かな継体以降の天皇や、蘇我氏、藤原氏とのかかわりなど、捏造・創作が多いとされる記紀の記載をおさえつつ、その他の史料を読み込んで独自の解釈を行っている。それがまた素人の自分には極めて信憑性が高いものとして入ってくる。学会などでは否定される説もある様だが、それも本当のところはわからない状況での推論なので、案外黒岩氏が正しいこともあったりするかもしれない。いずれにせよ、学校の歴史教科書の無機質な項目の羅列ではさっぱり理解できなかった歴史の流れが、黒岩氏によって血を吹き込まれて目の前に現れてくると、生