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卑弥呼から天智・天武天皇まで。古代史小説の第一人者が「記紀」を読み込み、幅広く考古学の成果を踏まえて語る古代史案内の決定版!(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
黒岩氏による日本古代史の考察。 大変面白かった。黒岩氏の古代史をテーマにした小説は だいぶ前に大体読んだが、その根拠になっていたのがこの本の考えだった。 蘇我馬子の業績や聖徳太子の女好き、持統天皇の子への愛情や大津皇子の魅力などワクワクして読み進んだ。 あくまで黒岩版古代史で真実かどうかはわからない...続きを読むが時間を忘れさせる一冊だった。
論説というよりエッセイという感じで、古代史の年表や天皇家の系統図のようなものを見ながら読まないと少しわかり辛いかもしれない。ある程度の知識を前提として書かれている気がした。 でも他の古代史に関する謎解き本に比べると、冷静というか客観的というか、思い込みが強くてこじつけっぽいところがなく、納得しやすか...続きを読むった。 20年以上前に書かれた本で、その後発掘や研究が進んだために、わかってきたこともあると思うし、最新の論調とは異なるところもあると思うが、それでもとても興味深くて面白かった。古代史って、まだまだ奥が深い。
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黒岩重吾
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