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【無料版】『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』試し読み いとうせいこう×白川優子特別対談付き
『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』刊行記念として、第一章「ウェルカム・トゥ・ガザ!」を無料で試し読みいただけます。 さらに特典として、いとうせいこう氏と、国境なき医師団の看護師である白川優子氏の対談も収録! ☆『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』内容紹介 いとうせいこうが「国境なき医師団」に同行して世界の現場を訪ねる好評ルポルタージュ最新刊。 世界の矛盾が凝縮された場所・パレスチナで、イスラエルに対する返還デモに参加して銃撃される若者たちや、巨大な分離壁に囲まれたヨルダン川西岸地区、中東全域から紛争被害者が集まるアンマンの再建外科病院を取材。 作家の眼がとらえた「世界のリアル」を、等身大の言葉で深く伝える感動作。 写真:横田徹、MSF -
スギハラ・サバイバル
小説だからこそ書けた歴史の真実。 9・11同時多発テロ、リーマン・ショックほか、世界の激動のたびに、マネーは大暴落した。だが、その裏では事前にドルを売り抜き、有り余る資金を懐にした一部の投資家がいた。一体どうして。 いま再び金融マーケットに異変が起きている――調査に乗り出した英国情報部員スティーブンは、国境を越える資本主義の源流に、「諜報の天才」と呼ばれた戦前の外交官・杉原千畝の影を見た。ベストセラー『ウルトラ・ダラー』続編。 解説:佐藤優氏(作家) 〈ジャーナリストや政府の分析専門家でも、後知恵で、自分の分析は正しかったと言い張る人がいる。そういう人たちは、相矛盾する分析ペーパーやツイッターでの発言をし、事件が起きてから、過去に自分が書いたもののうち正しかった内容をつなぎあわせて事態を正確に予測していたと言い張る。(中略)こういう手に引っかからないようにするためにも『スギハラ・サバイバル』でほんもののインテリジェンスに触れることが重要だ〉 -
約束の猫
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 猫たちが、そばにいてくれる。人間を愛して、そばにいて、見捨てずにいてくれる。 収録作は猫にまつわる作品のみ! オールカラーでおくる短編集。 大人気作家・村山早紀の書き下ろし作品を含む4つの短編に、数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。『春の旅人』『トロイメライ』に続くコラボレーション第3弾は、すべてが猫と人間の物語。 オールカラー・全イラスト描き下ろし。 【収録作品】 4匹の猫が、あなたのもとへ。 「七日間のスノウ」 小学生の真実ちゃんは、公園で真っ白な子猫を拾い、秘密の隠れ家で育てようとするのだけれど......。 「五千年ぶんの夜」 引っ越してきたばかりの街。わたしは出会ったばかりの猫と一緒に、人間と猫の歴史を調べはじめた。 「春の約束」 みいこは、久しぶりに訪れたおばあちゃんの家で、あるお話を聞きます。それは、昔この家に遊びに来ていたという猫のお話でした。 「約束の猫」 頭に星の形の黒いぶちがある「星子」という名前の猫と、大切な「お父さん」の物語。 -
恋する母たち
夫がいても、息子がいても、恋はするわ。 名門高校に息子を通わせる縁で出会った3人の母たち。 浮気相手と失踪した夫を待つ杏、 不倫夫に悩むセレブ妻・まり、 専業主夫を持つバリキャリ妻・優子――三様の人生はやがて交錯し始める。 それぞれが夫に不満や諦め、怒りを抱え、 落第寸前の息子たちへの不安も募る。 これまで築き上げてきた人生、キャリア、そして家族―― 守るべき尊さと、何か物足りない虚しさを奥底に秘めた3人がふとした瞬間に向き合ったのは、「妻」でも「母」でもない、「女」としての自分だった。 平凡な毎日に突如現れた“恋”との出会いは、母たちの人生に何をもたらし、何を失わさせるのか。 『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』などの代表作がある柴門ふみの同名漫画を原作に、『セカンドバージン』『大恋愛~僕を忘れる君と』など社会現象を巻き起こした名ドラマを世に送り出した大石静が脚本を執筆。 木村佳乃、吉田羊、仲里依紗という豪華キャストが織りなす母たちの惑い、揺らぎ、エロスが話題となったドラマでは、心に響くセリフも多数。 読み返す度に、彼女たちの迷いに共感し、よろめきにトキメキ、強さに背中を押されるサプリメントのような一冊です。 -
ウルトラ・ダラー
国家の謀略を暴いた「現代の黙示録」。 ダブリンに新種の偽百ドル札「ウルトラ・ダラー」あらわる――。一報を受けたBBCの東京特派員にして英国情報部員のスティーブンは、インテリジェンスを頼りに、国際諜報戦の暗部を照らし出す。浮かび上がってきたのは、米国、中国、北朝鮮の危険極まりなき謀略だった。1968年の日本人拉致から2002年の日朝首脳会談、そして偽札製造までを一本の線でつないだ本作は、「現実の事件が物語を追いかけている」と評された。 解説:歴史学者・山内昌之氏 <手嶋龍一氏の『ウルトラ・ダラー』は、もはやスパイ小説という古典的領域を乗り越え、日本人初のインテリジェンス小説のフロンティアを切り開いた作品となっている。手嶋氏の文学的世界それは、通常の文学修業や創作活動の延長ではまったく不可能な新しい文学ジャンルなのである> -
悪人 新装版
小説、映画ともに大ヒットした不朽の名作。 福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、出会い系サイトで知り合った土木作業員に殺害された。 二人が本当に会いたかった相手は誰なのか? 佐賀市内に双子の妹と暮らす馬込光代もまた、何もない平凡な生活から逃れるため、携帯サイトにアクセスする。 そこで運命の相手と確信できる男に出会えた光代だったが、彼は殺人を犯していた。 彼女は自首しようとする男を止め、一緒にいたいと強く願う。 光代を駆り立てるものは何か? その一方で、被害者と加害者に向けられた悪意と戦う家族たちがいた。 悪人とはいったい誰なのか? 事件の果てに明かされる、殺意の奥にあるものは? 毎日出版文化賞と大佛次郎賞受賞した著者の代表作。 -
ルポ「命の選別」 誰が弱者を切り捨てるのか?
本書は毎日新聞のキャンペーン報道「優生社会を問う」をベースに、 担当した2人の記者が書き下ろしたものです。 旧優生保護法が改正されて四半世紀近くが過ぎましたが、 障害者への社会の理解は深まったのでしょうか? 障害者を取り巻く環境は改善されたのでしょうか? 新型出生前診断(NIPT)が拡大するのを利用した数多のクリニックの「検査ビジネス」は急成長中で、 「不安ビジネス」として社会問題化しています。 障害者施設が建設される際、いまだに周辺住民の反対運動が、最初の大きな壁となります。 そして、実の親による障害児の社会的入院、治療拒否……。 障害者入所施設・津久井やまゆり園(相模原市)での大量殺人が世間を震撼させている今日、 いまだ弱者が切り捨てられるわが国の現状を検証します。 -
レッドスワンサーガ
私立赤羽高等学校サッカー部『レッドスワン』。新潟屈指の名門は崩壊の危機に瀕し、選手生命を絶たれた少年、高槻優雅は為す術なくその惨状を見守っていた。 しかし、チームが廃部寸前に追い込まれたその時、救世主が現れる。新指揮官に就任した舞原世怜奈は、優雅をパートナーに選ぶと、凝り固まってしまった名門の意識を根底から変えていく。 誰よりも〈知性〉を使って勝利を目指す。新監督が掲げた方針を胸に。『絶命』の運命を覆すため、少年たちの最後の闘いが今、幕を開ける。 -
あなたの正しさと、ぼくのセツナさ
株の売買で崩壊した「ぼく」。髑髏の山を築いたポル・ポトに会いに……。ライバルは命を懸けてまで、何を知りたかったのか? ――1985年。ぼくは、未曾有のバブル景気の端緒となったこの年に、株のディーラーになった。同い年の永遠のライバル、修一の背中を追って。狂奔する相場に「運命の日(ドゥームズ・デイ)」が過ぎ去ったあと、修一はカンボジアへと姿を消した。彼は何を求めて森に入ったのか? 私たちの正しさや生きる意味を問う、挑戦的物語。 ◎「奴はぼくを完膚なきまで叩きのめして、殺意を抱かせた。何と薄情で、身勝手で、鼻持ちならない、唯我独尊野郎だろう。」<本文より> ◎「しまった!すばらしい作品の出現を、4年遅れで祝福させてもらいたい。」<白石一文「解説」より> -
メイド イン 十四歳
主な登場人物は、ナチュラルボーン優等生とステルスくんと、サニーとパンダ、それから兎屋に来るちょっと変わった大人たち。 性格も良くて、なんでもほどほどにできてしまう主人公。秘密だって、釣り堀「兎屋」に毎週来ていることと、『フーアーユー?』という小説が好きすぎることくらいなものだ。そんなある日、透明人間の転校生の案内係を頼まれてから、クラス内で微妙な立場がくずれてしまい……!? ぐらつく日常を送るぼくらのためにYAの旗手が描く、あざやかな物語! 未来の自分は、いまの自分がしたことで作られていく。だれかをおとしめるという行為は、そういうことができる人間にみずからなっていくという行為でもあるのだ。それをするのかしないのかは、ある意味、一生を左右する重要な選択といっても過言ではないだろう。いずれ出会う新しい友人、意中の人、志を同じくする者たち――人生が進んで行く中で、どうしたって気づくときがくるはずだ。たとえば、ああ、こいつにはかなわない、と思ったときに。ああ、この人が自分なんかを好きになってくれるはずがない、と思ったときに。ああ、この差をどう埋めればいいのだろう、と思ったときに。 本文より ・著者紹介 石川宏千花 『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。主な作品に『お面屋たまよし1~5』『死神うどんカフェ1号店1~6』(以上、講談社)『墓守りのレオ』(小学館)『拝啓パンクスノットデッドさま』(くもん出版)などがある。『少年Nの長い長い旅』(YA! ENTERTAINMENT)と対をなす物語『少年Nのいない世界』(タイガ)(共に講談社)を同時展開して話題となった。 -
氷の仮面
「ずっと、好きでした」 泣いて、隠して、あきらめて。それでも女の子になりたかった――。 『罪の声』の著者がたどりついた「本当に人を愛する」ということ。感動の傑作長編。 ******* 「えっ、真壁君、ほんまにするの?」 「目つむれ」 「へっ? あかん、あかん」 後ずさった翔太郎の肩を真壁君が両手でがっしりとつかんだ。 「深呼吸しろ」 言われるがままに大きく息を吸って、長く吐いた。その間、お互い顔を見られなかった。(本文p111-112より) ******* 小学四年の春、同じクラスになった真壁君の顔を見たとき、翔太郎は恋のきらめきと痛みを知った。小さな希望すらも打ち砕かれる人生。仮面の下、ずっと女の子になりたかった――。終章、二十四年後の春に明かされる優しく美しい秘密とは。生きてゆくことの切なさに共感せずにはいられない感動の青春恋愛小説。 -
ファーブル君の妖精図鑑
特別奨学金までもらって進学した美術大学を中退し、母親の地元で働くことになった遠野真亜梨は、移動の電車の中で不思議な青年に出会った。社内の盗難事件の容疑者にされていた彼は、全身黒づくめので、虫眼鏡、虫取り網に胴乱を持ち、昆虫学者ファーブルのような出で立ちだった。刑事から、彼の持ち物であるスケッチブックを間違って渡された真亜梨はそこに記されていた観察記録に目を奪われた。そこには聞いたことのない生き物が、未来の死体の周りでスキップすると書かれていた……。不思議なもの達が生息する村で真亜梨とファーブル君のペアが謎の事件を解決する。 -
ガン・ストリート・ガール
富豪宅で起きた二重殺人。関係者が次々と不審な死を遂げ、ショーン・ダフィは錯綜する事件の渦中に身を投じる。シリーズ第四弾! -
絵ことば又兵衛
最近の学説では「浮世絵の祖」といわれ、また「奇想の絵師」のひとりとして江戸絵画で注目の絵師・岩佐又兵衛を正面から描く、力作長編。 母のお葉とともに暮らす又兵衛は、寺の下働きをしていたが、生来、吃音が激しく、ままならぬ日常を送っていた。そんなある日、寺の襖絵を描きに来た絵師・土佐光信と出会い、絵を描く喜びを知る。 その後、自分の出自を知らぬ又兵衛は何者かに追われ京に移るが、新たに狩野派で学ぶ機会を得て、兄弟子でもあり師ともいえる狩野内膳と出会い、更なる絵の研鑽を積む。しかしある日、何者かに母を殺される。 その後もなんとか絵の道で生きていた又兵衛だったが、じつは自分の父は荒木村重であること、母だと思っていたお葉はもともと乳母で、しかも彼女を殺した首謀者が村重だったことを知る。 母を想い、父を恨み、人と関わることも不得手な又兵衛にあるのは、絵だけだった――。 -
御執事様の仰せのままに
三度の飯より飯を作るのが好きな貧乏大学生・葛木新はある日突然、日本有数の名家の跡取り候補になってしまう。 彼に仕えることになった美貌の執事・進藤御行は、主人より百倍主人らしく、そして自分だけでなく主人にまで完璧を求める超完璧主義の『御執事様』だった。いまいち足並みの揃わない凸凹主従は、当主代理として社交界デビューに挑むことになるのだが――。 マイ・フェア・レディならぬマイ・フェア・ロード。ど庶民主人は果たして理想の主人となれるのか……!? -
アウステルリッツ
ウェールズの建築史家アウステルリッツは、帝国主義の遺物である駅舎、裁判所、要塞、病院、監獄の建物に興味をひかれ、ヨーロッパ諸都市を巡っている。そして、彼の話の聞き手であり、本書の語り手である〈私〉にむかって、博識を開陳する。それは近代における暴力と権力の歴史とも重なり合っていく。 歴史との対峙は、まぎれもなくアウステルリッツ自身の身にも起こっていた。彼は自分でもしかとわからない理由から、どこにいても、だれといても心の安らぎを得られなかった。彼も実は、戦禍により幼くして名前と故郷と言語を喪失した存在なのだ。自らの過去を探す旅を続けるアウステルリッツ。建物や風景を目にした瞬間に、フラッシュバックのようによみがえる、封印され、忘却された記憶……それは個人と歴史の深みへと降りていく旅だった……。 多くの写真を挿み、小説とも、エッセイとも、旅行記とも、回想録ともつかない、独自の世界が創造される。全米批評家協会賞、ハイネ賞、ブレーメン文学賞など多数受賞、「二十世紀が遺した最後の偉大な作家」による最高傑作。 多和田葉子氏の解説「異言語のメランコリー」を巻末に収録。 -
歌集 滑走路
歌集としては異例のベストセラー。そして、映画化も決定! いじめ、非正規雇用……逆境に負けず それでも生きる希望を歌い続け 32歳という若さで命を絶った歌人・の萩原慎一郎の歌集がついに文庫化。 解説:又吉直樹 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * NHKニュースウオッチ9で「“非正規”歌人が残したもの」として紹介され、大反響。 10月16日放送、NHK「クローズアップ現代+」で特集、又吉直樹氏により大絶賛。 11月3日「朝日新聞」「売れてる本」、「日経新聞」書評欄「ベストセラーの裏側」掲載 11月20日「毎日新聞」特集ワイド掲載。 紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2019」、第8位。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * -
くらげ色の蜜月
倫理もなく、理屈もない。奇妙な出来事が、ただそこにある――。 初々しい新婚夫婦。しかしふたりは、たがいに秘密を抱えていた。そして男はなぜ新婚旅行先に忌まわしい思い出が残る旅館を選んだのか。旧い結婚観が招いた悲哀劇(表題作)。 新発見の感染症の手がかりを追う保健所の職員は歪んだ虹色の世界を覗き見る(「蟻の塔」)。 アメリカで妊娠した修道女は、日本で病床にある教主とのあいだにできた御子だと主張するが……。果たして、彼女が語るのは奇蹟か幻想か(「聖女」)。 女の生涯には、常に蟻が這い回っていた(「蟻の声」)。 光に眩み、闇に溺れる。罪を犯して贖いて、果てに待つのはおぞましくも美しき混沌の世界。地獄極楽板一枚。ただひたすらに、酔え、惑え。 文庫初収録三篇を含む、江戸川乱歩賞作家円熟期の短篇集。 -
13・67
華文ミステリーの到達点を示す傑作! 名刑事クワンと弟子のローが挑んだ六つの難事件。 香港警察の「名探偵」と呼ばれた伝説の刑事クワン。2013年、末期がんで余命僅かな彼のもとに、難事件の捜査で行き詰ったかつての部下、ローがやってくる。 クワンが最後の力を振り絞り提案した前代未聞の捜査方法とは――。 戦後香港の現代史と一人の警察官人生を重ねながら、権力者と民衆の相克を描く華文ミステリーの傑作。 綾辻行人氏も絶賛! 最初の「黒と白のあいだの真実」を読んでまず、何と高密度・高レベルの本格ミステリであることか、と驚嘆した。 続く5つの中編も同様で、「本格」の典型からさまざまに逸脱していきながらも、すべてが実に本格ミステリ的な、優れた創意と技巧によってこそ成り立っているのだ。――という点も含めて、『13・67』は大変に感動的な1冊である。 ※この電子書籍は2017年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
炎上 1974年富士・史上最大のレース事故
日本レース界最大のタブーに挑む!マシン4台が爆発炎上、レーシングドライバー2名が事故死した未曽有の大事故。その真相を、生き残ったレーサーたちが赤裸々に証言。長年、封印されてきた真実が明らかになる! 1974年、富士スピードウェイで4台のマシンが爆発炎上、レーサー2名が焼死、観客6名が重軽傷を負うレース史上最大の事故があった。悲劇の舞台は、「富士グランチャンピオン・シリーズ」第2戦。スタート直後に先頭付近の2台のマシンが接触、1台がコースアウトして後続集団に激突して起きた多重クラッシュだった。 しかし事件はその後、意外な展開を見せる。静岡県警が事故原因をつくったレーサー1人を業務上過失致死の疑いで書類送検したのだ。接触事故は、果たして故意だったのか、過失だったのか? 長年、日本レース界最大のタブーとされてきた大事故の真相を、ノンフィクション作家の中部博が関係者への丹念な取材で解き明かしてく。 「魔の30度バンク」への先陣争い、喧嘩まがいのドライビング、ワークスチーム間の仁義なき争い、そしてレーシングドライバーという人生……。モータースポーツの光と影を描き切った、渾身のドキュメント巨編! -
三分間の空隙【くうげき】
中南米の麻薬組織で窮地に立たされた潜入捜査官。彼を救う鍵はグレーンス警部――名作『三秒間の死角』に連なるシリーズ最高傑作 -
雲の中の証人
弁護士事務所へ出向勤務を命じられた探偵社員の「私」は、製薬会社の会計課員がアパートで殺され、保管していた三千万円余りが奪われた半年前の事件を担当する。弁護すべきは、当時被害者の部屋に居候していた倒産寸前の工場主。絶対的に不利な条件下で雲を摑むような証人探しを拝命した私は――表題作『雲の中の証人』のほか、三幕の法廷コント『公平について』や、物真似殺人を企てた男の物語『赤い鴉』、恋に燃える女子大生と助教授の悲喜劇『あたしと真夏とスパイ』など、短編集成四巻目となる本書には、六二年~七二年発表の九編を収める。【収録作】「逢う時は死人」/「公平について」/「雲の中の証人」/「赤い鴉」/「私が殺した私」/「あたしと真夏とスパイ」/「或る殺人」/「鉄段」/「めだかの還る日」 -
誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ
必死で 情けなくて まぬけな 愛すべき「私たち」 ネット古書店でエゴサをしていたら、サイン入り自作が売りに出されていることに気づいた作家「イ・ギホ」。しかも他の作家の本より格安、酷評のコメン付きだった。悶々として眠れぬ作家は、出品者に直接会おうとはるばるでかけるのだが……。(「チェ・ミジンはどこへ」) 夫殺害の嫌疑をかけられながら逮捕されなかった女が、十数年後、時効を3か月後に控えて自首した。一体なぜなのか。(「ずっと前に、キム・スッキは」) 「あるべき正しい姿」と「現実の自分」のはざまで揺れながら生きる「ふつうの人々」を、ユーモアと限りない愛情とともに描き出す。——韓国文学の旗手による傑作短編集 【もくじ】 チェ・ミジンはどこへ ナ・ジョンマン氏のちょっぴり下に曲がったブーム クォン・スンチャンと善良な人々 私を嫌悪することになるパク・チャンスへ ずっと前にキム・スッキは 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ ハン・ジョンヒと僕 あとがき 訳者解説 -
男
男は黙ってよく働いている だいじにしなければなあと思う 歿後30年。 「男」をめぐる初の随筆選。 羅臼の鮭漁、森林伐採、ごみ収集、救急医療、下水処理、少年院、橋脚工事―― 日常の暮らしを支える現場で働く男性たちに注ぐ、やわらかく細やかな眼差し。 現場に分け入り、プロフェッショナルたちと語らい、自身の目で見て体感したことのみを凜とした文章で描き出す、行動する作家・幸田文の随筆の粋。 (収録作品) 男(濡れた男/確認する/切除/火の人/傾斜に伐る/都会の静脈/まずかった/ちりんちりんの車/救急のかけはし/並んで坐る/橋) ちどりがけ 当世床屋譚 植える 出合いもの いい男 男のひと 素朴な山の男 男のせんたく 男へ -
インパール
太平洋戦争で最も無謀だったといわれるインパール作戦。昭和19年3月、ビルマから英軍の拠点があったインド北東部・インパールの攻略を目指した日本軍は、この作戦で歴史的敗北を喫した。「インパールの悲劇」は“日本の東条”とビルマの“小東条”牟田口廉也の握手から始まった――史実に基づいた考証と冷静な筆致と気迫で、涙と憤りなしでは読めない、第一級の戦記文学を復刊!「何しろわしは、支那事変の導火線になったあの盧溝橋の一発当時、連隊長をしていたんでね。支那事変最初の指揮官だったわしには、大東亜戦争の最後の指揮官でなければならん責任がある。やるよ、今度のインパールは五十日で陥してみせる」功名心に気負いたつ軍司令官・牟田口中将の下、いたずらに死んでいった人間の無念。敗戦後は部下に責任転嫁し、事実の歪曲を押し通した軍人を許すまじ!本書はその実相を書き、牟田口廉也批判の口火を切った『イムパール』に、著者自ら大幅な改訂を加えた文庫決定版。 【目次】 戦いの日の回想―序にかえて― インド征服の夢 先手後手 インパール見ゆ 狂奔 雨季 ビシェンプール攻撃 壊滅 死の道 肉体の限界 時期作戦準備中 戦記の中の真実―あとがきにかえて― 〈インパール作戦〉地図・部隊編成表 -
つめ
やられたらやり返せ!?涙腺決壊の結末が! 真野朱音は、2年ちょっと前に中学校の同級生だった勝裕と結婚した。勝裕の連れ子、小学五年生になる裕也との3人家族である。 朱音は、子ども会の担当として南郷不二美を訪ねた。近所の尾花公園に面した南郷宅の金網フェンスを覆ったイバラの棘で、子どもが怪我をしており、剪定をお願いするためだった。南郷は50代後半の一人暮らしの女性で、愛犬はドーベルマン。気むずかしいという評判だった。イバラの剪定については、「子どもの怪我なんか知るか。親の責任じゃ。あほっ」と吐き捨てられた。市役所が、公園にロープを張って注意喚起のプレートをかけてくれたが、その夜、寿司屋から特上にぎり8人前が届く。翌日には、ケーブルテレビが契約の確認をしたいと訪ねてきた。どちらも注文したのは自分ではない。やったのは、南郷だ。 同じ頃、裕也がまたいじめに会っていることがわかった。裕也は、「いじめられても平気な強い人間になる」という。 朱音は決心した。裕也に身をもって教えてやるべきだ。やられたら、やり返すべきだということを。いや、やらないとやられてしまうということを、だ。ご近所のモンスターとの壮絶なバトルが今、始まる――。 ※この作品は単行本版『つめ』として配信されていた作品の文庫版です。 -
破滅のループ
「スローター史上最大スケール、一気読み度も史上最高」 ――解説:霜月蒼(ミステリ評論家) CDC疫学者の拉致と爆破テロ、連続する凶悪事件の目的とは!? 〈ウィル・トレント〉シリーズ、最大の危機! ■〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 ショッピングモールの駐車場で、疾病予防管理センターの疫学者が拉致された。行方不明のまま一カ月が過ぎたとき、アトランタ中心で爆破事件が発生。現場へ急行した捜査官ウィルと検死官サラは混乱の中、車の追突事故の救命にあたる。だがその車に乗っていたのは、逃走中の爆破犯たちとさらわれた疫学者だった。銃撃戦の末にサラも連れ去られ――。連鎖する凶悪事件、真の目的とは!? -
ハンナのいない10月は
大学の万年講師・森川譲は猫のハンナと研究室で暮らす変わり者。ある日学長から、大学に潜むスパイを探せと命じられ、次々起きる大学存亡の危機に立ち向かうことに――感動の青春ミステリ! 猫部屋と化した研究室には、今日も厄介な客が訪れる。 狙われた大学公印、頻発する謎の停電、潜り込んだスパイ、学生自治会長選挙の不正疑惑、大学御用達の定食屋の後継者問題、女子学生の洋服盗難、学生への不公平な単位付与問題—―続発する大学存亡の危機に立ち向かうはめになった万年講師・森川と愛猫のハンナ。彼らがたどり着いた、事件の裏にある切なくて苦い真実の数々とは? 切ない真相に不意打ちされる、優しい涙が溢れる傑作! -
最後の竜殺し
敵は竜ではなく資本主義!? 魔法の力が衰えた世界。ドラゴンスレイヤーに選ばれた少女だったが、CMの出演依頼が殺到し、竜の土地を狙い不動産会社が動き出す…… 魔法の力が減少した世界。かつてドラゴンと魔術師は、恐れられ敬われていた。 いまやドラゴンは偉大な魔術師と結んだ協定により、ドラゴンランドを出ることはなくなり、生きているのは最後の一頭のみ。 魔術師も同様で、彼らは魔法の絨毯(じゆうたん)でピザ配達をしたり、魔法で配線工事をして、なんとか生計を立てていた。 そんな魔術師たちを抱える会社、カザム魔法マネジメントの社長代理は十五歳のジェニファー・ストレンジ。 気むずかしい魔術師たちに振り回されながらもがんばっている。 ある日、最後のドラゴンの死が予知され、同時に魔術師たちは魔法の力が強くなっていることに気づく。 ジェニファーは真相を調べるためにドラゴンを殺せる唯一の人間、ドラゴンスレイヤーに会いに行く。 しかし、そこで彼女は自分が最後のドラゴンスレイヤーであることを知らされ、一分間の速習コースであっという間に後継者にされてしまう。 そしてジェニファーを待っていたのは、殺到するCMの出演依頼、ドラゴンランドの土地の権利を狙う不動産会社、さらには独裁的な国王の理不尽な勅命――。 敵はドラゴンではなく、資本主義なのか? 奇想の作家フォードのファンタジックでリアリスティックな物語。 -
クロカネの道をゆく 「鉄道の父」と呼ばれた男
我が職掌はただクロカネの道作りに候――。幕末、長州に生まれた弥吉こと、のちの井上勝(まさる)は、国禁を犯して伊藤博文、井上馨らと長州ファイブの一人として渡英した。ロンドンで西欧の近代化を目の当たりにし、鉄道(クロカネ)こそが国を発展させると確信する。帰国後、伊藤らが中央政界で活躍するなか、勝は立身出世には背を向け、ひたすら鉄道敷設に邁進する。鉄道の敷設権を要求するアメリカの主張を退け、さまざまな反対の声にも粘り強く交渉し、ついには日本人のみによる鉄道敷設を成し遂げた。のちに日本の「鉄道の父」と呼ばれる、技術大国の礎を築いた“魂の技術者”の物語。『クロカネの道』を改題。 -
拝み屋備忘録 ゆきこの化け物
本当の祟りの、憑き物の話をしよう。 ――背後に得体の知れない気配を感じても、残念ながら私は何もしてあげられない(前書きより抜粋) 拝み屋に持ち込まれた生々しい実話怪異譚! 東北で拝み屋を営む著者の元に集まる、様々な怪異を書き綴る大人気シリーズ〈拝み屋備忘録〉第3弾! 階下の住人が亡くなってからというもの、夜ごと不気味な女が現れる「あなたの番です」、 水子地蔵へのいたずらが巡り寄せた取返しのつかぬ陰惨な祟り「実践と結果」、 彼氏を亡くし失意のどん底にいた女性にさらなる恐怖と絶望が降りかかる「呼び寄せる」、 そして、郷内の元にたびたび相談に来ている女性たまこ。彼女が男のために自ら堕ちていき、やがて起こる悲劇と戦慄の結末までを連作で綴る「たまこと苦界」他。 人の因業と生み出される怪異の数々――本当の祟りとは? 憑き物とは? -
つくね乱蔵実話怪談傑作選 厭ノ蔵
蔵に封印されていた呪いの般若面 禁を解いてしまった男は…(「紙般若・後日談」より) エグみ×恐ろしみの最凶フュージョン。 厭の上塗り、禁断の書き下ろしも収録! 〈絶望系怪談作家〉の異名をとる厭系怪談の妙手、つくね乱蔵初のベスト版。 新聞から特定の文字が浮き上がり未来が示唆される…「オリンピックの年に」、 蔵に封印されていた般若の面。一族の人間を殺してきた呪いの面だというのだが…「紙般若」、 死んだ義母の指から盗んだサファイアの指輪。嵌めた途端に指が折れ…「指折り数えて」、 故郷の洞窟にある呪いの泉。木で作った人形に呪いたい相手の名を書いて浮かべるのだが…「沈む人形」他、 「紙般若」の後日談を含む書き下ろし3篇も収録。 至極の闇全33篇、手の汗を拭いつつご堪能あれ。 -
執筆中につき後宮ではお静かに
小説家を目指す娘・青楓(ただし才能は皆無)は、自分の部屋を持てて引きこもれる、という理由で後宮入りし、日々執筆にいそしんでいた。ある夜、原稿応募のために出歩いていると、謎の襲撃者たちに遭遇する。間一髪のところを助けてくれたのは、この国を統べる皇帝だった! 創作活動でムダに蓄えた知識を買われた青楓は、執筆の平穏を条件に、後宮で起きた不審死事件の真相を掴むべく、囮になることを命じられるが――。 -
隠れ漫画家さんと飯スタントな魔人さん ~〆切前のニラ玉チャーハン~
表では普通の女子高生、裏では漫画家という生活を送っている紬。 ある日、自信の過去作やらボツ原稿などが眠る押し入れを開けるとそこには、紬が描いた漫画を真剣に読む魔人がいた。 そして、いつの間にか魔人は有能なアシスタントになって、掃除や料理もしてくれるように……!? 隠れ漫画家な女の子と世話焼き家政婦の魔人のほっこりまったり日常系コメディ! -
魔法使いと副店長
購入したばかりの新居に妻と幼い息子を残し、 埼玉から神奈川の藤沢へ単身赴任中の四十代の大手スーパーマーケット副店長の藤沢太郎。 ある日突然、彼の元に押しかけてきた自称「魔法少女アリス」と、 げっ歯類を思わせる小動物の姿をしながら喋る「まるるん」。 叩き出すわけにもいかず、アリスの魔法の修行に付き合い、渋々同居する羽目になる。 そんなある日、家で大人しくしているはずのアリスが職場(スーパー)に現れる。 おまけに、店にくるちょっと事情のありそうな少年と仲良くなっていたり……。 栄転間近だったはずの藤沢の運命は? 日本ファンタジーノベル大賞出身作家が紡ぐ、ファンタジーでもライトノベルでも無い、ねじくれ家族小説。 -
僕が殺した人と僕を殺した人
夏休みが終わる2日前。13歳だったぼくたちの人生は、大きく狂いはじめた。 1984年の台湾と2015年のアメリカを舞台に、数奇な運命に弄ばれた少年たちを描く、青春ミステリーの金字塔! 2015年冬、アメリカを震撼させた連続殺人鬼〈サックマン〉が逮捕された。 彼の弁護を担当することになった国際弁護士の「わたし」は、30年前に台湾で過ごした少年時代を思い出していた。 当時、13歳だった「わたし」は〈サックマン〉のことを確かに知っていたのだ――。 台湾を舞台に贈る青春ミステリの金字塔。 織田作之助賞、渡辺淳一賞、読売文学賞小説賞をトリプル受賞! 解説・小川洋子 ※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
神様は異世界にお引越ししました
現代の廃村でひっそり生きる土地神・赤鞘。そんな彼の元に異世界の最高神・アンヴァレンスが突然、訪ねて来る。恐縮しまくる赤鞘だが、事情を聴けば、異世界は諸々あって神様不足。こちらの世界に来て、豊穣と繁栄の神である彼に、ぜひ力を貸してほしいとのこと……。申し入れを受け入れ異世界にやってきた赤鞘の目の前に広がっていたのは、生物の気配が薄い荒野だった。赤鞘は助手である天使・エルトヴァエルと共に、土地を再生、復活させる一大プロジェクトに取り掛かる。特に可もなく不可もない“元人間”の神様が、異世界で涙と感動の冒険活劇を繰り広げません! (断定)。応募総数2200作品、日本最大級のオンラインノベルコンテスト、第2回なろうコン大賞受賞作第1弾! -
インフルエンザ21世紀
今こそ読むべきパンデミック対策の啓蒙書、電子書籍として待望の復刊! 薬学博士にしてベストセラー『パラサイト・イヴ』の作家が、ウイルス学者、医療関係者、数理統計学者、ジャーナリストなど30名を超えるスペシャリストに話を聞いた。 防疫の最前線を紹介しつつ、ウイルスの正体、変異のメカニズムから、危機管理のあり方、我々の意識の持ち方まで広範囲に取材して、ウイルスと人類の謎に迫る。ウイルスと人間社会の明日を見据えた著者渾身の一冊。 「ここに、パンデミックに立ち向かう人たちがいる。今日から、あなたもそのひとりである」 瀬名秀明 【目次より】 第1章 二一世紀のパンデミック 第2章 糖鎖ウイルス学の挑戦 第3章 ディジーズ・コントロール 第4章 時間と空間と呪縛を超える 第5章 想像力と勇気 -
銀河鉄道の父
第158回直木賞受賞作、待望の文庫化! 『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』など数多くの傑作を残してきた宮沢賢治。 清貧なイメージで知られる彼だが、その父・政次郎の目を通して語られる彼はひと味違う。 家業の質屋は継ぎたがらず、「本を買いたい」「製飴工場をつくってみたい」など理由をつけては、政次郎に金を無心する始末。 普通の父親なら、愛想を尽かしてしまうところ。 しかし、そんなドラ息子の賢治でも、政次郎は愛想を尽かさずに、ただ見守り続ける。 その裏には、厳しくも優しい“父の愛”があった。やがて、賢治は作家としての活動を始めていくことになるが――。 天才・宮沢賢治を、父の目線から描いた究極の一冊。 -
幸せのプチ
「キミはもしかして、大切な人を亡くした経験があるのかい?」 昭和40~50年代の景色の中で語られる、涙腺決壊必至の物語。 若い日の罪が眠る、懐かしい町・琥珀。 当時と変わらない喫茶店「青猫」で僕は、この世でもっとも聞きたくない最悪のひと言を聞いた。 彼女と通った銭湯、名物コロッケサンド、赤い公衆電話、サンダーバードのプラモデル、そして妖精のような白い犬。 昭和40、50年代を舞台に繰り広げられる、ひとりひとりの切実な人生模様。追憶と感動の連作集 文庫化で大幅に修正加筆! ※この電子書籍は2016年11月に日本経済新聞出版社より刊行された単行本の文庫版を底本としています
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