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5文字で百人一首
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〇内容紹介 百人一首は、学校で大会があったりマンガの題材になったり、目にする機会も多いけど、 100個もあるし、昔の言葉でどういう意味なのかわかりにくいし、覚えるのが大変……。 そんな百人一首を、現代風に、くすりと笑える「5文字」にしてみました……! とっても楽しくわかりやすい、新たな百人一首の教養本! 元の歌→訳→意訳→五文字 の四段階の訳+直感的にわかるイラストで、うたの意味を想像しつつ、 かわいいネコちゃんが、歌の内容を、話したくなる豆知識とともにゆる~く解説! 歌の詠まれた場所マップ、改めて理解する機会がなかなかない「枕詞」「序詞」「掛詞」のちがいや、昔使われていた月や時間帯を一覧にした知識コラムもあって、「序詞ってなに?」「どこで詠まれた歌なんだろう?」「有明の月ってなんだったっけ?」「歌を詠んでいる人同士の関係性は?」といった疑問も一挙解決! *たとえば、あの有名な「ちはやふる~」の百人一首を5文字であらわすと……? →「空前の紅葉」 ※元の歌「17.ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」→訳「神々の時代の話としても聞いたことがありません。竜田川の水が唐紅色にくくり染めされるなんて」→意訳「こんな見事な紅葉は、今まで無かった」→「空前の紅葉」 ネコちゃん解説 <神様の時代にもなかったぐらい、竜田川が紅葉でいっぱいになったという歌。紅葉の屏風絵の前で想像で詠んだもの。 「ちはやぶる」は「神」にかかる枕詞。「水くくる」の意味は、「水を絞り染めにする」と、「水が紅葉の下を潜る」の二つの説がある。とにかくすごい紅葉だ。「紅葉」と言わずにそれを表現しており、聞く人の想像力を試される歌でもある。落語やマンガのタイトルになったりして、百人一首の中でも何かと有名。 作者の在原業平は、歌が上手ですごくもてた。物語の主人公のモデルにもなった。> ほかにも…… 「2.春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山」→「洗濯日和だ」 「12.天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ」→「アンコール」 「21.今来むと いひしばかりに 長月の 有明けの月を 待ち出でつるかな」→「この嘘つき」 「33.ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」→「桜散るの早」 「60.大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立」→「不正は無い」 「78.淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝ざめぬ 須磨の関守 」→「鳥うるさい」 『ちはやと覚える百人一首』著者あんの秀子氏 解説 -
江戸川西口あやかしクリニック
テンゴ先生と亜月は、あやかしクリニック分院の話を受けようとしない医師の説得に、東北へ向かうことになった。それは二人にとって初めての旅行でもあり、幸せな時間を満喫するのだが、テンゴ先生から思いがけない言葉を聞く。――世の中の負の感情がたまり、逢魔時に異界の門が開く現象が各地で発生。ゲートキーパーでは持ち堪えられなくなってきていた――。 -
闇のなかで口づけを
2017年ダフネ・ドゥ・モーリア賞受賞! ホットなサスペンスが話題! J・D・ロブの愛読者は、ザネッティに興味を持つことだろう。/ブックリスト(書評サイト) 心に傷を負って刑事を辞めたマルコムは、あるカルト教団への潜入捜査を打診される。教団の教祖が大規模なテロを計画しているらしい。教祖の妻になる予定だった女性ピッパがマルコムの隣に住んでいるというので、まずは彼女から情報を引き出そうと偶然を装って言葉を交わすが、ピッパは犯罪に関与するような女性とはとても思えなかった。そこでピッパの身の潔白を証明するため、捜査を引き受けるマルコム。互いに惹かれていくが、自分の身分も、なぜピッパに近づいたのかも明かせないマルコムは…… 原題:Hidden -
インフルエンザ・ワクチンは打たないで!
インフルエンザ・ワクチンは効きません! 関係者には常識です 1.日本で接種が始まった当初から関係者にはわかっていました。効かないということが。 2.効果がないので1994年には小中学生への集団接種も中止されてしまったほどです。 3.効かないことは厚労省もわかっています。「流行対策がない」との批判を避けたいだけです。 4.インフルエンザ・ワクチンは血液中にしか抗体を作れず、のどや鼻には抗体ができません。ウイルスはのどや鼻から入るから感染はまったく防げないのです。当然「家族や周囲の人や乳幼児にうつさない」ということも不可能です。 5.インフルエンザ・ワクチンはもともと流行を予測して作られているだけ。そのうえに、インフルエンザ・ウイルスは日々猛スピードで形を変えるので効果は期待できません。 6.インフルエンザ・ワクチンは、製法上、弱い抗体しか作れません。殺したウイルスの、さらにその一部だけを使って作るので、体内で増えず、ウイルスの一部に対する抗体しかできません。 7.高齢者の肺炎や乳幼児の脳症はインフルエンザとは無関係です。「かかっても重症化を防ぐ」も嘘。そのようなデータは全くありません。 8.「打っておいたほうがいい」どころか副作用があるから怖いのです。死亡者も出ています。打たないほうが安全だし安心です。そもそもワクチンは病原菌なのだし薬事法上は劇薬です。接種にはもっと慎重であるべきです。 9.効かないことを知っている医師も多いのですが、患者離れが怖いから言えないのです。 10.インフルエンザ・ワクチンは儲かるからなくならないのです。皆さんも、マスコミやお友達の言うことを真に受けずに、この本で真実を知ってください。 本書には次のようなことも書かれています。 手洗い・うがいはじつはインフルエンザには効果がありません。ウイルスはのどや鼻の粘膜についたとたんに感染してしまうからです。対処法は日頃から健康に気をつけるだけ。 自然にインフルエンザに感染したほうが、ワクチンとは比べ物にならないほどの強い抗体が作られます。多くの人が知らず知らずインフルエンザにかかっているのです。丈夫な体でいれば症状も軽くすみます。 インフルエンザは2,3日寝ていれば自然に治る「かぜの一種」にすぎません。恐ろしい病気ではないのです。 インフルエンザにかかっても熱を下げてはいけません。熱は体がウイルスと闘っている証です。 解熱剤タミフル脳症の原因と疑われています。大人も打つのはやめましょう。 2007年春の若者のはしか流行は、誰もがはしかワクチンを打つようになったせいで起きた皮肉な現象です。はしかのウイルスに接触する機会が減ったので、ワクチンで作られた抗体が強化される機会もなく、弱くなってしまうのです。ワクチンには「絶対」も「安心」もありません......など。 -
花嫁殺し
蟲に殺された美しき花嫁。 7年前のおぞましい猟奇殺人の模倣か、それとも―― 累計40万部突破、 スペイン警察・特殊分析班シリーズ第1弾! “王道の警察小説でありながら、従来の常識を打ちやぶる圧倒的な筆力”――〈エル・パイス紙〉 “力強い女警部、そして力強いストーリー。その前に誰もがひれ伏す”――〈ABC紙〉 マドリードの公園で、結婚を控えた若い女性の遺体が見つかった。 被害者は頭蓋にあけた穴に蛆を埋められ内部から殺されたと判明。 難事件のみ扱うスペイン警察の精鋭チーム〈特殊分析班〉を率いる警部エレナは、 被害者の姉も7年前に同じ手口で殺されていたと知るが、犯人は捕まり服役中だという。 単なる模倣犯の仕業か? 捜査を進めるうち、2つの事件の壮絶な闇が浮上し…… 覆面作家によるデビュー作が異例のベストセラーに。 “スペイン出版界の一大事件”と称された警察小説、ついに邦訳。 -
選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子
その女性は、出生前診断をうけて、「異常なし」と 医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。 函館で医者と医院を提訴した彼女に会わなければならない。 裁判の過程で見えてきたのは、そもそも 現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は 認められていないことだった。 ダウン症の子と共に生きる家族、 ダウン症でありながら大学に行った女性、 家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。 多くの当事者の声に耳を傾けながら 選ぶことの是非を考える。 プロローグ 誰を殺すべきか? その女性は出生前診断を受けて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子は ダウン症だったという。函館で医師を提訴した彼女に私は会わなければならない。 ※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
赤と白とロイヤルブルー
2019年goodreadsベスト・ロマンス賞第1位 王子との恋を描く全米ベストセラー! 真実の愛は、ときに奪い取るもの―― アメリカ大統領の息子と英国の王子が恋に落ちたなら…… アメリカ初の女性大統領の長男アレックスは、英国のフィリップ王子のロイヤル・ウエディングへの参列を前に憂鬱だった。フィリップの弟ヘンリーとアレックスは、女性誌に載る回数を競うライバル同士だと言われるが、いつも冷淡なヘンリーがアレックスは苦手だ。その夜の晩餐会でも、冷ややかな態度をとる王子の肩に思わず手をかけた次の瞬間、一緒にウエディング・ケーキの上に倒れ込んでしまった。米英戦争勃発かと世間は大騒ぎになり、二人は全世界に向けて仲のよさをアピールすることになるが…… 原題:Red, White & Royal Blue -
西浦和也選集 獄ノ墓
「あのまま家にいたら、巻き込まれちゃうよ」 累々と絡み合う実話の恐怖――「執着」(書き下ろし)より 伝説の怪談の後日談含め大幅に加筆! 書き下ろしも収録した西浦和也待望のベスト版! 希代の怪談蒐集家・西浦和也の代表作を大幅に加筆し、本書だけの書き下ろし実話怪談を多数収録した、記念すべき初のベスト版! ・一本のホラービデオが原因で巻き起こる惨劇、そして恐怖は連鎖して…「黄色いゴムボール」 ・繰り返し見る気味の悪い夢に潜む戦慄の正体…「夢の話」 ・キャンプ場で遭遇した怪異と身も凍る恐ろしい顛末…「闇で叫ぶ声」 ・土地に滲みついた禁忌、その真実に辿り着いた者に訪れる絶望の記録と、忌まわしき後日談を纏めた連作…「獄の墓」 ――ほか収録。日常の脇に口を開けた忌み地、絶対に其処を探ってはならない…。 -
僕といた夏を、君が忘れないように。
僕の世界はニセモノだった。あの夏、どこまでも蒼い島で、君を描くまでは――。 美大受験をひかえ、沖縄の志嘉良島へと旅に出た僕。どこか感情が抜け落ちた絵しか描けない、そんな自分の殻を破るための創作旅行だった。 「私、伊是名風乃! 君は?」 月夜を見上げて歌う君と出会い、どうしようもなく好きだと気付いたとき、僕は風乃を待つ悲しい運命を知った。 どうか僕といた夏を君が忘れないように、君がくれたはじめての夏を、このキャンバスに描こう。 -
消えた依頼人
弁護士生命を絶たれかねない窮地に立たされた男が打った妙手とは――。四年前、殺人罪に問われた女性の無罪判決を勝ち取り、脚光を浴びた弁護士の大石中也。医療過誤の裁判で、彼は依頼人である原告・長瀬の尋問に向け、準備を整えていた。しかし当日、時間になっても長瀬が法廷に現れず、大石は裁判官や相手の弁護士に頭を下げる破目に。大石が原告の自宅を訪ねると、そこにいた「長瀬」は、昨日まで打ち合わせをしていた原告とは似ても似つかぬ、全くの別人だった。弁護士生命さえ危うい事態に、真相究明に乗り出した大石だったが……。現役弁護士にして、『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作家が、「法の裏側」と「司法の闇」を抉る! 驚愕のリーガル・サスペンス。 -
殺人記念日
ふとしたことで人を殺し、その隠蔽という共同作業を経て夫婦円満となった「わたし」と妻。ふたりはもはや殺人を楽しむようになり次なる獲物を求めていた。そんなとき、隠したはずの被害者の死体を警察に発見されてしまう。そこには妻のある秘密があった──彼らは十八年前の連続殺人事件の犯人に罪をなすりつけようと画策するが……数多くのミステリ最優秀新人賞にノミネートされ、国際的ベストセラーとなったサスペンス -
セルフ・デベロップメント・ゴールズ SDGs時代のしあわせコットン物語
サラリーマンがボトムアップで取り組むSDGsのケーススタディとなる1冊! 自分の関わる仕事の延長線上に、誰かが苦しんでいるという事実を知った時、そこから目を背けず、何かできることはないか。1人のサラリーマンが、そんな思いから、インドのオーガニックコットン栽培支援を開始、みんなが幸せになれる循環を生み出すために奔走した。SDGsへの取り組みが広く叫ばれるなか、本当の支援とは? 持続可能な社会とは?という命題に向き合う1冊。 サステナブルビジネスの本質に迫る 「会社人」から「社会人」になるためのバイブル インドでつむいだ「みんなを笑顔にするコットン」 オーガニックコットンであることに意味があるのではなく、農家や大地の未来のことを考える人たちがたくさん集まっていくことに意味があるのです。「有機的(オーガニック)」な「つながり」こそが、僕たちが求めていかなければならないことなのです。――――サラリーマンが所属を超えて挑む「永続的な発展」 -
蔦重の教え
55歳、仕事で大ポカをして依願退職を強要された人生がけっぷちの広告代理店営業マン、武村竹男(タケ)はお稲荷さんの怒りを買い、1780年代の吉原にタイムスリップしてしまった! しかも自分を揺さぶり起こしたのは吉原のガイドブックで当てている出版界の風雲児、蔦屋重三郎(蔦重)だった! なぜか20代の体に戻ったタケは蔦重のもとで働くことに。そこには後に世界で知られる浮世絵師、喜多川歌麿の若き姿があり、タケは葛飾北斎らとも交流し、蔦重に叱咤されながら、ものづくり、商売、ひいては人生の極意を学んでいく。タケはこのまま江戸の住人となるのか!? ユーモア満点の実用エンタテインメント小説! -
瞳の奥に
スティーヴン・キング、イアン・ランキン絶賛 Netflixにてオリジナル・ドラマ化! 意想外のラストが待つ男と女、三人の愛憎劇 警告:決して何も信用してはならない。 『ゴーン・ガール』を超える未曾有の衝撃があなたを襲う! NYタイムズ・ベストセラーNo.1の大ヒット作、ついに上陸 ●「ただごとではない素晴らしさ」(スティーヴン・キング) ●「巧緻なパズルボックスの如き小説。もっとも不気味なヒッチコック、もっとも容赦のないルース・レンデルにも比肩する、熟練の技で組み立てられたスリラー」(ジョー・ヒル) ●「圧倒的インパクトの家庭内スリラー。ラストのどんでん返しにご用心」(イアン・ランキン) ●「普通の〈予期せぬ結末〉とは訳が違う」(サンデータイムズ・カルチャー) ロンドンの精神科クリニックで秘書として働くルイーズは、新しいボスとなる医師デヴィッドを一目見て仰天する。彼はその前夜にバーで会って意気投合し、キスまでしてしまった相手だったのだ。二人はやがて一線を越え、関係を深めるが、ルイーズは彼の魅力的な妻アデルとも偶然知り合い、罪悪感にかられながらも友情関係を築いてゆく。しかし、この夫婦にはどこかおかしなところがあって……意想外の展開が読者を翻弄する驚天動地の心理スリラー。 結末は、決して誰にも明かさないでください。 -
神さまと前祝い
「神さま」シリーズ累計15万部!運気が爆上がりするアメイジングな方法とは?………………………………………………………「前祝い」とは、よい結果になることを確信して、前もってお祝いをすることです。そして、運がいい人は、無意識に前祝いをしています。つまり、何につけ「先に祝ってしまう」ことが、運を引き寄せるポイントになるのです。 ―――著者「ひたすら楽しく!」これが前祝いの基本です。◇前祝いは、六十八秒以上◇なぜ「素敵な引っ越し先」まで見つかってしまう?◇ストレスと無縁になる「前祝い味噌汁」◇「寝る直前祝い」で不思議なことが次々起こる!◇超開運アイテムは自分でつくれる~その名も「前祝いブレスレット」特製・キラキラ王冠シール&おすすめパワースポット案内付き!! -
コロボックル物語
私たちが、すっと読み継いでいきたい物語。250万人が愛した、日本の小人(コロボックル)の物語、復刊! ――びっくりするほど綺麗なつばきが咲き、美しい泉が湧き出る「ぼくの小山」。ここは、コロボックルと呼ばれる小人の伝説がある山だった。ある日、小川を流れる靴の中で、小指ほどしかない小さな人たちが、ぼくに向かって手を振った。うわあ、この山を守らなきゃ! 日本初・本格的ファンタジーの傑作。<全6巻> ◎「久しぶりで本書を読んで感じたのは、これはなんと、純度の高いラヴストーリーそのものではないか、という驚きだった。」<梨木香歩「解説」より> ◎「初版が出て五十一年、いつのまにか本は半世紀を越えて生き、作者の私は八十歳を過ぎてしまった。いくつになろうと、私が作者であるのはまちがいないのだが、このごろはなんとなく自分も、読者の1人になっているような気がする。そして読者としての私も、この再文庫化を大いに喜んでいる。」<佐藤さとる> ◎「これが、僕がコロボックルを描く最後になるかもしれない。」<村上勉> -
ののぺディア 心の記憶
惜しまれつつも2020年末に解散したダンス&ボーカルグループE-girls。パフォーマーとして9年の歳月を全力疾走した山口乃々華が、1年10ヵ月(2019年3月~2020年12月)にわたり綴った初エッセイ。多感な日々から湧きあがった想い、発見、希望を「あ~わ」のキーワードに落とし込み、自身の気持ちと真摯に向き合って文字にした“心の事典"。「自分の心と素直に向き合っていくことが何より大切なのだと、書くことを通して、何度も痛感し、乗り越えることができました(あとがきより)――飾らず真っすぐに気持ちを表現した本著は、読者にステイポジティブなパワーを届けてくれる一冊。GINGER公式WEBサイトでの連載と、E-girlsでの日々を綴った書下ろし、撮り下ろしのビジュアルを収録。 -
晩夏 少年短篇集
「敵はおみかん食べている」 男と女が二人だけで山の中で蜜柑を食べている以上、きっと何事か始まるに違いないと思った――。(「白い街道」より) 若い男女を「敵」と見なして偵察するたわいない遊び、美しい少女への憧れ、そして覚えず垣間見た大人の世界……。誰もが通り過ぎるが、二度と帰れない〝あの日々〟の揺らぐ心を鋭敏な感性でとらえた、叙情あふれる十五篇。表題作ほか「少年」「帽子」「赤い実」など教科書名短篇を含む、文庫オリジナル・アンソロジー。〈巻末エッセイ〉辻 邦生・椎名 誠 【目次】 少年/蜜柑畑/滝へ降りる道/晩夏/投網/帰郷/黙契/白い街道/颱風見舞/ざくろの花/ハムちゃんの正月/馬とばし/帽子/魔法壜 〈巻末付録〉赤い実/少年に与える言葉(随筆) -
震える舌
その予感は娘の発作で始まった。極限の恐怖に誘われる衝撃の作品――平和な家庭での、いつもの風景の中に忍び込む、ある予兆。それは、幼い娘の、いつもと違う行動だった。やがて、その予感は、激しい発作として表れる。<破傷風>に罹った娘の想像を絶する病いと、疲労困憊し感染への恐怖に取りつかれる夫婦。平穏な日常から不条理な災厄に襲われた崇高な人間ドラマを、見事に描いた衝撃作。 ◎距離が伸びる時には父親として病気に向き合い、距離が縮む時、一人の人間として感染症の恐怖に怯える中で語られる心の葛藤は、医学小説のそれではなく、もちろん恐怖小説のものでもなく、強いて言うなら、極めて純粋な戦記文学を読んでいる印象です。確かに、今まで読んだ全ての小説の中で、病棟という「戦場」の真実がここまで正確に描かれた作品を知りません。<石黒達昌「解説」より> -
恋するアダム
独身男のチャーリーは、母親の遺産を使って最新型アンドロイドを購入した。名はアダム。どんな問題も瞬時に最適解を出すAI能力を利用して、チャーリーは上階に住む女子学生ミランダと恋仲になることに成功した。だが彼女は重大な過去を秘めており、アダムは彼女に恋心を抱きはじめる。人工知能時代の生命倫理を描く意欲作! -
【無料版】『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』試し読み いとうせいこう×白川優子特別対談付き
『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』刊行記念として、第一章「ウェルカム・トゥ・ガザ!」を無料で試し読みいただけます。 さらに特典として、いとうせいこう氏と、国境なき医師団の看護師である白川優子氏の対談も収録! ☆『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』内容紹介 いとうせいこうが「国境なき医師団」に同行して世界の現場を訪ねる好評ルポルタージュ最新刊。 世界の矛盾が凝縮された場所・パレスチナで、イスラエルに対する返還デモに参加して銃撃される若者たちや、巨大な分離壁に囲まれたヨルダン川西岸地区、中東全域から紛争被害者が集まるアンマンの再建外科病院を取材。 作家の眼がとらえた「世界のリアル」を、等身大の言葉で深く伝える感動作。 写真:横田徹、MSF -
スギハラ・サバイバル
小説だからこそ書けた歴史の真実。 9・11同時多発テロ、リーマン・ショックほか、世界の激動のたびに、マネーは大暴落した。だが、その裏では事前にドルを売り抜き、有り余る資金を懐にした一部の投資家がいた。一体どうして。 いま再び金融マーケットに異変が起きている――調査に乗り出した英国情報部員スティーブンは、国境を越える資本主義の源流に、「諜報の天才」と呼ばれた戦前の外交官・杉原千畝の影を見た。ベストセラー『ウルトラ・ダラー』続編。 解説:佐藤優氏(作家) 〈ジャーナリストや政府の分析専門家でも、後知恵で、自分の分析は正しかったと言い張る人がいる。そういう人たちは、相矛盾する分析ペーパーやツイッターでの発言をし、事件が起きてから、過去に自分が書いたもののうち正しかった内容をつなぎあわせて事態を正確に予測していたと言い張る。(中略)こういう手に引っかからないようにするためにも『スギハラ・サバイバル』でほんもののインテリジェンスに触れることが重要だ〉 -
約束の猫
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 猫たちが、そばにいてくれる。人間を愛して、そばにいて、見捨てずにいてくれる。 収録作は猫にまつわる作品のみ! オールカラーでおくる短編集。 大人気作家・村山早紀の書き下ろし作品を含む4つの短編に、数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。『春の旅人』『トロイメライ』に続くコラボレーション第3弾は、すべてが猫と人間の物語。 オールカラー・全イラスト描き下ろし。 【収録作品】 4匹の猫が、あなたのもとへ。 「七日間のスノウ」 小学生の真実ちゃんは、公園で真っ白な子猫を拾い、秘密の隠れ家で育てようとするのだけれど......。 「五千年ぶんの夜」 引っ越してきたばかりの街。わたしは出会ったばかりの猫と一緒に、人間と猫の歴史を調べはじめた。 「春の約束」 みいこは、久しぶりに訪れたおばあちゃんの家で、あるお話を聞きます。それは、昔この家に遊びに来ていたという猫のお話でした。 「約束の猫」 頭に星の形の黒いぶちがある「星子」という名前の猫と、大切な「お父さん」の物語。 -
恋する母たち
夫がいても、息子がいても、恋はするわ。 名門高校に息子を通わせる縁で出会った3人の母たち。 浮気相手と失踪した夫を待つ杏、 不倫夫に悩むセレブ妻・まり、 専業主夫を持つバリキャリ妻・優子――三様の人生はやがて交錯し始める。 それぞれが夫に不満や諦め、怒りを抱え、 落第寸前の息子たちへの不安も募る。 これまで築き上げてきた人生、キャリア、そして家族―― 守るべき尊さと、何か物足りない虚しさを奥底に秘めた3人がふとした瞬間に向き合ったのは、「妻」でも「母」でもない、「女」としての自分だった。 平凡な毎日に突如現れた“恋”との出会いは、母たちの人生に何をもたらし、何を失わさせるのか。 『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』などの代表作がある柴門ふみの同名漫画を原作に、『セカンドバージン』『大恋愛~僕を忘れる君と』など社会現象を巻き起こした名ドラマを世に送り出した大石静が脚本を執筆。 木村佳乃、吉田羊、仲里依紗という豪華キャストが織りなす母たちの惑い、揺らぎ、エロスが話題となったドラマでは、心に響くセリフも多数。 読み返す度に、彼女たちの迷いに共感し、よろめきにトキメキ、強さに背中を押されるサプリメントのような一冊です。 -
神様のカルテ
2011年8月27日、全国東宝系にて映画公開! 第十回 小学館 文庫小説賞受賞、2010年本屋大賞 第2位。 神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。 栗原一止(いちと)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。 そんな一止に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してくれたのは、死を目前に控えた高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった…。 日本中の書店員が感涙し、発売1年足らずで映画化が決まった大ヒット小説。映画では櫻井翔さんと宮崎あおいさんが、初の夫婦役で競演! -
悪人 新装版
小説、映画ともに大ヒットした不朽の名作。 福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、出会い系サイトで知り合った土木作業員に殺害された。 二人が本当に会いたかった相手は誰なのか? 佐賀市内に双子の妹と暮らす馬込光代もまた、何もない平凡な生活から逃れるため、携帯サイトにアクセスする。 そこで運命の相手と確信できる男に出会えた光代だったが、彼は殺人を犯していた。 彼女は自首しようとする男を止め、一緒にいたいと強く願う。 光代を駆り立てるものは何か? その一方で、被害者と加害者に向けられた悪意と戦う家族たちがいた。 悪人とはいったい誰なのか? 事件の果てに明かされる、殺意の奥にあるものは? 毎日出版文化賞と大佛次郎賞受賞した著者の代表作。 -
ルポ「命の選別」 誰が弱者を切り捨てるのか?
本書は毎日新聞のキャンペーン報道「優生社会を問う」をベースに、 担当した2人の記者が書き下ろしたものです。 旧優生保護法が改正されて四半世紀近くが過ぎましたが、 障害者への社会の理解は深まったのでしょうか? 障害者を取り巻く環境は改善されたのでしょうか? 新型出生前診断(NIPT)が拡大するのを利用した数多のクリニックの「検査ビジネス」は急成長中で、 「不安ビジネス」として社会問題化しています。 障害者施設が建設される際、いまだに周辺住民の反対運動が、最初の大きな壁となります。 そして、実の親による障害児の社会的入院、治療拒否……。 障害者入所施設・津久井やまゆり園(相模原市)での大量殺人が世間を震撼させている今日、 いまだ弱者が切り捨てられるわが国の現状を検証します。 -
レッドスワンサーガ
私立赤羽高等学校サッカー部『レッドスワン』。新潟屈指の名門は崩壊の危機に瀕し、選手生命を絶たれた少年、高槻優雅は為す術なくその惨状を見守っていた。 しかし、チームが廃部寸前に追い込まれたその時、救世主が現れる。新指揮官に就任した舞原世怜奈は、優雅をパートナーに選ぶと、凝り固まってしまった名門の意識を根底から変えていく。 誰よりも〈知性〉を使って勝利を目指す。新監督が掲げた方針を胸に。『絶命』の運命を覆すため、少年たちの最後の闘いが今、幕を開ける。 -
あなたの正しさと、ぼくのセツナさ
株の売買で崩壊した「ぼく」。髑髏の山を築いたポル・ポトに会いに……。ライバルは命を懸けてまで、何を知りたかったのか? ――1985年。ぼくは、未曾有のバブル景気の端緒となったこの年に、株のディーラーになった。同い年の永遠のライバル、修一の背中を追って。狂奔する相場に「運命の日(ドゥームズ・デイ)」が過ぎ去ったあと、修一はカンボジアへと姿を消した。彼は何を求めて森に入ったのか? 私たちの正しさや生きる意味を問う、挑戦的物語。 ◎「奴はぼくを完膚なきまで叩きのめして、殺意を抱かせた。何と薄情で、身勝手で、鼻持ちならない、唯我独尊野郎だろう。」<本文より> ◎「しまった!すばらしい作品の出現を、4年遅れで祝福させてもらいたい。」<白石一文「解説」より> -
メイド イン 十四歳
主な登場人物は、ナチュラルボーン優等生とステルスくんと、サニーとパンダ、それから兎屋に来るちょっと変わった大人たち。 性格も良くて、なんでもほどほどにできてしまう主人公。秘密だって、釣り堀「兎屋」に毎週来ていることと、『フーアーユー?』という小説が好きすぎることくらいなものだ。そんなある日、透明人間の転校生の案内係を頼まれてから、クラス内で微妙な立場がくずれてしまい……!? ぐらつく日常を送るぼくらのためにYAの旗手が描く、あざやかな物語! 未来の自分は、いまの自分がしたことで作られていく。だれかをおとしめるという行為は、そういうことができる人間にみずからなっていくという行為でもあるのだ。それをするのかしないのかは、ある意味、一生を左右する重要な選択といっても過言ではないだろう。いずれ出会う新しい友人、意中の人、志を同じくする者たち――人生が進んで行く中で、どうしたって気づくときがくるはずだ。たとえば、ああ、こいつにはかなわない、と思ったときに。ああ、この人が自分なんかを好きになってくれるはずがない、と思ったときに。ああ、この差をどう埋めればいいのだろう、と思ったときに。 本文より ・著者紹介 石川宏千花 『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。主な作品に『お面屋たまよし1~5』『死神うどんカフェ1号店1~6』(以上、講談社)『墓守りのレオ』(小学館)『拝啓パンクスノットデッドさま』(くもん出版)などがある。『少年Nの長い長い旅』(YA! ENTERTAINMENT)と対をなす物語『少年Nのいない世界』(タイガ)(共に講談社)を同時展開して話題となった。 -
氷の仮面
「ずっと、好きでした」 泣いて、隠して、あきらめて。それでも女の子になりたかった――。 『罪の声』の著者がたどりついた「本当に人を愛する」ということ。感動の傑作長編。 ******* 「えっ、真壁君、ほんまにするの?」 「目つむれ」 「へっ? あかん、あかん」 後ずさった翔太郎の肩を真壁君が両手でがっしりとつかんだ。 「深呼吸しろ」 言われるがままに大きく息を吸って、長く吐いた。その間、お互い顔を見られなかった。(本文p111-112より) ******* 小学四年の春、同じクラスになった真壁君の顔を見たとき、翔太郎は恋のきらめきと痛みを知った。小さな希望すらも打ち砕かれる人生。仮面の下、ずっと女の子になりたかった――。終章、二十四年後の春に明かされる優しく美しい秘密とは。生きてゆくことの切なさに共感せずにはいられない感動の青春恋愛小説。 -
ファーブル君の妖精図鑑
特別奨学金までもらって進学した美術大学を中退し、母親の地元で働くことになった遠野真亜梨は、移動の電車の中で不思議な青年に出会った。社内の盗難事件の容疑者にされていた彼は、全身黒づくめので、虫眼鏡、虫取り網に胴乱を持ち、昆虫学者ファーブルのような出で立ちだった。刑事から、彼の持ち物であるスケッチブックを間違って渡された真亜梨はそこに記されていた観察記録に目を奪われた。そこには聞いたことのない生き物が、未来の死体の周りでスキップすると書かれていた……。不思議なもの達が生息する村で真亜梨とファーブル君のペアが謎の事件を解決する。 -
ガン・ストリート・ガール
富豪宅で起きた二重殺人。関係者が次々と不審な死を遂げ、ショーン・ダフィは錯綜する事件の渦中に身を投じる。シリーズ第四弾! -
絵ことば又兵衛
最近の学説では「浮世絵の祖」といわれ、また「奇想の絵師」のひとりとして江戸絵画で注目の絵師・岩佐又兵衛を正面から描く、力作長編。 母のお葉とともに暮らす又兵衛は、寺の下働きをしていたが、生来、吃音が激しく、ままならぬ日常を送っていた。そんなある日、寺の襖絵を描きに来た絵師・土佐光信と出会い、絵を描く喜びを知る。 その後、自分の出自を知らぬ又兵衛は何者かに追われ京に移るが、新たに狩野派で学ぶ機会を得て、兄弟子でもあり師ともいえる狩野内膳と出会い、更なる絵の研鑽を積む。しかしある日、何者かに母を殺される。 その後もなんとか絵の道で生きていた又兵衛だったが、じつは自分の父は荒木村重であること、母だと思っていたお葉はもともと乳母で、しかも彼女を殺した首謀者が村重だったことを知る。 母を想い、父を恨み、人と関わることも不得手な又兵衛にあるのは、絵だけだった――。 -
御執事様の仰せのままに
三度の飯より飯を作るのが好きな貧乏大学生・葛木新はある日突然、日本有数の名家の跡取り候補になってしまう。 彼に仕えることになった美貌の執事・進藤御行は、主人より百倍主人らしく、そして自分だけでなく主人にまで完璧を求める超完璧主義の『御執事様』だった。いまいち足並みの揃わない凸凹主従は、当主代理として社交界デビューに挑むことになるのだが――。 マイ・フェア・レディならぬマイ・フェア・ロード。ど庶民主人は果たして理想の主人となれるのか……!? -
アウステルリッツ
ウェールズの建築史家アウステルリッツは、帝国主義の遺物である駅舎、裁判所、要塞、病院、監獄の建物に興味をひかれ、ヨーロッパ諸都市を巡っている。そして、彼の話の聞き手であり、本書の語り手である〈私〉にむかって、博識を開陳する。それは近代における暴力と権力の歴史とも重なり合っていく。 歴史との対峙は、まぎれもなくアウステルリッツ自身の身にも起こっていた。彼は自分でもしかとわからない理由から、どこにいても、だれといても心の安らぎを得られなかった。彼も実は、戦禍により幼くして名前と故郷と言語を喪失した存在なのだ。自らの過去を探す旅を続けるアウステルリッツ。建物や風景を目にした瞬間に、フラッシュバックのようによみがえる、封印され、忘却された記憶……それは個人と歴史の深みへと降りていく旅だった……。 多くの写真を挿み、小説とも、エッセイとも、旅行記とも、回想録ともつかない、独自の世界が創造される。全米批評家協会賞、ハイネ賞、ブレーメン文学賞など多数受賞、「二十世紀が遺した最後の偉大な作家」による最高傑作。 多和田葉子氏の解説「異言語のメランコリー」を巻末に収録。 -
くらげ色の蜜月
倫理もなく、理屈もない。奇妙な出来事が、ただそこにある――。 初々しい新婚夫婦。しかしふたりは、たがいに秘密を抱えていた。そして男はなぜ新婚旅行先に忌まわしい思い出が残る旅館を選んだのか。旧い結婚観が招いた悲哀劇(表題作)。 新発見の感染症の手がかりを追う保健所の職員は歪んだ虹色の世界を覗き見る(「蟻の塔」)。 アメリカで妊娠した修道女は、日本で病床にある教主とのあいだにできた御子だと主張するが……。果たして、彼女が語るのは奇蹟か幻想か(「聖女」)。 女の生涯には、常に蟻が這い回っていた(「蟻の声」)。 光に眩み、闇に溺れる。罪を犯して贖いて、果てに待つのはおぞましくも美しき混沌の世界。地獄極楽板一枚。ただひたすらに、酔え、惑え。 文庫初収録三篇を含む、江戸川乱歩賞作家円熟期の短篇集。
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