作品一覧 2024/04/12更新 A&F COUNTRY総合カタログ 続巻入荷 試し読み フォロー 鯨の岬 試し読み フォロー 颶風の王(角川文庫) 試し読み フォロー 絞め殺しの樹 NEW 試し読み フォロー 土に贖う 試し読み フォロー 肉弾 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> 河崎秋子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 颶風の王 河崎秋子 最近読んだ本の中で間違いなく自分にとっては一番。音読したくなるようなリズムのある文章 何度も反芻したくなる力強い味のある言葉の数々 とにかく良かった。どんなに頑張ってもオヨバヌトコロが厳然として在るのが自然界でそこが哀しくも美しい。読後感も爽やかで読んでよかった。 Posted by ブクログ 颶風の王 河崎秋子 捨造が一頭の馬を連れて東北から北海道に渡る。結婚して根室に住み、馬を飼い、孫たちと一緒に暮らすようになった。台風の時、貸し出していた馬が無人島のがけ崩れで帰れなくなりそのまま置き去りにされた。年月が経ち、全滅したと思っていた馬が子孫を残して一頭だけ生き残っていた。台地状の島で強く激しく吹く風の中に一...続きを読む頭だけ。 Posted by ブクログ 颶風の王 河崎秋子 直木賞受賞前から気になっていた作品で、たまたま北海道出張中に本屋で特集が組まれており、勢いで購入。 北海道の地で馬と共に生きた家族6代の物語。各章のメインシーンの読者を引き込む力が凄い。一気に読まされる臨場感と心情の機微の表現。序章の遭難時の馬食に至る過程、第二章のフクロウの睨みを感じる場面は、...続きを読むこちらもドキッとさせられた。 話として好きなのは最終章の現代で祖母のために馬の行方を探るひかりの物語。この章は立派な青春小説で、自分のルーツを知ることで積極的になり、精神的にも充実していく姿が心地よい。最後の馬との邂逅は非常に美しい映像が想像できた。 北海道と馬への造詣の深さと卓越した表現力が生み出した素晴らしい物語だった。 Posted by ブクログ 鯨の岬 河崎秋子 すごく面白かった。ミステリーとは違うんだろうけどどんでん返しというか、決して明るい話ではないけど、絶望的な気分になる話でもなく、良い。 ごみかす 鯨の岬 河崎秋子 描写が素晴らしい。 感性が合ったのだと思うけど、語り手の主人公に感情移入がし易く景色が目に浮かぶようだった。 一話目の「鯨の岬」は少しミステリのようなオチがあるのが良い。ちょっとした逃避行だが無駄ではない感じが良かった。 二話目はもっと時代が遡る。オチはよく分からなかった。ただこちらも描写が良いので...続きを読む楽しく読めた。 Posted by ブクログ 河崎秋子のレビューをもっと見る