河崎秋子の作品一覧
「河崎秋子」の「A&F COUNTRY総合カタログ」「愚か者の石」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
自分で美味しい肉を生産したいと思い、羊飼いになった著者のエッセイ。
羊飼いになるために実家に戻り、家業の酪農を手伝いながらも羊の生産や執筆も行うバイタリティー溢れる著者。
自分で生産した羊を食べることに抵抗はないの?という愚問にも真向から答えているところに好感が持てる。
動物の解体を手早く無駄なくできる人を尊敬するという著者を私は尊敬する。
写真が数多く挟まれているが、去勢前の純粋な目をした子羊がとんでもなく可愛かった。牧場でのびのびと育って、最後は屠畜場で肉になり生涯を終える羊たちを、見事に育て上げた著者の想いに触れることができて嬉しかった。
そうか、生産者は消費者に美味しい肉を食べてほし
Posted by ブクログ
河崎秋子さんの『颶風の王』を初めて読んだ時は衝撃を受けた。
動物や、北海道の厳しい自然の中で生きる人たちの、凄まじい生き様を見せつけられたからだ。
その後も、野犬、鳥、ヒグマなど、様々な動物たちが人によって殺されていく小説が描かれた。正直言って、そのどれもを快く思って読んだわけではないが、彼らが命や自然と向き合う姿には、限りなく惹かれていった。
食肉になった姿しか知らない自分が、屠殺される羊の一部始終を読まされるなんて、耐えられるかと思ったが、この本を読み進むうち、(まだ完全に、ではないが)粛々としてその事実を受け入れようとする自分がいた。
そして「いのちの授業」として小学生の前で行われる鶏