河崎秋子のレビュー一覧
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ネタバレ・あらすじ
明治30年代の札幌。養蚕工場を営む両親のもとに生まれたヒトエ。
昭和40年代の根室。ミンクを養殖業者の孝文。
戦前戦後の北見。ハッカ草栽培農家のリツ子。
明治後半の大島。羽毛貿易のためひたすら鳥を求めて南北を放浪する弥平。
昭和30年代の江別。蹄鉄屋家業の息子雄一。
昭和20年代の江別。レンガ工場で働く佐川吉正。
5作目の続編。陶芸家として生計を立てる佐川の息子、光義。
衰退した産業に従事していた人間たちを書いた6編の短編集。
・感想
これぞ文学、と感じた作品だった。
個人的な偏見だけどやはり文学ってのは「北」に限る。
北で育ち北で生まれ、北で生きてる全ての生命ってやっぱたくま -
Posted by ブクログ
北海道の監獄で出会った相方の、来し方を探る旅。重厚な作品だけど、読み口は重くない。すごく良かった。
瀬戸内巽はボンボン育ちだったが、大学で革命思想に出会い、樺戸集治監に投獄された。雑居房。大二郎という同室の者が語り出す。大二郎は天皇が身体を壊して恩赦が出ることを祈っているようだ。
大二郎がある日、監獄内を覗き込んでいた女がいたと言ったが、中田看守はそんな女はいなかったと言った。大二郎はホラ吹きなのかもしれない。その夜巽は田淵に襲われかけるが、看守の見回りに助けられる。
巽は虫歯が痛くてたまらない。他の囚人たちは病の際辛かった話で盛り上がる。中田看守が虫歯を抜いてくれる。囚人たちは北の大地 -
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とっても良かった!!
クマ´•ᴥ•`がニュースで話題になり始めた頃に『ともぐい』で直木賞を受賞されていて、気になっていた作家さん
さらに
表紙カバーイラストとタイトルも素晴らしい✨
イラストは阿部海太さん
このイラストに惹かれるひと多いはず…私もそのひとりです
(*´艸`*)♡
さて、本題
エッセイのイメージだったんですが…
NHKの『ファミリーヒストリー』(知ってる方いるかなぁ??)のようなドキュメンタリー調
作者さまのお父さまとご家族への思いがあふれてます
自然と命に向き合っているからこその言葉選びの数々にグッときました
作者さまの小説もぜひ読んでみたい!! -
Posted by ブクログ
shintak5555さんの本棚から
来ました
これはもう好きなやーつです
わいの好きなやーつです
弱小生産牧場で期待いっぱいに生まれた暴れ馬が周りの人々に愛情に育まれながら大活躍
ありがたい
こんなんなんぼあってもいいですからね
そしてあーた河﨑秋子さんですよ!
もうほんとね硬軟自在でびっくりしちゃうよね
わいはほら河﨑さんのエッセイとかも読んでるから、このほわ〜んとした文体もそこまでびっくりないけどね(5行前にびっくりしとったやないか)
シルバーファーンや魅力的な登場人物たちをほのぼのとした世界でうまく動かしてる
やるね〜
わいはほのぼのバージョンの秋子さんのが好きだな〜 -
Posted by ブクログ
羊飼いといえば…
ハイジに出てきた少年…ああ、彼はヤギ飼いだった。そう思ったくらい、私には馴染みがない。
羊飼いに憧れ、職業にした河﨑さん。
とても興味深くて、一気読みだった。
酪農をしている家で育った土壌があるからだろうが、動物を家畜として育て、それを肉としていただくことに淡々としている。
と畜場で最後の時間を過ごす羊の写真があるのだが、私はどうしても「かわいい」という気持ちになり、なんとも切なくなる。
ちゃんと、肉として良いものであることに心が動いている河﨑さんはプロだなと思った。
最後のエピソードで「えっ!」と声が出てしまった。
河﨑さんが立派に羊飼いとして存在していた証だなと感動し -
Posted by ブクログ
ネタバレとにかく暗く重く苦しい内容。気持ちが沈んでいる時や元々メンタルが繊細な方には向かないかなと思って星一つ減らしました。それでも読み進めずにはいられないものがあって、読み応えはあります。
主人公ミサエに数々の苦難が立ちはだかります。
根室で生まれ、幼少期を新潟で過ごし、そしてまた9歳で根室の吉岡家に引き取られ、奴隷のようにこき使われる日々。その中でも、猫の白妙の温もりや、同じ屯田兵村の林家、薬売りの小山田の優しさに触れて、ほんのひとときではあるけれども癒され、運命が動いていく…。
どうか救いがありますようにと思いながら読みましたが、これがなかなか。
後半第2部からは、主人公が変わり衝撃の事実 -
Posted by ブクログ
明治時代、北海道にある樺戸収治監(監獄)を舞台にしたお話。
学生運動に軽い気持ちで参加しただけなのに、13年もの実刑判決を受け 収監された巽(たつみ)。
そして同じ頃に同房に収監され大二郎とペアとなり、次第に友情めいた気持ちを持つ様になる。
その大二郎は 中に水の入った小さな水晶を大切に隠し持っていた。
その石を 彼はいったいなんのために持っていたのか?
✎︎_________
今の時代の刑務所の事も知ってるわけではないけど
明治時代の監獄所生活は 人権なんてあったもんじゃない様な酷さで なんだかズーンとなった。
特に硫黄鉱山での描写は常に死と隣り合わせで過酷だったな〜
そん