河崎秋子のレビュー一覧
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明治18年…樺戸集治監
瀬戸内巽の牢獄での地獄が始まった
物語の大半は監獄生活の描写なのだが、外役と言う厳しい労働、僅かで粗末な食事…キツい(꒪⌓︎꒪)
そんな過酷な中で出会い共に生き抜いてそれなりに心を許し合ったと思っていた大二郎が脱獄!
何故?何も気づかなかった…
大二郎にとって自分は何だったのか?
そして後半で大二郎の行方を探すことになってからが俄然面白くなる‹‹\(´ω` )/››
看守の中田が二人の担当として登場するのだけど
すごく良い!
巽、大二郎、中田のキャラが良いから、キツくて暗い話もサラッと入り込む。
ラーゲリのニノを思い出してウルウルしたり
大二郎の軽さがゴールデンカ -
Posted by ブクログ
『ともぐい』が強烈だったので、どんな方が書かれたのか興味があった。
北海道の酪農家の家で育ち、一人で羊飼いを数年やった…動物の解体・精肉をこなすことができる。なるほどそうか、そういう方が書かれたのだなぁと納得がいった。
NZに羊飼い修行に行くなどものすごいバイタリティの持ち主。父親の介護、フルマラソン、小説執筆。そして羊飼い廃業。
河崎さんは、小学生が家畜を飼い、成長させてやがて食に供する「いのちの授業」に強烈な違和感を抱くという。
p191 食育としてもクラスの団結のためにも良い取り組みのように思える。しかしだ。少なくとも、現行の日本の義務教育学校の仕組みで、その理念がゆがまずに子どもたち -
Posted by ブクログ
070129 #銀色のステイヤー #河﨑秋子
河﨑秋子さんのエグさやドロドロさは影を潜め、疾走感のある爽やかな物語だ。主人公はシルバーファーンというヤンチャな芦毛馬。世話する人たちを翻弄しながら競走馬として成長していく。馬に関わる登場人物がみんな魅力的だ。競馬というギャンブルの世界を描くので男性主体に思えるが、この物語は一癖ある女性たちが活躍する。生産牧場で馬を育てたアヤ、厩舎で調教を担当した鉄子、初めて馬主になった広瀬夫人、牧場のゴッドマザー千恵子の存在も忘れてはいけない。競馬はさほど詳しくないがG1レースで勝利したシーンは感動で胸が熱くなった。 -
Posted by ブクログ
羊飼い、兼作家であった著者の自伝的な本。この本読んだ後、北海道産の羊(サフォーク)を買って食べた。うまかった。日本で羊がマイナーな肉になっているの、もったいないなあ。
一番印象的なエピソード、としてはズレているのかもしれないが、自称羊飼いと言われて著者がキレたところが心に残っている。自分の仕事の扱われ方に関して憤れるというのはかっこいい。ともすると、自分自身でさえ、自分の仕事をどう表現すればいいのか分からなくなることもあるというのに。
荒川弘さんの「百姓貴族」と繋がるところがあって面白かった。経済動物を飼うことのシビアさとか。そもそも経済動物という言葉自体、これらの作品を読むまで知らなかった言