河崎秋子の作品一覧
「河崎秋子」の「ともぐい(新潮文庫)」「肉弾」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで197万冊以上配信中!
「河崎秋子」の「ともぐい(新潮文庫)」「肉弾」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
読みながら頭の中に情景が浮かび続ける。かなり生々しい描写も多く、こんなにリアルに読者に想像させるのはすごいと思った。熊と人の対峙がテーマだと思っていたが実際はそれだけではなく、人間の内面や生き方について考えさせる小説。ラストは全く想像していなかった展開で、なぜそうなったのかとずっと考えている…。
熊爪は自身が熊になりきれない事を悟った。
人間になろうとしたがそれもなりきれなかった。
『殺されなきゃ死ねないんだし、あんたは』という陽子の言葉は、熊など野生の生き物にも当てはまる言葉。陽子は熊爪を熊と認識したんだろう。
熊爪が兎を殺す所を見ていたのも殺す決意を固める伏線だったのか。
熊同士。人同士が
Posted by ブクログ
プロローグ
肉と肉とがぶつかり合う
ほとばしる汗と体液
叡智を超えた技と体位が繰り広げられる
やがてお互いが絶頂を迎える
それが……
本章
『肉弾』である
壮絶な肉弾戦に★5
いゃ〰、本作も素晴らしいかった
河崎秋子さん『愚か者の石』に次ぐ2作目であるが
両作ともに素晴らしい!
素晴らし過ぎる!
気弱で人生を惰性に生きてきた青年が、父親に連れられて狩猟にでるが、そこに突如ヒグマが現れ
狩る側から狩られる側へ
人は絶体絶命の窮地に立った時、文字通り!?
一皮剥けるのだ!
そして野犬と共闘し狩る側へ
ヒグマを追い詰めていくさまは圧巻だ
納得の大藪春彦賞である
エピローグ
Posted by ブクログ
生と死 自然界の生き方について
『ともぐい』を読み終えて、まず強く残ったのは、フィクションなのにノンフィクションのような生々しさだった。熊と人間が生きる山の世界があまりにも現実的に感じられ、物語を読んでいるというより、実際にそこで生きている人間を見ているような感覚になった。
特に印象に残ったのは、自然界の本質や、生と死について描かれているところ。
食べるために殺し、殺したものを食べて生きる。人間も動物も、結局は自然の循環の中にいる一つの生き物にすぎない。そうしたことを、綺麗にまとめるのではなく、生々しいまま描いているのがよかった。
その中でも熊爪は、とてもいいキャラクターだった。
人間社
Posted by ブクログ
明治後期の北海道。猟師として自然の中で生きる熊爪は、一頭の熊との因縁や人との出会いを通して、生と死、人と自然の境界に向き合っていく。圧倒的な自然描写と命のやり取りが胸を打つ、直木賞受賞作。
圧倒的な自然描写と、熊との息詰まる攻防に引き込まれた。しかし、私の心に最も残ったのは熊爪の死生観だった。
熊爪は命を奪うのではなく、「いただく」という感覚で生きているように感じた。必要以上には求めず、自らが与えられた生も、いつかは自然へ返すもの。その循環を受け入れているからこそ、生にも死にも執着しない。彼が見つめていたのは、生き延びることではなく、生と死の均衡を崩さず、自分にふさわしい生を全うすることだ