Posted by ブクログ 2018年08月26日
稲見一良『セント・メリーのリボン 新装版』光文社文庫。
新装版となり、表紙イラストが谷口ジローさんであったことから購入、再読。新潮文庫、光文社文庫の旧版でも、谷口ジローさんの劇画版でも読んでいるのだが、何度でも読み返したくなる大傑作である。
稲見一良さんの『男とはこうあるべき』という強いメッセー...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月22日
内容(「BOOK」データベースより)
失踪した猟犬探しを生業とする探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方を突き止めてほしいという仕事が舞い込んだ。依頼者は資産家の令嬢。相棒の猟犬ジョーとともに調査を進めるうちに、薄幸な、ひとりの目の不自由な少女のもとに行きつくが…。胸を打つラストシーンが待つ表題作を...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月19日
古風なハードボイルド小説です。
映画の1シーンだけを切り取ったような話が何個かあり、消化不良な気がしてしまいますが、オチを期待してしまう現代人の悪い癖でしょうか。でもそんなに昔の小説でも無いのですが古典の趣きが有ります。
表題の「セント・メリーのリボン」が一番長くて一番胸に残る話です。猟犬失踪専門の...続きを読む