セント・メリーのリボン

セント・メリーのリボン

440円 (税込)

2pt

4.6

都会暮らしからレイドバックして、大阪西北端の山林に暮らす竜門卓。彼の生業は行方不明になった猟犬を探すことだった。そんな彼のところへ失踪した盲導犬の行方を突き止める仕事が舞い込んだ。目の不自由な少女にとって唯一の心の支えだった犬だ……。感動的なラストシーンが用意された表題作ほか、「焚火」「花見川の要塞」「麦畑のミッション」「終着駅」の“男の贈りもの”をテーマにした5編を収録。

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セント・メリーのリボン のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年07月25日

    確か、何年か前、病気でお亡くなりになった作家の作品。つまり、この人の作品は増えることがないということ。なかなかファンも多かった作家だけに、残念です。わたしも、今回読んでファンになりました。

    さてこれは「焚火」「花見川の要塞」「麦畑のミッション」「終着駅」「セント・メリーのリボン」の5作が入った短編...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    一番最初に巡りあって、一番好きな稲見作品かもしれない。
    再読した時には『花見川の要塞』に感動を覚えた。そのせいで、当時カメラマンの友人にプレゼントしたっけ。
    最近再販されて、『この文庫がすごい』の1位になったという解説を読んで、涙が出そうになった。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    感動した。今まで読まなくてごめんなさい。ミステリじゃないからといって読まなくてごめんなさい。何でこの本知ったんだっけ?男の世界を誇り高く描いているから、女性には分からないかもしれないけれど、男である俺には突き刺さった。こんな風に生きてみたい。誇り高く、幻想的で、洒落てて、すかっとして、そして泣かせる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ハードボイルドの短編集は初めて読むな…と少々構えたけれど、いつのまにか飲み込まれていました。とってもクール!!かっこいいとか渋いという表現よりもこっちの方があってる。他の本にある緊迫した事態や動きの激しいシーンは殆どなくて、静けさの中にある主人公の物語、みたいな文章に思えました。でも凄く魅力的。先が...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年05月26日

    惜しくも亡くなられた稲見一良氏の'93年の作品。
    よくこの人の作品は“男のメルヘン”と云われるが本作もまさにそう。大学の頃に読んだ『ダック・コール』の煌きが蘇る。

    今回収められた作品は5編。

    駆け落ちした女との逃亡途中の男と束の間の休息と食事と癒しをもたらす老人との出逢いの一時を描いた...続きを読む

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