沖田円の作品一覧
「沖田円」の「猫に嫁入り」「丘の上の洋食屋オリオン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「沖田円」の「猫に嫁入り」「丘の上の洋食屋オリオン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ひとりきりで世界を旅する紅(べに)という魔女がいた。
魔女は人間よりも驚くほど長生きで、自由気ままに生きていて、外見を好きな年齢のままで止められるという。
紅は旅先で、病気の母と暮らす少年や、夫を5年前に亡くした妻や、居場所をなくした2人の女子高生たちと交流し、彼らに生きる希望を与える。
そして紅もまた、自らの「生きる意味」を探している途中なのだ。
どこへたどり着くかもわからない。それは同時に、どこへでも行けるということ。
未だかつて出会ったことのない魔女という存在に、どんどん親しみが湧いてきます。
この作品は、『雲雀坂の魔法使い』の姉妹編で、翠が営む『雲雀坂魔法店』も登場します。
前作同様
Posted by ブクログ
雲雀町という坂の多い町の片隅に、魔女が住んでいる。
『雲雀坂魔法店』を営むその主人は、少女のような美しい風貌で、名前は翠(すい)という。
店を訪れるのは、幼馴染との関係に悩み苦しむ女子中学生や、余命わずかの高齢の画家や、物語が書けなくなった小説家など。
翠は、彼らの悩みを聞き、胸の奥底にあるものをすくい上げ、大切なものを失わないように、希望へと導いてくれる。
魔女が出てくるといってもファンタジー色は濃くなく、しっとりと落ち着いた感じの物語です。
「魔法じゃないとできないことなんて、実はとっても少ないんだ」
悲しみや苦しみの先にはきっと一筋の光があるはず…。
一話一話読むたびに、温かい涙が胸に