あらすじ
きっと見つかる、大切なもの。
実業之日本社文庫GROW誕生!第1弾
最高に切なく温かい奇跡!
沖田円、渾身の物語!
この感動、心に突き刺さり号泣!
人生で大切な全てがここに。
心に沁みる、涙と希望の物語!
ある町の片隅に、少女のような風貌の魔法使い・翠(すい)が営む『雲雀坂魔法店』がある。その店を訪れるのは、人知れぬ悲しみや孤独、後悔を抱えた人々。幼馴染との関係に苦しむ女子中学生、余命わずかの画家、物語が書けない小説家……。翠は、彼女らの心の奥底に眠る「真実」を感じ取り、希望へと繋ごうとするが――。読むたびに涙あふれる珠玉のストーリー。
【実業之日本社文庫GROWとは?】
GROW=成長。
自分らしく生きることを探し続けるあなたへのエール。
それが「実業之日本社文庫GROW」です。
この1冊が、あなたの心を育て、希望を与えてくれますように。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
はー凄い好き。雲雀坂の魔女と魔法を求める人々の話。それぞれに願いや想いがあって、登場人物皆好き。どれも好きやけど小説家の話が1番好きで何か泣きそうになった。多分村山早紀さんの影響やけど、魔女の話が好きで、他の魔女小説も読みたいなぁ、と。
Posted by ブクログ
悩みや葛藤、後悔を抱えた人々が魔法を頼って魔女が住む街へやってくる。
でもいくらお金を積まれても魔女の気が向かなければ魔法は使ってくれない。
迷う人に幸せと本来あるべき姿に導いてくれる物語。
そして、表紙の深緑のローブを纏ったの魔女、、、
実は、、、最後は、ちょっとびっくり仰天な最後だった。
Posted by ブクログ
沖田円さんの本は初めて読んだ。正直なところ最初は魔法使いという不思議で可愛いタイトルと、絵が可愛くて購入しました。全ての話がこんなに胸に残る小説はなかなかないと思います、この本に出会えたことが2022年幸福なことに入選しております。
Posted by ブクログ
雲雀坂に魔法使いが住んでいた。人間は色んな思いを持って魔法使いの元を訪れる。大事な人への思いがたくさん込められた涙無しでは読めないお話だった。私が魔法使いの元を訪れるならなんの願いを持って行くだろう。
Posted by ブクログ
最後まで読むと何故無闇に魔法を使わないのかの本当の意味がわかります。
最後のおはなしでひっくり返された感が。
それを踏まえてもう一度最初から読むとなるほどというフラグがぽろぽろ落ちてました。
色が鮮やかになっているということは折り返し地点。まだまだ大丈夫でしょうが、いつかは。
切なくなります。
Posted by ブクログ
情景が目に浮かぶ優しい物語。春夏秋冬の順で物語が綴られ、優しい気持ちになれる。
「春めく傷痕」は幼馴染み同士の話
「夏風の幸福」は画家と猫の話
「秋雨の道しるべ」行き詰まった小説家の話
「冬が明ければ」は兄思いの弟の話
「雲雀坂の魔法使い」は師匠と弟子の話
Posted by ブクログ
凄く面白かったです!読み終わったら映画を見たような感覚になってしまいました!
猫と画家さんのお話と兄弟のお話が特に好きです。
前に踏み出す勇気を貰えた気がします。
Posted by ブクログ
わーい、円さんの新刊〜!と張り切って前のめりで読む読む。
デビュー作から(実際のところデビュー前から?)彼女の作品を読み続け、さいきんわかったことがあるのだけれど、円さんはいつだってわたしのベストオブ沖田円をアップデートしてくれるということなんですよね。
最新作を読むたびに、あぁこの作品がいちばん好きかも!と思わせてくれる。
だから次の作品を希ってしまうのです。
本作も隅から隅までぜんぶ好きだし(どのエピソードも好きでベストは選べない)、あぁきっとこのお店はどこかに存在してるなと思えるのです。
いつかきっとわたしも翠に出会えることができて、あなたは何をお求めに?と聞かれることがあるに違いない。
そのときは、まずは見立ててもらった美味しいハーブティーをがぶっと飲み干して、明日をがんばって生きる力をもらいたいものです。
特別な魔法は要らないから、ただ自分の足で立って億劫だった一歩を踏み出す『おまじない』が欲しい。
でもそれって、雲雀坂魔法店に行かなくても、この物語を読めば手に入るんですよ。
わたしにとって、沖田円というストーリーテラーは、翠そのものです。
素敵な魔法にかかったことだし、よし、明日もがんばるかな。
Posted by ブクログ
雲雀坂魔法店を訪れる、様々な人々。頼めばなんでも叶えてくれるわけではなく、その人に“考える”ことを薦める翠のスタンスが温かくて良いなと思う。物語が書けない小説家のお話と、最後のお話が好き。
Posted by ブクログ
魔法で人助けをするお店を開いている(ただ魔法は気まぐれてしか使わない)魔法使いの所に様々な悩みをもったお客さんが来るお話。5つの話で編成されててどれも優しくて心が温まるけどなんとなく展開が予測できる良くも悪くも王道ストーリーだったかな。魔法使いと石は切っても切れない関係で色も人それぞれ。魔法を使うことによってその石の色が少しずつ変わっていく、それによって…ってところに少しまどマギを思い出した。雲雀町、緑が多くて道が狭くて石畳のそれほど栄えていない小さい町を想像していた。現実だとフランスのエギスハイムみたいな!余命あと少しの画家と猫の話が一番好き。
Posted by ブクログ
魔法使い・魔女が普通に街に住んでいる世界でのお話。それ以外は至って普通というのがファンタジー。
もし現実世界に魔法使いが住んでいたら、凄い騒ぎになるだろうにそうなってない世界。
お話の中では、猫同士の会話で、老画家の願いが叶えられるっていう話がよかったかな。
最後の魔法使いの話は、最初翠のところに男の子が来たのだとばっかり思って読み進んだけど、実は翠の話だったという、ループのようなお話だった。
どの話もお互いを思いやる優しさに溢れる登場人物が愛おしい。
自分が勉強不足?
沖田さんらしい作品なんだとは思うけど、自分の中ではしっくり来なかったし疑問符も多めな作品に思えた。
一話完結の短編物を集めた作品集なんだろうけど、
いくつかの作品で違和感を覚えたし、時系列も解らなかった。
読み方に拠っては、近代·現代·未来の話にも捉えられるし、
時間の流れが読めなかった。
自分が勉強不足な為か、作品の世界に入り込めなかった。