あらすじ
このお店の味が食べたくて、普通の日も特別な日も行きたくなる〈洋食屋オリオン〉。両親を失った少女と叔父の心をつなぐトマトソースオムライス。キャバクラでナンバーワンの女性が、素の自分に戻るためのカルボナーラ。高校時代、友人と夢を語りながら食べた煮込みハンバーグ。シェフのくるみが作る料理は、祖母から受け継いだ味を守りながら、今日も常連客たちを温かい幸せで満たす。人生のほろ苦さと喜びを丁寧に紡ぐ物語。
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各話で様々な家族のかたち、友情のかたちが描かれ、どれも優しくて美しかった。
第二話、真湖ちゃんの過去にはびっくり。いつかカオルのその後を知ることができたら嬉しい。
画家になった旧友との再会を果たす第三話、弥夜子の名言多し!胸のすく思いになった。
第四話は途中から涙が止まらなくなった。お互いの存在がその後の人生の支えに、そして蒼君の支えにもなっている。
第五話で「誰も寂しくならないお店」というオリオンのテーマを知り何か納得。世界中のテーマになれば良いのにね。
とても良かった。
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心が暖かくなるお話だった。丘の上にある『洋食屋オリオン』は、人々の思い出の食事と何度でも帰ってきたくなる故郷みたいな場所だった。お店の従業員のキャラクターも好きだな。おばあちゃんからお店を受け継いだ、『くるみ』は従業員の『真湖』とバイトの『蒼くん』と猫の『ネロ』と共にこれからも『洋食屋オリオン』で美味しい料理と癒しを提供し続ける。こんなお店が近くにあったらいいなぁ。
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初めての作家さんでしたが、店頭の棚に並んでいたのを手に取り、パラパラ読みしてから購入しました。文章が凄く読みやすくて言葉選びが素敵なので、一気に読書に浸かりファンになりました。ヒューマンドラマが得意な作家さんなんですね。他の作品も読もうと思いますが、この作品のシリーズは全部揃えようと思います。続編出てるらしいので買います。これからも応援しています!
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洋食屋オリオンが新しい人との出会いを作ったり、門出や再開の場として描かれていているのが良かったです。
ご飯の描写も丁寧で、私も街の洋食屋に行きたくなりました。
新作が出るということなので、それもとっても楽しみです
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あたたかい優しいおだやかな気持ちになれる本でした。いろんな方にとってここの喫茶店が心の拠り所になれる、お店の方たちも店名をオリオンにした理由、すてきでした。
わたしは、単身親同士の子のおはなしがすごく好きでした。ちょっとせつなかったけど。昔のおさななじみを重ねて懐かしい気持ちになって、心が晴れた気がしました。
わたしもいつか馴染みのお店があったり、思い出の味があるお店ができる日がきてほしいなぁ…♬
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誰も寂しくならないお店、か。
オリオンを訪れる四人のお客さんと、シェフのくるみを描いた短編集。どの話も優しくて、あたたかい。不穏な展開にはならず安心して読めるお話だった。出てくる料理もおいしそうで食べたくなった。
「世界で一番のトマトソースオムライス」
叔父と暮らす少女の物語。両親が亡くなってから育ててくれた叔父さんへのプレゼントが素敵。お互いがお互いを必要としてて、大切にしてるのがわかる。素敵な関係。
「わたしとカリカリパンチェッタのカルボナーラ」
かっこいい!このお話好きだ。頑張ってる自分も胸張れる自分も本物だけど、カルボナーラを食べてる自分も間違いなく自分なんだろうな。登場人物たちもカラッとしてる感じで好印象だった。
「過ぎた日の煮込みハンバーグ」
毎日いっしょに過ごしてた子とか、部活がいっしょだった子とは別で、なぜか印象に残ってる子っていたりするよな〜。何をするかは自由で個人のこだわりでしかない。これでいいのか?なんて案外みんな考えてるのかも。
「きみとベビーリーフのシーザーサラダ」
小学生以来の再会…!お互いの存在が生きていく中でしっかりとあったんだろうな。『きみが初恋だった』『わたしも』素敵な終わり方だった。
「三つ星のレシピとぼくらの話」
シェフのくるみと祖母のあずきさん、そしてオリオンを黒猫ネロの目線で語った最終章。みんなみんな優しくて、私もオリオンに行きたくなった。
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様々なバックグラウンドを抱えた、それぞれの主人公の人生のほんの一部に、洋食屋オリオンでの温かなひとときが大きな存在感で確立されている感じ。どのお話も心が温まったし、自分もオリオンでお食事を楽しんでいる気分になり、ほっとして、安心感で自然に涙が出ましたわよ。
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【あらすじ】
この味が、幸せな思い出になる――美味しくて心温まる物語
このお店の味が食べたくて、普通の日も特別な日も行きたくなる〈洋食屋オリオン〉。両親を失った少女と叔父の心をつなぐトマトソースオムライス。キャバクラでナンバーワンの女性が、素の自分に戻るためのカルボナーラ。高校時代、友人と夢を語りながら食べた煮込みハンバーグ。シェフのくるみが作る料理は、祖母から受け継いだ味を守りながら、今日も常連客たちを温かい幸せで満たす。人生のほろ苦さと喜びを丁寧に紡ぐ物語。
【個人的な感想】
ほんわかしていて、心を満たしてくれるような作品。でも、退屈なわけではなくずっと読み続けたいと思うようなお話でした。
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とーっても幸せな気分になれる素敵な作品。
オススメです!
どれも素敵な物語りで、それぞれの主人公達が努力している姿が垣間見えます。
誰のことも傷つけないし、読んでる私も『良かったね』って言ってあげたくなる場面がたくさん。
年末の殺伐とした毎日に、ひと時の癒しになりました♪
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表紙のイラストがとっても素敵。美味しそう。
誰も寂しくならないお店「洋食屋オリオン」。
料理にまつわる5話のお話。私は1話から泣きました。私も疲れたな、しんどいなぁと感じたら美味しい料理を食べよう。
沖田円さん、初めましての作家さんでした。とても読みやすかったので、また読んでみよう。
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お初の作家さん。
表示の美味しそうな料理と猫につい釣られて購入。
強く印象に残るような話ではないけど、じんわりとほんわかした気持ちが心に残るお話でした。
料理の描写は少なめだったけどどれも美味しそう✨
後半3つの話が好き。
何かにつけグルグル迷いまくってる私には、「1秒も1ミリも自分の選択や幸福を疑わない人生なんてあり得ない」「時々疑うのも、自分を見直すいいタイミングだと思えば良い」って弥夜子のセリフが印象的。
反面、将来の夢はお嫁さん♡とか専業主婦で育児やランチに理解のある旦那がいて恵まれてるのにこのままでいいのかとか言い出す由紀には少なからずイラっとしたけど、満たされてるはずなのにある日ふとこのままでいいのかな…って謎の不安に襲われることは誰でもあるよね……とちょっとだけ共感。
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洋食屋オリオンのお客さんやスタッフにまつわる短編集。
ほっこり系の話だろうと肩の力を抜いて読んでいたら、1話目から号泣してしまった…。
4話目も泣いた。
自分のことを、特別『いい親』とは思ってないけれど、幼い子どもが不遇の目に合うのは辛くて泣けてしまう。
2人とも幸せに成長できて良かった。
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連作短篇集5篇+2
ほっこり温かい気持ちになるレストランオリオン。
第一話の20歳で幼い姪を引き取って育てた叔父さんがとても素敵。どの物語も最後は幸せになって良かった。
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全てが優しい話が詰まった1冊。
叔父さんと姪ちゃんとの繋がりのオムライス、頑張っているホステスさんが自分に還れるカルボナーラ、生き方に悩む主婦と高校時代の友人との友情の煮込みハンバーグ、辛い子供時代の一時を支え合った再会のサラダ、おばあちゃんのバトンを繋ぐ孫と愛猫ネロの話。
どれも優しくて美味しそうでした。
カバーの絵も美味しそうで可愛い!
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洋食屋オリオンのお話。
トマトソースオムライス、カルボナーラ、煮込みハンバーグなどおいしそうなお料理を引き立てるほっこりとしたお話が短編で綴られていて良かった。ただ、短編同士の話のつながりを感じられなかったので、評価4にした。
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『誰も寂しくならないお店』オリオン。訪れたお客さんをさりげなく優しく迎えてくれる、あたたかい洋食屋さん。
出てくる料理がどれも飾らないシンプルさで、でも洋食として満点なラインナップ。
どれも食べたいけど、オムライスとシーザーサラダは特に食べてみたい。料理は優しくてちょっとだけほろ苦いお話に似合う、最高の主役で脇役だと感じた。
ネロ視点のお話は可愛かった。
『誰のことでも待っている』良い終わり方でした。
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食べ物とヒューマンドラマは間違いがない。
洋食店を軸に様々な人間ドラマが繰り広げられる。
どの章も前向きな内容でお休みの日に珈琲片手に読みたくなる本だった。
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おばあちゃんから受け継いだ丘の上の『洋食屋オリオン』。
オーナーシェフのくるみは、ホール兼スイーツ担当の真湖ちゃん、高校生アルバイトの蒼くん、そして看板猫のネロといっしょに、絵本の中から出てきたような可愛らしい建物の洋食屋さんをのんびりと営んでいます。
『洋食屋オリオン』は何か特別なメニューがあるわけではなく、とっても素朴な洋食屋さんなのだけれど、特別な思いを持つ地元のお客さんたちに長く親しまれているのです。
両親を亡くして叔父さんと暮らしている潤、キャバクラでナンバーワンのカオル、お嫁さんになりたいという夢を叶えた専業主婦の由紀、母と二人きりの生活を送る小学生の美和。
この町に住む常連さんたちがオリオンのお気に入りの料理を食べると、まるで魔法がかけられたみたいに、誰もが素直な自分に戻って夢に向かって進んでいけるよう。
お客さんたちだけではなく、オリオンで働く人たちもみんなが幸せを共有できるような、温かさに満ちあふれた物語です。
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祖母から受け継いだ洋食屋「オリオン」。
主人公が味を守りながら作る料理で常連客たちを幸せで満たす。思わず「ただいま」と実家に帰ってきたことを思い出させるような物語。
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こんな洋食屋さんが、自分の住んでいる街にも有れば嬉しいのにって思わせる。美味しそうなものがいっぱい出て来て、ほっこり優しい気持ちになって癒される。個人的には第一話が1番好き。電車の中で読んでいて、思わず涙ぐんでしまった。
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街の洋食屋さんオリオン数十年前間あずきさんが一人で切り盛りしていた店を孫娘のくるみが継いで続けている味もおもてなしも抜群のお店。
短編集だがどのお話もお帰りなさいと言ってくれるような温かい料理とエピソードでほっこりできる。1話目のオムライスが美味しそすぎた。
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両親を亡くした女の子と叔父さんのお互いに
心から思えるようになったからこそ大事な
絆がわかる話やキャバ嬢でお店のナンバーワン
を目標にしてきた女性が素の自分に戻り
未来を改めて考える話、思い描いた夢を
実現したもののこれが正解なのか思い悩む
主婦にかつての友達に会って今の自分を
自分で認めることに気づかされる話。
従業員の過去やオリオンで働くことになった
馴れ初めなんかも面白かったです。
ほんとに人生色々とあるけど
美味しいものを食べたらほんの少しでも
幸せな気持ちになれることは
間違いないなと思いました。
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知らずにシリーズ2巻目から
読んでしまった1巻。
旅立ち、想い出、ネロとの出会いが
相変わらず美味しそぉなメニューと共に
描かれている。
このお店のイメージとなった
お店が存在すなら行ってみたい。
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「誰も寂しくならない」洋食屋オリオンに、美味しい料理と、いろいろな事情を抱えたお客さんたちが登場します。苦しい状況にあっても、美味しいものは元気になれる魔法をくれる。さくさく読める短編集でした。
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オリオンではシェフのくるみが毎日美味しい洋食でお客さんを幸せを提供している。
あずきおばちゃんから引き継いだお店。てっきりあずきさんは亡くなったとばかり思っていたけと、最後に登場して、あら生きてたって驚いた。
看板猫のネロがお利口さんでお客さんを癒している。
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丘の上の一番見晴らしのいい晴ヶ丘五丁目に『洋食屋オリオン」は建っている。濃いオレンジの瓦屋根と薄いオレンジの塗り壁、木枠の出窓に木製のドア。南欧の建築を参考にしたらしいオリオンの外観は、絵本の中の建物みたいだ。
最初のお話は、ちょうどこの時季にピッタリなお話。
6歳のときに、交通事故で両親を亡くした女の子が、18歳の春、大学に合格して晴ヶ丘を離れることになりました。
12年間、彼女を育ててくれたのは、父親の弟、叔父さんです。
彼女が最初に外食に連れてきてもらったのが、この洋食屋オリオンでした。そのとき食べたオムライスが、彼女にとって世界一のオムライスとなりました。
彼女は、家を出るこの機会に、叔父さんにあるプレゼントを企画します。それは。。。
ほんわか暖かくて、お料理のいい匂いがする洋食屋オリオンのお話は、幸せな気持ちをくれます。
洋食屋さんって、いいですね♡
Posted by ブクログ
温かい空気漂う洋食屋さんで垣間見える大切な人たちのやり取りが幸せでいい。
美味しそうなご飯に温かい店の人たちが揃ったオリオンは現実に存在したら絶対行きたいお店になると思う。
猫が人語を解するのはとてもファンタジーだったけど、可愛いからよし。