喫茶とまり木で待ち合わせ

喫茶とまり木で待ち合わせ

836円 (税込)

4pt

ヒューマンドラマの名手・沖田円が贈る最高傑作!

自分の生き方にふと迷ったら、
ささやかな人生たちが交差する「喫茶とまり木」へ
疲れた羽を休めに来ませんか?

それは街の片隅にある静かな喫茶店。
決して繁盛しているとは言えないが、毎日、様々な想いを抱えた客が訪れる。
仕事と家庭の両立ができず離婚した後も、母親になれなかった自分に苦悩する30代女性。
男子であることに縛られ、趣味のアクセサリー作りを誰にも話せない高校生。
安定は手に入れたものの、平凡で退屈な生き方から外れることに憧れる20代事務員女子。
そして、ある特殊な依頼によって大切なことに気づかされる便利屋の男……。

それぞれの人生を温かな眼差しで紡ぐ沖田円渾身の連作短編、待望の文庫化!!

それは、とめどなく切なく優しく温かい……。
不器用な心を救う――今、あなたに届けたい物語。

【沖田 円さんから読者の皆様へのメッセージ】
どこにでもいる人たちの、どこにでもある物語を書こうと思いました。
自分が人生で体験しないだろうことを味わえるのは読書の醍醐味のひとつだと考えていますが、今作はあえて自分に身近な「そこら辺にいそうな人」たちを物語の主軸に置いてみました。
本作に主人公はたぶんいません。
喫茶とまり木にやって来た5人は、他の物語ならば名前も付かないモブかもしれません。
でも彼らにだって悩みがあり、躓きがあり、人生にちょっとしたドラマだってある。
今作は、そんな人たちのささやかな物語となりました。
皆様のそばにいつの間にかいるような、古い友達みたいな本になればいいなと思っています。
ほんのちょっとだけ明日が来るのが楽しみになりますように。
(作家・沖田 円)

【全国の書店員さんも大絶賛!! 共感と感動の声続々!!】
笑ったり泣いたり、心が温かくなりました。
とびきりハートウォーミングな物語に、元気をいただけました!
(紀伊國屋書店 福岡本店・宗岡敦子様)

さりげない優しさで、読後、沖田さんの描くピュアな想いに心が浄化されました。
(未来屋書店 大日店・石坂華月様)

人生はほろ苦い。ブラックコーヒーのように。
でも、少し甘いカフェオレのように、この物語はやさしい。
(くまざわ書店 シャポー船橋店・岡田優衣様)

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喫茶とまり木で待ち合わせ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    ⭐️喫茶とまり木で待ち合わせ
    あぁ、読み終えたくなかった。「喫茶とまり木」で交差する温かい人間模様。ほっこり、疲れた心が癒される。
    「自分の息のしやすい場所で、自分に合った生き方をしたらいいんだ」夏帆の言葉が沁みた。ラストの来客に感涙!何度も喫茶とまり木に来店するだろう。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    以前からファンの沖田円先生の作品。
    とっても良かった。
    上手に生きれなくたっていいんだ。
    凄く心が救われました。
    特に最後のお話に沁みてしまった。
    不器用に生きる人達を暖かく見守ってくれてそっと背中を押してくれる。ふと立ち寄ってみたくなる。
    こんな喫茶店が近くにあったらいいなぁ。

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    この本を読み終えて、日常の些細な瞬間、出来事を大切にしようと思えた。
    それぞれの章で、別の人のエピソードではあるけれどどの人の日常にも喫茶とまり木という拠り所があること、これも奇跡や偶然の重なり合わせで実際にこういう喫茶店を見つけたくなった。

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    短編小説で読みやすく、どの章でも誰もが抱えているであろう悩みを取り上げているため一気にテンポ良く読み進められた。
    生きていく上でしんどさを感じることもあるけど希望もある!自分も頑張ろう!と最後には背中を押してくれるような物語だった。
    一見悩みが無さそうな完璧な人も、その人ならではの辛さを感じている。

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    最後にほろりときたw
    『沈まぬ太陽』を併読(←こっちはオーディブルでだけど)していたので、正直印象が霞んでしまっていたが(コラ)、あちらがものすごい重圧なのでちょうど良い清涼剤的な感じになっていただろうか苦笑。
    けれどもこちらは本当にある意味どこにでも誰にでもあるようなお話が散りばめられていて、どこ

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    よかったです。
    喫茶とまり木にやって来るお客さん達の物語が連作短編になっています。
    悩んだり、傷ついたり、なんとなくつまらない日々を過ごしていたり、そんなどこにでもいるような人達が、小さなきっかけであったかい気持ちになれるような、癒される物語達です。
    特に4話の「一輪の花へ花束を」が好きでした。

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    街の片隅にある静かな喫茶店「喫茶とまり木」が舞台の連作短編。
    仕事と家庭の両立ができず、母親になりきれなかった女性や、趣味のアクセサリー作りを友だちに素直に話せない男子高生など、自分らしく生きることに戸惑いを感じながら日々を送っている人たちが、待ち合わせ場所として「喫茶とまり木」を訪れます。
    疲れた

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    「喫茶とまり木」は、ふと立ち寄ってみたくなるようなお店。こんなお店が近くにあったらいいなと思った。

    2話のコーリング・ミーが特に印象に残っています。ハンドメイドが好きな男子高校生の話。人には言えない悩みとか共感して欲しい気持ちとか誰にでもある。でもそんなことをわかってくれる大切な存在、友達がいるっ

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ


    静かな街の片隅にある「喫茶とまり木」
    それは心の拠り所となる場所…

    仕事と家庭を両立できず、母親に慣れない苦悩を抱えた女性…
    「誰もがどこかで、折り合いをつけてやっていかなくてはいけない」

    趣味のアクセサリー作りのことを友人に話せない男子高校生…
    「あんたのやっていることを恥ずかしいだなんて思

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    ☆4

    初めましての作家さん。
    ほっこり心温まる作品が読みたくなり、手に取らせて頂きました❁⃘*.゚

    街の片隅にある静かな喫茶店「喫茶とまり木」を舞台に描かれた物語。
    「喫茶とまり木」は、SNS映えするような今時の洒落た店ではないし、他にもよくありそうと言えばありそうな店なのに…どうしてか訪れる人

    0
    2025年02月19日

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