ほんの出来ごころから携帯闇サイトのバイトに手を出したオオバカナコは、凄惨な拷問に遭遇したあげく、会員制のダイナーに使い捨てのウェイトレスとして売られてしまう。 そこは、プロの殺し屋たちが束の間の憩いを求めて集う食堂だった―― ある日突然落ちた、奈落でのお話。
Posted by ブクログ 2023年03月14日
裏社会での失敗、それが地獄の始まりだった。
殺し屋専門の食堂に売り飛ばされたオオバカナコ。 9人目のウェイトレス、8人目はこないだ死んだという。 一触即発、裏世界の人間たちとの危険な交流。
あぁ面白い。 血みどろのグロテスクに対しての洒落た登場人物達、そこに紛れる一般人大馬鹿な子。 生きる意味...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月09日
文字通り痛いグロ描写、かと思ったら最高に美味しそうな肉汁たっぷりのハンバーガー、とにかくかっこいいボンベロとの若干の胸キュン展開、そしてキャラの立ったクレイジーな殺し屋達との今回こそは死ぬだろうという攻防の連続がサンドされた、ボリューミーかつ味濃いめな一冊。
ボンベロは殿堂入りとして、キッドや炎眉が...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月18日
再読
人生何が起こるかわからない。
「.…俺は長い間、奴らを見ていてひとつだけ悟ったことがある。それは自分の知らぬ手の届かないところで、そうするように仕組まれてしまっているということだ。…」
奈落の底から、偶然なのか必然なのか、なぜか生き延びたカナコが「前より獰猛になれた」ラストにじんとくる...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月14日
結構分厚い小説なのにものすごい引き込み力でどんどん読める
たまたま映画を観たことから原作を手に取ってみた
映画のカラフルなビジュアルが好みだったので
文章を追いながらあのイメージが浮かんでとても楽しかった
題材が題材なので普通に生きてたら役に立たない知識も得られる
グロテスクな描写もわりとしっかり...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月27日
美味しそう。痛そう。美味しそう。グロい…の繰り返し。面白かったです。
定食屋という割に出てくるのハンバーガーが殆どだな、でも食材が最高級なので美味しそうです。
キャラも皆さん立ってて良いです。最初はアレだったけど、その後は労ってくるチカーノズが面白かったです。スキンもやっぱりいい。ボンベロは映画より...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月25日
闇サイトで危険なバイトに応募したオオバカナコは、組織に捕まり殺し屋専門のダイナー〈キャンティーン〉に売られ、ウェイトレスとして働くことになる。店主のボンベロや殺し屋たちに何度も殺されそうになりながら、彼らの日々を過ごしていくことになる。
オオバカナコは外に出ることを許されないため、基本的にはダイナ...続きを読む
あてもなくなんとなく生きているオオバカナコ(この名前がうまい)がむちゃくちゃなダイナーで働くことになるお仕事小説(?)。
裏社会のエグさグロさもあるけどそれは置いといて料理がおいしそう。読んだあときっと豪華なハンバーガーを食べたくなる。